一方で「先発」「複数年」「金額」など条件も口にしていた。ツインズやマリナーズ、ジャイアンツなどが興味を示しており、メジャー数球団からオファーがあることは確実な状況だが、球界関係者の話を総合すると年俸は100万ドル(約9800万円)あたりが相場か。阪神の今季年俸は1億2300万円で、アップは確実だけに条件面での虎有利は揺るがない。さらに家族も日本での生活を気に入っているという。ソズニック氏のいう「ふさわしい扱い」の準備は、整っている。
来季戦力の根底に関わる存在だけに、阪神球団関係者は「最大限の誠意を持って残留に努める」と話す。同時に「今月(11月)中には、メドがつくのではないか」と手応えも口にした。
「彼はチームと、阪神ファンと強い結びつきを感じている。よって我々は、ランディが長く阪神でプレーできることを望んでいる」とソズニック氏。愛着&好条件か。それとも夢か。虎に傾きつつある匂いを感じながら、その決断を待つ。
(紙面から)