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IAEA専門家 海の汚染調査を視察11月7日 18時51分
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東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の問題を受けて、IAEA=国際原子力機関の専門家チームが、東京電力が原発の沖合で行っている海水への影響を調べる調査を視察しました。
福島県を訪れたのは、IAEA、モナコ海洋環境研究所のデビッド・オズボーン所長など専門家2人です。
2人は7日朝、いわき市の小名浜港を出港する作業用の船に乗り込み、東京電力から委託を受けた業者が、原発の半径20キロ圏内の沖合で放射性物質の濃度を調べるために海水を採取する手順を確認しました。
今回の視察は、福島第一原発の汚染水による海への影響が国際的にも懸念されるなか、調査や分析の信頼を高めようと、原子力規制委員会とIAEAが連携することを合意したことから初めて行われました。
視察のあと、IAEAのオズボーン所長は、「海水を採取する方法は国際的な基準からみても問題はなく、適切に行われていた。今後も日本政府の求めに応じて協力していきたい」と話していました。
専門家チームは8日、福島第一原発で採取した海水を分析する施設を視察することになっています。
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