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宮古島に地対艦ミサイル初めて展開11月6日 16時21分
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自衛隊は、3万人を超える隊員が参加する大規模な演習で、沖合の艦艇に向け発射する地対艦ミサイルの部隊を沖縄県の宮古島に初めて展開させました。
宮古島の平良港には、6日午前7時前、自衛隊がチャーターした民間の高速フェリーが到着し、地対艦ミサイルの発射機などを積んだおよそ20台の車両が岸壁に降ろされました。
宮古島への地対艦ミサイル部隊の展開は今回が初めてで、自衛隊は今月1日から行っている大規模な演習の一環として、およそ2500キロ離れた北海道から移動させました。
港の出口で、訓練に反対するおよそ30人が抗議するなどしたため、部隊は1時間ほど遅れて自衛隊のレーダーサイトに到着しました。このあと、部隊は沖合の護衛艦を目標に見立てた模擬訓練などを行う予定です。
演習では、沖縄本島南部の那覇駐屯地にも青森県から地対艦ミサイル部隊を展開させることにしていて、沖縄本島と宮古島の間の海域はすべて射程に入る想定になります。
沖縄本島と宮古島の間の海域は、中国海軍の艦艇が太平洋との間を行き来する際、たびたび通過していますが、今回の演習について、防衛省は特定の国を想定したものではないとしています。
6日、沖縄県の石垣島にも、昼ごろ、地対艦ミサイル部隊のうち発射機を除く通信など周辺機器を搭載した大型車両が到着しました。石垣島では、港の空き地の一角で通信訓練などを行う予定です。
演習は今月18日まで行われ、沖縄本島の東の海域で、実際には上陸しないものの、離島の防衛を想定した訓練も行うことにしています。
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