日本代表のエースMF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)に、あまりに厳しい評価が下された。4日に行われた元日本代表MF三浦淳宏氏の引退試合には、歴代日本代表選手が集結。代表OBはザックジャパン低迷の原因を「本田の不振」と見ており、今月の欧州遠征では「ベンチに下げるべき」と衝撃的な声を上げたのだ。
代表OBたちにとって最大の懸念材料は、やはりザックジャパンの現状だ。10月の欧州遠征ではセルビア、ベラルーシに惨敗。アルベルト・ザッケローニ監督(60)の更迭論が浮上する事態になっている。
かつての日本代表で中心メンバーだったOBの一人は、こう指摘する。「今の本田は調子が悪い。一度、あそこを代えるべきだろうね。結局、ザッケローニが不振の本田を起用し続けるから、『メンバーを固定している』という批判にもつながっている」
先月の欧州遠征では確かに精彩を欠いた。本田は「新しいことにトライしようとして、以前の良さが出てない。選手も監督も、そこは悲観していない」と弁明したが、そもそも本調子ではない本田がレギュラーで起用され続けていることが問題。これが結果的にチーム全体に波及して、ザックジャパンを不振に陥らせているという。
さらに前出の代表OBは「11月の欧州遠征が本田を代える最後のチャンスになる。一度外して、ほかの選手を試すべき」とピシャリ。オランダ(16日)、ベルギー(19日=日本時間20日)と続く強豪との2連戦では本田からレギュラーの座を剥奪し、ベンチに置くべきだというのだ。この2連戦後は来年3月まで代表戦がなく、本田不在でチームを試せる最後の機会になるということもある。
日本サッカー協会の原博実技術委員長(55)は、ザック監督のメンバー固定化に対する批判について「結果も出てないし、(新しい)選手も試合に出ないから、そう言われるんだろう」とした上で「W杯本番まで時間はあるし、ケガや不調なんかで、メンバーはどうなるか分からない」と強調。たとえエースであろうと、レギュラーから外される可能性もあるということ。それでも、本当に本田を外すとなると、その影響の大きさは計り知れない。指揮官の決断はいかに?
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