道央
還暦の127人、合同で祝杯 伊達高と市内中学卒業生
(11/05 16:00)
洞爺湖万世閣の大広間を埋め、60歳から青春を再出発させようと乾杯した合同同期会
【洞爺湖】1969年春の伊達市の中学校卒業生と、72年春の伊達高卒業生による合同の「還暦を祝う会」が3日夜、洞爺湖町洞爺湖温泉のホテルで開かれた。幹事団によると中学校の違いを越えた同期会は伊達で初めて。参加した127人は昔に戻り「今日が青春の再出発」と乾杯した。
伊達市内の当時の中学は伊達、達南、関内、長和、有珠の5校。伊達高側の盛り上がりで壮瞥町の久保内中卒業生も合流した。
洞爺湖万世閣の大広間に並んだ出席者は、再会が44年前の中学卒業以来という人も。幹事団代表の武者秀一さん(伊達高校長)が「道外からも20人ほど来ました。今日は心を一つにしよう」と開会を宣言し、当時27歳で伊達中3年の担任だった坂本雅昭さん(72)が「還暦おめでとう。有意義な第二の人生を」と、乾杯の音頭を取った。
合同同期会は、今回の幹事で伊達高同級生の帰山義和さん(テクノウィングス社長)と前田康宏さん(藤屋時計店社長)が昨年2月、還暦のクラス会を呼び掛けたことが発端だった。高校から複数の中学へと次々に参加範囲が広がり、16人の幹事団が誕生した。
2人は開会後、「感無量で涙が出そう」と話した。幹事団は、中高7校の同期生742人のうち501人の所在を確認。このうち死去していた39人に会場で黙とうをささげた。(平山栄嗣)
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