朝日新聞デジタル 11月6日(水)12時42分配信
トヨタ自動車は2014年3月期決算の業績予想で、本業のもうけを示す営業利益を現在の1兆9400億円から、2兆円超に上方修正する方針を固めた。2兆円を超えるのは6年ぶりで、過去最高益を記録したリーマン・ショック前の08年3月期(2兆2703億円)に迫る水準となる。
「アベノミクス」による円安基調に加え、需要が回復した北米市場で好調な販売が続くと見込む。日本市場も来年4月の消費増税を控えた駆け込み需要で、堅調に推移するとみる。
6日午後、13年9月中間決算にあわせて上方修正を発表する。
北米では、中型セダン「アバロン」やスポーツ用多目的車「RAV4」などが好調で、13年4〜9月は前年同期比7・6%増の128万台が売れた。10月以降も堅調な販売が続くと見込む。為替相場も7月以降の想定である1ドル=90円の水準よりも円安基調で推移しており、下半期も同様の傾向を維持すると予想したとみられる。
朝日新聞社
最終更新:11月6日(水)12時56分