朴大統領は現在、フランスと英国、ベルギーを歴訪中だが、出発前にフランス紙フィガロや、英BBC放送のインタビューを受け、「日本の一部政治家が歴史問題で盛んに過去に逆戻りする発言をしており遺憾だ」「(慰安婦問題で)『過ちはない』として謝罪する考えもなく、苦痛を受けた人を冒涜し続ける状況では(安倍首相と会談しても)得るものはない。会談しない方がましだ」と語ったという。
国際政治学者の藤井厳喜氏は「朴大統領は経済的にも外交的にも行き詰まりつつある。『反日』しか生きる道はなく、常軌を逸した日本批判・日本攻撃を続けている。もはや無視できる状況ではない。安倍政権が反撃に乗り出したのは素晴らしいが、外務省の文書は、国際法上の形式論を述べているだけ。『強制連行はなかった』『慰安婦は性奴隷ではない』という実質論まで踏み込むべきだ」と語っている。