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中国大気汚染 生殖機能に影響11月5日 17時27分
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中国で続いている深刻な大気汚染について、中国政府系のシンクタンクは、汚染物質を含むもやを観測した日数が、ことしは例年よりおよそ50%増えているほか、大気汚染が呼吸器や心臓の疾患だけでなく生殖機能にも悪い影響を及ぼすという報告書をまとめました。
中国政府系のシンクタンク「中国社会科学院」がまとめた報告書によりますと、ことしは、PM2.5などの汚染物質を含むもやを観測した日数が、先月末までに全国の平均でおよそ30日に達し、例年の同じ時期より10日余り増えて、観測データが残っている1961年以降、最も多くなったということです。
この原因として、報告書は、石炭をはじめとするエネルギー消費の増加などに加えて、全国的に雨の日が減り、風が弱まったことなど気象条件も影響していると指摘しています。
また、報告書は、深刻な大気汚染による健康への影響についても触れ、呼吸器や心臓の疾患だけでなく生殖機能の低下を引き起こす可能性もあると指摘しました。
PM2.5などの汚染物質についてWHO=世界保健機関は、先月、「発がん性がある」と初めて正式に結論づけ早急に対策を取るよう求めています。
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