November 07, 2013(Thu) 11:45
REPORT『そして父になる』リメイク、トムクルーズが福山雅治の役の候補に…?
福山雅治主演の『そして父になる』に出演するリリー・フランキーと樹木希林、是枝裕和監督による上映後のティーチインイベントが11月6日(水)、都内劇場で行われた。
子どもの取り違えに直面した家族たちが戸惑いながらも人生に向き合い、答えを出していくさまを描いており、興行収入は29億円を超え、観客動員数も250万人を突破した。
樹木さんはこの日、客席で観客と一緒に映画を鑑賞しており、完成した映画を観るのはこれが初めてだったという。「いい映画になって。興行収入もすごいみたいで」と早速、お金の話で笑いを誘う。樹木さんは福山さんの義理の母親役で、リリーさんはもうひとつの取り違えの被害者家族の主人を演じているが、樹木さんはリリーさんの演技を絶賛。「素人でこんな人が出てくると、本業の役者はどうなるのか…同性でなくてよかった」と語る。
是枝監督はスティーブン・スピルバーグ監督と本作について話をした際のエピソードとして、スピルバーグもリリーさんの演技を絶賛していたことを明かす。「あの電気屋のオヤジが(福山さんの)頭をたたくのがいいね』とたたく真似をしながら『たたき方が凄い』と言ってた」と語った。
これには樹木さんも同意。「強くたたいても白けるし、何もしないと寂しい。気持ちが手に出ている。どこで学んだの?」と羨望すらこめて称賛する。当のリリーさんは「台本のときから福山くんをたたくのが嫌で、それがそのまま出ただけ。監督が『逡巡する感じが出てよかった』と勝手に言ってくれて」と照れくさそうに語っていたが「あの後、なぜか涙が出たのを覚えています」とも。樹木さんは「やっぱりちゃんと感じてるのね。映画は(演技の)裏側が出てくるから怖い」と改めて感心したようにうなづいていた。
本作の結末の後の福山さんとリリーさんの2つの家族の“それから”についても質問が飛んだが、樹木さんが「これから、どういう形になるにせよ、それぞれの人たちが幅を持って、違う人生を感じたな、無駄じゃなかったなと感じながら生きると思う。違う幅、人間と出会えた良さを感じていると思う」と監督の胸の中にあった思いを見事に代弁し、是枝監督は「そのままこのコメントを使いたいくらい」と感動していた。
また本作のハリウッドリメイクが発表されているが、キャスティングや詳細について是枝監督は、あくまで食事の席で名前が出ただけだと断りつつ「福山さんの役にはトム・クルーズ、リリーさんの役にジャック・ブラックの名が挙がって『面白いね』と言ったけど『トムはちょっと年が行き過ぎてるかも』という話になった」と明かし観客の期待を煽っていた。
『そして父になる』は公開中。
(text:cinemacafe.net)
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