トップページBusinessニュース楽天セールで“不当表示”指摘
ニュース詳細

楽天セールで“不当表示”指摘
11月6日 20時54分

インターネット通信販売大手の楽天が運営するサイトでは、出店している業者の一部が、プロ野球東北楽天イーグルスの優勝記念セールと銘打ちながら、事実上、表示よりも低い割引率で商品を販売してしているとインターネット上で指摘する声が相次いでいて、楽天は、不当な表示のおそれもあるとして、事実関係の調査を始めました。

楽天が運営するショッピングサイト「楽天市場」では、出店する業者が、今月3日から東北楽天イーグルスの優勝記念セールと銘打ち、星野監督の背番号と同じ「77パーセント」引きで、一部の商品の販売を始めました。
これに対してインターネット上では、一部の業者が通常価格を引き上げ、大幅に割引をしているように見せかけるなど不当な表示が行われていると指摘する声が相次いでいます。
実際、ある業者は、10個入りの餅の通常価格を1万2500円と表示したうえで、77パーセント引きとして、2780円で販売していました。
ところが、この通常価格は、12個入りの同じ商品の2倍以上も高くなっています。
さらに別の業者も、するめいか10枚を、ほかの通販サイトでは、定価9800円としているのに、楽天市場では2倍近い1万7310円と表示し、この価格を元に割り引きを行っていました。
消費者庁によりますと、景品表示法のガイドラインでは、割引率を表示する場合、元となる価格は、セールの直近の2か月間のうち半分以上を、その価格で販売した実績が必要だとしていて、今回のケースは法律に違反するおそれがあるということです。
これについて一部の業者はNHKの取材に対して、「優勝セールの出品の締め切りに間に合わせるために急いでいて、表示を誤ってしまった」と説明しています。
楽天では、悪質な業者に対しては出店を禁止するなど厳しい態度で臨むとして、事実関係の調査を始めていて、「事前にチェックをしていたが、不当表示のおそれがあるケースが出てしまい申し訳ない」と話しています。

[関連ニュース]
k10015854491000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ