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岩手県は5日、公募していた県公認キャラクターの名前を「ケロ平(ひら)」と発表した。
平安時代末期の奥州藤原氏の居館跡「柳之御所遺跡」(岩手県平泉町)から出土した木片に描かれたカエルがモチーフ。
名前の公募には419件の応募があり、大槌町大槌中1年の生徒11人らが考えた「ケロ平」が選ばれた。平泉の「平」を使っており、達増拓也知事は「語感に親しみやすさがある」と評価した。
デザインについても県と盛岡市の専門学校が公募し、東京に住む台湾の留学生で専門学校2年セン・ウェンルーさん(25)の作品が採用された。
県庁で5日あった表彰式にはウェンルーさんも出席し「岩手のPRに活用してもらえればいい」と笑顔で話した。県は今後、ポスターに活用するほか、グッズにすることも検討している。
板絵はことし1月に出土した。擬人化されており、京都市の高山寺の国宝「鳥獣人物戯画」に似ていると指摘されている。