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診療報酬改定基本方針 骨子案まとまる11月7日 5時31分
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厚生労働大臣の諮問機関の社会保障審議会の部会は、来年度の診療報酬の改定では、医療全体の重点化、効率化を図るため、病院や診療所などの役割分担を進めることや、がん治療、認知症対策の充実を重点にすべきだなどとした基本方針の骨子案をまとめました。
骨子案は医療機関に支払われる診療報酬の来年度の改定で、重点にすべき項目をまとめたものです。
それによりますと、医療全体の重点化、効率化を図るため、救急患者を受け入れる病院、容態が安定している患者を受け入れる病院、それに小規模の診療所など、医療機関ごとの役割分担と連携を進めるようにすべきだとしています。
また在宅医療の向上のため、訪問看護ステーションの大規模化などを促すべきだとしています。
一方、具体的に充実を図るべき分野として、がんや精神疾患の治療、認知症対策、リハビリなどを挙げています。
さらに、医療費の適正化を重要な課題と位置づけ、価格の安い「後発医薬品」の使用を増やすことや、患者の入院日数を減らすなどの取り組みが必要だとしています。
この骨子案は、今週開かれる社会保障審議会の部会で示され、来月中に診療報酬の改定に向けた基本方針が取りまとめられる見込みです。
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