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息でパソコン操作 近畿大が装置開発
11月1日 5時17分

息でパソコン操作 近畿大が装置開発
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ストローをくわえて息を吸ったり吹き込んだりすることでパソコンを操作できる装置を、近畿大学の研究グループが開発しました。
手が不自由な人がコミュニケーションを取るための手段になると期待されています。

この装置は、和歌山県紀の川市にある近畿大学生物理工学部の北山一郎准教授などの研究グループが開発しました。
備え付けられたストローをくわえ息を調節すると、パソコン画面のカーソルを動かすことができます。
強く吹き込むと上、弱く吹くと下、強く吸うと右、弱く吸うと左へと動き、大学生などが体験したところ、1週間もすればうまく操作できるようになったということです。
手が不自由な人たちがパソコンを操作する手段としては、これまでも目の動きを読み取る装置などがありましたが、新たな装置は費用が安く抑えられるということです。
研究グループによりますと、息だけでパソコンを操作できる装置は世界で初めてだということで、今後改良を重ね、2年後の実用化を目指すことにしています。
北山准教授は「手が動かなくなった人も、こうした装置でより多くの人とコミュニケーションを取ることができる。障害のある人たちにも協力してもらい実用化を目指したい」と話しています。

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