Updated: Tokyo  2013/11/07 18:53  |  New York  2013/11/07 04:53  |  London  2013/11/07 09:53
 

アジア・太平洋株式サマリー:ハンセン指数下落、上海指数小高い

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  11月4日(ブルームバーグ):アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式 市場では、ハンセン指数が下落。中国本土の不動産銘柄が安い。中国が住宅価格の上昇を抑える一段の措置を講じるとの懸念が広がった。

香港に上場している中国本土の不動産会社としては2番目に大きいチャイナ・リソーシズランド(華潤置地、1109 HK)は3.5%安。深圳市が2軒目の住宅購入者に対し、少なくとも70%の頭金を義務付けたことが響いた。即席麺・飲料メーカーの康師傅(322 HK)は3%安。先週は11%値上がりしていた。太陽電池メーカーの順風光電 (1165 HK)は19%上昇。買収計画の発表が手掛かりとなった。

ハンセン指数 は前週末比60.17ポイント(0.3%)安の23189.62で終了。ハンセン中国企業株(H株)指数は0.1%高の10686.06。

敦沛証券のバイスプレジデント、ジャクソン・ウォン氏は「深圳市の頭金のニュースが中国の不動産株の重しとなっている」と指摘。「不動産をめぐる現行措置を微調整するため一段のマクロ政策が講じられる可能性がある」との見方を示した。

【中国株式市況】

中国株式市場で、上海総合指数は小幅高。中国国家統計局と中国物流購買連合会が3日発表した10月の非製造業購買担当者指数(PMI )が前月から上昇したことを受け、多くの銘柄が上げた。不動産株は安い。

通信機器メーカーのZTE(中興通訊、000063 CH)とレアアース(希土類)永久磁石材料の開発を手掛ける北京中科三環高技術(000970CH)が上昇。ベビーフードメーカーの浙江貝因美科工貿(002570 CH)は2週間ぶり大幅高。大株主の株式買い戻しが好感された。

中国の上場不動産開発会社で最大手の万科企業(000002 CH)は2%安。ソフトウエアメーカーの北京東方国信科技(300166 CH)は10%下げた。同社は私募形式の証券発行計画について、当局の認可を獲得した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数は、前週末比0.07ポイント高の2149.64で終了。構成銘柄中、値上がりと値下がりの比率は約5対3。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は0.2%安の2380.45。

華西証券の毛勝アナリストは「週末の統計が良かった」と述べながらも、中国共産党が9-12日に開催する第18期中央委員会第3回総会(3中総会)前はそれほど相場が動かないとの見方を示した。

【インド株式市況】

4日のインド株式市場は、ヒンズー教の祭日のため休場。取引は5日に再開される。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前週末比20.59ポイント(0.4%)安の5390.53。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比14.25ポイント(0.7%)安の2025.17。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比34.04ポイント(0.4%)安の8354.14。

更新日時: 2013/11/04 18:42 JST

 
 
 
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