'13/10/31
「たまゆら」効果で竹原沸く
テレビアニメ「たまゆら」効果が、主要舞台の竹原市で続いている。2010年に始まった関連イベントは昨年から年2回に増え、すっかり定着。「聖地巡礼」と称して訪れるファンも多く、観光客も増えている。商店街や市、交通事業者もたまゆらの街をPRしている。
同市中央のJR竹原駅前商店街は、アーケードの柱をピンクに統一した。たまゆらの癒やし系キャラクター「ももねこ」のイメージカラーだ。店舗名を記した看板も、ももねこのシルエット。ファンにとって一度は訪れたいスポットとなっている。
イベントは10年秋、たまゆらのオリジナルDVD発売を記念して制作会社松竹が開いたのが始まりだ。
同商店街も12年夏に「ももねこ様祭」を始めた。グッズ販売や声優のトークショーなどで盛り上がり、2回目の今夏は1500人を集めた。参加する商店も昨年の10店から15店に。同商店街振興組合は、経済効果は約1千万円と試算している。
11月2、3日には松竹主催の「たまゆらの日」がある。夏は商店街、秋は松竹という形が出来上がった。
10年に約53万7千人だった市外からの観光客は、昨年は約70万9千人に増えた。「中高年が古い町並みを歩くというのが一般的なスタイルだった。今は若者が目立つ」。市産業振興課はたまゆらが一因とみる。
市は7月、主人公の女子高生たちを描いた看板2枚を約25万円かけてリニューアル。山陽タクシーもほぼ同じ頃、ももねこの顔などをボディーにあしらった車両を導入した。唐崎裕好社長(67)は「市全体の盛り上げに一役買いたい」。芸陽バス(東広島市)も9月から、竹原市と広島市を結ぶ路線で登場人物を描いた高速バスを走らせている。
【写真説明】車体にたまゆらの登場人物などを描いた高速バス