●カットと一口にいってもその形状は様々です。強いて分けるならば3種類のグループに分けられます。

○「ファセットカット」 |
透明石にだけ施されるといってよい小さな同型の面が強い光沢と光の効果をもたらします。ブリリアントカットとステップ(エメラルド)カットという2種類のカットが基本です。
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○「カボションカット」 |
不透明石に用いられるトップがドーム型のカットです。
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○「ミックスカット」 |
上部がステップ、下部がブリリアントの場合やその逆などバリエーションにとみます。 |
●ブリリアントフルカット=32のファセット面とテーブル面を上部に、24面のファセットを下部に持つ。特にダイアモンドに開発されたカットで、単にブリリアントという場合はダイアモンドを表すことが多い。
●シングル(エイト)カット=上部に8のファセット面とテーブル、下部に8つのファセット面を持つ。ごく小さいメレーのダイアモンドに用いる。
●ローズカット=テーブル面がなく下部が平坦なファセットカット、アンティークジュエリーなどに見られるカットで現在は殆ど用いられていない。
●ステップカット=特に色石に用いられる単純なファセットカットで、いくつかの面がエッジに平行にカットされガードルに向かって絞られる普通上部より下部の報が多くのファセット面を持つ。
●シザーズカット=ステップカットの一種でそれぞれのファセット面がはさみ型(X型)に4つの小面にカットされている。
●セイロンカット=最大の重量を得るように左右対称でないこともある多数のファセット面を持つ。
●エメラルドカット=八角形のステップカットで特にエメラルドなど色石に用いられるが細長いダイアモンドにも用いる。
●カボションカット=上部がドーム状で下部は平面か低いドーム状丸い形状からフランス語の爪の意味。
●その他=多種多様のカットがある。ラウンド(真円)、オーバル(楕円)、トライアングル(三角形)スクエア(四角)バゲット(細長い四角形)フレンチカット(四角いテーブル面と三角形のファセット)
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