燃えているススム

　幸運をつかめ――。ドラゴンゲートのオープン・ザ・ドリームゲート王座次期挑戦者決定キーハンティング４ＷＡＹマッチ（７日、後楽園ホール）に臨むジミー・ススム（３５）が“宝くじ特訓”を敢行している。

　この形式はドラゲー草創期の名物マッチで、リング四方計１２個のターンバックルに隠された一つの鍵（挑戦証）を獲得した者が勝者となる。ススム、Ｂ×Ｂハルク、戸澤陽、Ｔ―Ｈａｗｋの４名が争うが、２００４年８月に開催された第１回大会の勝者は誰あろうススムだ。

　一人が開封できるターンバックルは三つまでとなっており、ススムは「むやみに開けると退場になる。かといって自爆を待っていて、ほかの人に見つけられたら終わり」と経験上、これといった攻略法がないことを指摘。「すべては運です」と、アッサリとひと言で片付けた。

　ただススム自身は最近、運気が上がっているという。「この前、大会の打ち上げで３９インチの大型テレビをゲットした。エヘヘッ。この運を持続するため、本番までナンバーズやロト６を買いまくる。これからもスクラッチをやりにいくところ」と練習そっちのけで、宝くじ売り場に入り浸る毎日だ。

　とにかく、勝ち上がれば後楽園大会のメーンで王者の吉野正人（３３）に挑戦できる。「鍵を取った勢いでベルトも取る。なにせ僕は運を味方につけますから」。大会当日までに運を使い果たさなければいいが…。