谷垣自民党の「作戦勝ち」を祝す!
全ては予定通りに進んだ。
少なくとも現段階では、谷垣自民党の圧勝である。
しかし、相手は民主党である。どれだけ斜め上の対応を取ることやら、ここから先は分からない。常識では「投了」の筈である。誰の眼にも「既に詰んでいる」のである。「潔く」とか「男らしく」といった話ではなく、既に終わった勝負なので、もはや引き際すら問題にならないレベルまで至っている筈なのである。
ところが、彼等は将棋盤を回し始める。ちょっと眼を離した隙に、駒を入れ換える。それを見咎められると盤を引っ繰り返す。その程度のことは平気でやる連中である。従って、先のことは分からないのである。
「解散の口約束も取り付けずに、谷垣総裁は民主党と合意した」と主張する人が居るが、一体「民主党を相手に口約束を取り付ける」意味が、何処にあるというのか。文章での合意、公党間での正式合意すら平然と反故にする連中である。嘘吐き集団と相対するには、今回の手法がギリギリのものである。有効な対案があるなら、どうか提示して貰いたいものである。
★ ★ ★ ★ ★
マスコミは、自民党が民主党と談合して、既に連立内閣が出来ているかのような書きぶりであり、谷垣総裁が記者会見で「その一切を否定した」ことを根拠にして、「やはり連立か」と騒ぐだろう。自分達の妄想しか書けない集団なので、否定すればするだけ、それを倍にも増して書き立てるのである。
自民党は、先の参議院選挙でも消費税問題は政治公約としていた。その延長上に今回の三党合意がある。それはあの「麻生・中川の敷いた路線」を継承したものであり、景気動向を勘案した後に、税率のアップを検討するという主旨のものである。景気が戻れば、「総税収のアップ」の為に、消費税率の変更がどうしても必要となる、唯それだけの話である。この点は衆議院選挙で「先ずは景気だ!」と連呼した麻生政権以来、何も変わっていない。
従って、三党合意なるものは、民主党の消費税法案を「麻生・中川路線」に出来る限り引き戻し、税率アップのタイミングにも自民党が関与出来るように工夫したものである。そして、それは練りに練り上げられた「トラップ」でもある。
以上のことは、現時点で自民党が明確に野党であり、「三党合意以外の問題では一切縛られない」ことから明白である。この点に関しては、先にも指摘した谷垣総裁の記者会見を見て頂くのが一番であろう。ただし、頭の弱い記者連中の繰り返し質問が続くので、二十分の会見の実際の中身は三分の一程度である。
http://www.nicovideo.jp/watch/1340702578
自民党は、民主党が小沢派を切り捨てなければ、参議院で審議を拒否する。それは「三党合意」の対象であった「過去の民主党」と、叛乱分子を体内に抱えた「今の民主党」は、もはや別の政党であるからだ。
即ち自民党は、叛乱分子を取り除いて「少数与党に転落した民主党」としか議論しないと主張しているのである。民主党は小沢派を切り捨てることが出来ず、自ら「三党合意」を破棄した形になり、参議院で法案を否決される道を選ぶのか、少数与党に転じて、参議院での議論に望むのか、二つに一つしかない「筈である」。
問題は、参議院での審議拒否に対して、マスコミがこれを徹底的に批判して、世論を煽ろうとすることである。このカードを失うことは、自民党にとって痛手である。従って、早期の解散総選挙を望む者は、これを無効化しなければならない。「審議拒否の正当性」と、「民主党とは全く異なる、自民党の消費税に対するスタンス」について、明確に主張出来るだけの準備をしておく必要がある。
さて、昨日の本会議場、閣僚席において爆笑する玄葉と枝野の顔が、テレビに大写しになっていた。内閣の存亡を掛けた問題の、その投票直前に、事もあろうに雛壇上での大爆笑である。「政権担当能力の欠如」とは、難しい話ではない。こうした緊張感の欠片も無い、軽薄な態度を指して言うのである。既に「死に体」と言われる所以である。
少なくとも現段階では、谷垣自民党の圧勝である。
しかし、相手は民主党である。どれだけ斜め上の対応を取ることやら、ここから先は分からない。常識では「投了」の筈である。誰の眼にも「既に詰んでいる」のである。「潔く」とか「男らしく」といった話ではなく、既に終わった勝負なので、もはや引き際すら問題にならないレベルまで至っている筈なのである。
ところが、彼等は将棋盤を回し始める。ちょっと眼を離した隙に、駒を入れ換える。それを見咎められると盤を引っ繰り返す。その程度のことは平気でやる連中である。従って、先のことは分からないのである。
「解散の口約束も取り付けずに、谷垣総裁は民主党と合意した」と主張する人が居るが、一体「民主党を相手に口約束を取り付ける」意味が、何処にあるというのか。文章での合意、公党間での正式合意すら平然と反故にする連中である。嘘吐き集団と相対するには、今回の手法がギリギリのものである。有効な対案があるなら、どうか提示して貰いたいものである。
★ ★ ★ ★ ★
マスコミは、自民党が民主党と談合して、既に連立内閣が出来ているかのような書きぶりであり、谷垣総裁が記者会見で「その一切を否定した」ことを根拠にして、「やはり連立か」と騒ぐだろう。自分達の妄想しか書けない集団なので、否定すればするだけ、それを倍にも増して書き立てるのである。
自民党は、先の参議院選挙でも消費税問題は政治公約としていた。その延長上に今回の三党合意がある。それはあの「麻生・中川の敷いた路線」を継承したものであり、景気動向を勘案した後に、税率のアップを検討するという主旨のものである。景気が戻れば、「総税収のアップ」の為に、消費税率の変更がどうしても必要となる、唯それだけの話である。この点は衆議院選挙で「先ずは景気だ!」と連呼した麻生政権以来、何も変わっていない。
従って、三党合意なるものは、民主党の消費税法案を「麻生・中川路線」に出来る限り引き戻し、税率アップのタイミングにも自民党が関与出来るように工夫したものである。そして、それは練りに練り上げられた「トラップ」でもある。
以上のことは、現時点で自民党が明確に野党であり、「三党合意以外の問題では一切縛られない」ことから明白である。この点に関しては、先にも指摘した谷垣総裁の記者会見を見て頂くのが一番であろう。ただし、頭の弱い記者連中の繰り返し質問が続くので、二十分の会見の実際の中身は三分の一程度である。
http://www.nicovideo.jp/watch/1340702578
自民党は、民主党が小沢派を切り捨てなければ、参議院で審議を拒否する。それは「三党合意」の対象であった「過去の民主党」と、叛乱分子を体内に抱えた「今の民主党」は、もはや別の政党であるからだ。
即ち自民党は、叛乱分子を取り除いて「少数与党に転落した民主党」としか議論しないと主張しているのである。民主党は小沢派を切り捨てることが出来ず、自ら「三党合意」を破棄した形になり、参議院で法案を否決される道を選ぶのか、少数与党に転じて、参議院での議論に望むのか、二つに一つしかない「筈である」。
問題は、参議院での審議拒否に対して、マスコミがこれを徹底的に批判して、世論を煽ろうとすることである。このカードを失うことは、自民党にとって痛手である。従って、早期の解散総選挙を望む者は、これを無効化しなければならない。「審議拒否の正当性」と、「民主党とは全く異なる、自民党の消費税に対するスタンス」について、明確に主張出来るだけの準備をしておく必要がある。
さて、昨日の本会議場、閣僚席において爆笑する玄葉と枝野の顔が、テレビに大写しになっていた。内閣の存亡を掛けた問題の、その投票直前に、事もあろうに雛壇上での大爆笑である。「政権担当能力の欠如」とは、難しい話ではない。こうした緊張感の欠片も無い、軽薄な態度を指して言うのである。既に「死に体」と言われる所以である。