虎残留か、メジャー復帰か-。来季の去就が不透明なメッセンジャーだが、サンケイスポーツの取材に答えた代理人のソズニック氏が注目発言を行った。
「彼(メッセンジャー)は、阪神に戻りたいと考えている。我々としては阪神と合意出来ると考えているが、彼らからの返答を待っているところだ。ただメジャーの各チームから、どんなオファーがあるのかも待ちたいと考えている。ランディが最も大切にしていることは、ふさわしい扱いを受けるかどうかだ」
あくまでメジャーの選択肢を残しているが、言葉からは“阪神優勢”の色がにじむ。さらに「(阪神の南)社長らに対し、我々は非常に大きな敬意を払っている。これまで彼らはランディをどんなときでもサポートしてくれた」と続けた。
2010年に来日したメッセンジャーは2年目から3年連続2けた勝利&防御率2点台を残し、今季もチームトップの12勝(8敗)。虎助っ人初の奪三振王(183)にも輝き、12年から新たに結んでいた2年契約を満了した。10月16日の帰国の際には「アメリカのオファーを見てみたい。どういうチャンスが待っているのか」とメジャー復帰願望を初めて公言。かねてから返り咲きの思いを抱く右腕にとって今オフは、夢の実現へ格好のタイミングといえる。