2013.11.7 05:01(2/3ページ)

掛布効果だ!阪神“小バース”森田、150M弾含む43発

特打を終えた森田(右)と握手する掛布DC

特打を終えた森田(右)と握手する掛布DC【拡大】

 ミスタータイガースと“小バース”が暮れなずむグラウンド上で握手をしていた。秋季キャンプの特打では珍しい光景が、あすの猛虎に期待を抱かせる。

 「良かったなって言われたので、ありがとうございますと答えました」

 “小バース”こと森田が嬉しそうに笑う。

 もっと嬉しそうだったのが掛布DCだ。

 「小バースは何かつかんだんじゃないか。『抜けるような感じ』とか『払う感じ』という言葉を使い出したからね」

 圧巻のアーチショーだった。180スイングでサク越えは43発。右翼に継ぎ足された一番高いネットを超えた打球が2本。高さ約10メートルのバックスクリーンを飛び越えた、推定150メートルの打球が1本。タテジマの若手の打球では久しくなかった長距離弾が、タイガータウンに乱舞した。

 秋季キャンプ初日から掛布DCの指導を受けていたが、さっそくその効果が出てきた。掛布DCが指導してきたのは主に体重移動に関すること。踏み込む前に右足に6割くらいの体重を乗せて、踏み込む感覚を意識させたという。“師匠”の絶賛は続く。

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