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【社会】

東京外大生が不正アクセス 他人の成績を盗み見

 東京外国語大(東京都府中市)は七日、国際社会学部の学生が、大学の学務情報システムのユーザーIDとパスワードを不正に取得し、学生五十九人の成績情報を盗み見ていたと発表した。学生は自宅待機中で、警視庁府中署が不正アクセス禁止法違反容疑で捜査している。

 会見した浦田和幸副学長らによると、学生は学務情報システムに偽装した「フィッシングサイト」を作成。大学の教務課をかたって「システムに不具合が生じたので、IDとパスワードを変更するように」と通知し、偽装サイトへ誘導するメールを十月二十四〜二十六日、二百二十二人の学生に送った。このうち偽装サイトにアクセスした学生のユーザーIDとパスワードを入手し、学務情報システムに不正アクセスした。メールを不審に思った学生が同月二十八日に大学側に連絡して発覚。教務課がシステムで注意喚起したところ翌二十九日、学生本人が名乗り出た。学生は「他の人の成績は自分と比べてどうなのか知りたかった」と話し、反省しているという。

 

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