◆実験その3◆

卵白の力だけであのふっくらとしたシフォンを作るために基本の分量だとどうしても卵黄があまってしまいますよね。
卵黄の使い方は色々・・・・
私はカスタードクリームを作ったり、クッキーを作ったり・・・たくさんある場合はスパゲティのカルボナーラに使ったりします。
卵黄と卵白が同じ個数分でやるにはどうしたらいいか実験してみました。
そうすれば卵黄が余ることもありません。卵黄をあまらせたくない方にはオススメです。

ここではベーキングパウダーを加える、クリームターターを加える、レモン汁を加える、乾燥卵白を加える実験をしてみたいと思います。
どれも卵黄と卵白が同数でも十分に膨らんでくれたと思います。


基本の分量では卵白の力を借りて膨らませているのでどうしても卵黄が余りますよね。それは避けたいという方も多い事でしょう。
右の写真は基本の分量の卵白を卵黄と同じ個数の3個分にしたものです。

これに何かを加えたらどれだけ膨らむか下の実験をご覧ください。

【その1】  ベーキングパウダーを加える。

材料は卵黄と卵白を同じ個数使うだけであとの基本分量は同じ。
ベーキングパウダーを17センチシフォン型の場合小さじ1を、14センチシフォン型の場合は小さじ3分の2を小麦粉と一緒にふるって卵黄の生地に加える。
卵白は卵黄と同じ個数だけ砂糖を加えて泡立てる。


右の写真のように卵白を余分に1個分加えた時と同じように膨らみました♪
この写真は焼きあがり直後のものです。
冷ましてからはもう少し低いものになります。

【その2】  クリームターターを加える。

右の写真のものがクリームターターです。
これは東急ハンズで290円で購入しましたが、製菓材料のお店で売っていました。
卵白の泡を安定させる事が出来るものです。
シフォンの他にもスフレなど卵白だけを泡立てるお菓子には使えそうです。
シフォンを失敗したくない時には強い味方になってくれそうです。
材料は卵黄と卵白を同じ個数使うだけであとの基本分量は同じ。
卵白を泡立てる前に砂糖と一緒に卵白にクリームターターを入れました。
分量は17センチシフォン型で小さじ3分の1ほど入れてみました。


写真は焼き上がり直後のものです。
卵白が1個分少なくても十分に膨らみました!!
ベーキングパウダーを入れたものより膨らみが良いようです。

【その3】  レモン汁を加える。

材料は卵黄と卵白を同じ個数使うだけであとの基本分量は同じ。
卵白を泡立てる前に砂糖と一緒に卵白にレモン汁を入れました。
分量は17センチシフォン型で小さじ2分の1ほど入れてみました。


写真は焼き上がり直後のものです。
卵白が1個分少なくても十分に膨らみました!!
最初はレモン汁なんかで膨らむのかな〜???と疑っていましたが満足のいく結果が得られました♪

【その4】  乾燥卵白を加える。

右の写真のものが乾燥卵白です。

卵白を乾燥させて粉末状にした乾燥卵白は、メレンゲを泡立てる時に少量加えると、卵白の泡を安定させることができます。
ただ、ベーキングパウダーやクリームターターに比べて手に入りにくいのが難点です。
材料は卵黄と卵白を同じ個数使うだけであとの基本分量は同じ。
卵白を泡立てる前に砂糖と一緒に卵白に乾燥卵白を入れました。
分量は17センチシフォン型で耳かき1杯程度入れてみました


写真は焼き上がり直後のものです。
卵白が1個分少なくても十分に膨らみました!!