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国際
【天安門車炎上】テロの判断留保、ウイグル族人権侵害を懸念 米政府
2013.11.1 09:55
[テロ]
【ワシントン=青木伸行】米国務省のサキ報道官は10月31日、米政府としては現時点で、北京の天安門前で起きた車両突入事件が、ウイグル族によるテロか否かの判断を留保しており、事件が中国当局によるウイグル族へのさらなる弾圧へ発展することを、憂慮しているとの認識を示唆した。
記者会見でサキ報道官は「状況をしっかり監視しており、現地で中国当局とも接触している。なお情報を評価、精査しているところであり、(テロだと)みなすまでには至っていない」と述べた。
報道官はまた、イスラム過激派によるテロに対する米国の取り組みと、中国政府が主張する「ウイグル族のテロ」におけるそれとは、性格を異にするとの見解を表明。そのうえで「もちろん人権(擁護)は、ウイグル族の社会にも明確に適用される」と強調した。
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