年間8万人が不明…キャバ嬢や風俗嬢はなぜ次々と消えるのか
2013年10月11日 掲載
どこへ行った?/(C)日刊ゲンダイ
八王子のホストクラブ経営者が殺されて5人が逮捕された事件も当初は行方不明事件だった。昨年9月に失踪した島根県のホステスはいまも行方が分かっていない。
日本全国の行方不明者は毎年8万人を超える。2012年度は8万1111人で、うち女性は2万8924人。不明者のうち10代が一番多く1万9300人、これに20代の1万3856人が続いている。ほとんどは遺体(自殺)や帰宅が確認されるが、それでも1400人近くは所在が分からないままになっている。
気になるのはキャバ嬢や風俗嬢の不明者だ。風俗ライターの梶山カズオ氏によると、ホストクラブに多額のツケをためて返済できず、どこかに連れ去られる女性が多いという。
「ツケを払うためにソープに売られ、そこで売り物にならないと、千葉・栄町などの売春を売りにしたスナックに引き渡されます。女性は監禁され、家族への連絡も許されない。韓国・済州島のカジノで売春をやらされる女性も多いと聞いています」
借金まみれの女性を暴力団が買い取り、整形手術で親も見分けがつかない顔にしてAV女優として働かせることもある。その場合も寮に軟禁する。
「なじみのキャバ嬢とアフターでドライブ。東京湾で海を眺めながらキャバ嬢を殴って気絶させ、中東や東南アジアに売る手口は“一発殴って100万円”と呼ばれています。家出娘はマンションの一室に閉じ込めて局部モロ出しのライブチャット嬢をやらせたり、客を船に乗せてセックスさせる“船上売春”で稼がせます。ほとんどの女性が覚醒剤中毒にされています」(フリーライターの蛯名泰造氏)
いつの時代も女性がワルの犠牲になってしまうわけだ。