「嫌っ!!離してよ!!」
手術台が不気味に鎮座する暗い部屋で、黒い影のような全身タイツの集団に引き立てられる少女。
学校帰りに、組織の作戦を遂行する戦士としてコンピューターに選ばれその力を吹き込まれようとしている。
その目の前にいるのは白づくめの老人、周囲にはさらに白い全身タイツの集団が立っている。
「やめて!こんなところにつれてきて私をどうする気!?」
「怖がることはない、お前は弱き体から解放されてわれわれの戦士として迎え入れられるのだ」
「意味わからない、こんなことしてただで済むと思ってるの!?」
「今にわかる、やれ」
老人はそう白い集団に指示すると集団は少女を手術台に固定し、その身にまとっていたものを剥ぎ取ってゆく。
「いやぁーっ!!やめて、お願い助けて!!」
隠そうにも両手足と腰は固定され全身晒されもがく事すらままならない状態になる。
そこから全身に管を取り付けられ、やや大きめな乳房と秘部にはそれを覆うような
カバーがついたものが取り付けられる。
「やれ」
老人の一言により、集団は昔の大掛かりなコンピューターのような機械を操作し、
赤や青の液体が詰まったビンをはめ込んでゆく。
その液体が管を通り少女の体内に入り込み全身をめぐってゆく。
「!!ひぃっ!うぐぅううう・・・うあぁあああ!!」
液体の刺激により受ける激しい苦痛で声を上げる少女。
さらに別の機械を操作していた集団がレバーをおろすと、流線型の物体が降りてきて緑色の光を少女に当てる。
すると少女の肌はみるみるうちにボディラインの外側から緑色が広がり、
首から上と両乳房と太ももの内側の半分を残し、緑色に変わる。
「はぅっ、ああああっ。あん、何なの?この気持ち、すごく・・・あん」
光と液体の反応により別の物質が生成され少女の全身に快楽をもたらす。
首から上以外の肉色を残していた部分も、濃い黄色に変わりそれ以外の部分から大小さまざまなイボが盛り上がる。
両足の指は1つに癒合し、そこから爪が生えだしとがったつま先が形成される。
肩から腕にかけて何本かの太い棘が肌を突き破り、膜を広げる。
短く切っていた以外はネイル等加工を加えていない爪もはがれ落ちて、
変わりに足から生えたものと同じ鋭い爪が伸びる。
「だ・・・だめ、私おかしく・・・でも気持ちいいよぉ!!はぅん!」
体を反らせたとき、尾てい骨から体の色と同じ緑と黄色をしたツートンの尻尾が生えカールする。
「あん、もっと・・・もっと私に入ってきてよぉ」
太ももで秘部についた器具を搾り出すように挟もうとするが固定されていることにより、
挟めずじれったさを感じる。
胸元には、組織のものと思しきマークが浮かび上がり、茶色の瞳は金色に変わり、
ややこげ茶がかったセミロングの黒髪は横に逆立ち、毒々しい赤紫に染まる。
口から伸びた舌は明らかに人間のそれより長くなり、色も作られた毒素により紫に変わっている。
それが自身の唇を這いずり、ふっくらと厚くし髪と同じ赤紫に染める。
「最後の仕上げだ、お前にわれらの思想を吹き込む」
その顔に、無骨な面をかぶせて頭を固定され、この快楽で果てきり壊れかけた精神を組織のためのものに
書き換える。
そして体中の管が拘束とともに足元から外れ、今や毒素を精製する器官となった乳房は膨らみ
器具が外れるとともにぷるんとこぼれ出た。
しかし、その形状は乳首のあった部分がレンズになりそこを中心に放射状に筋が入ったものになっている。
面が外れたとき、ゆっくり目を開いたその顔はやや幼さを残していた目がつり上がり、
青いアイシャドーが塗られまつげも太く長い物に変わり少女を別の存在に変えていた事を示唆している。
「さあ、怪人ドクトカゲ女。人間にお前の毒を見せつけてやるのだ」
「ケケッ、この力で必ずや人間を滅ぼして見せます」
既にそこには少女の姿はなく、ドクトカゲ女として人間を恐怖の渦に叩き込まんとする使者がいた。