プロ野球のフリーエージェント(FA)有資格者が権利を行使するための手続き期間が5日、スタートした。権利を行使した場合、阪神が獲得に乗り出す方針を固めている中日・中田賢一投手(31)は手続きを行わなかった。ナゴヤ球場での秋季キャンプは休日で姿を現さなかった。中日・西山代表は「まだ申請するという話は私にはきていません。ただ彼がFA宣言したとしても、彼の評価が変わるということはありません」と話した。球団は宣言残留を認めており、権利行使は確実と見られる。
阪神はすでに権利行使を表明している日本ハム・鶴岡慎也捕手(32)にも関心を示している。
今季、有資格者として公示されたのは80選手。広島・大竹寛投手(30)、西武・涌井秀章投手(27)らの動向が注目される。海外FA資格を取得している広島・栗原健太内野手(31)は近日中に球団と話し合う。
FA権を行使する場合は日本シリーズ終了の翌日から土、日曜日と祝日を除く7日間以内に在籍球団への通知が必要で、今年は13日が期限。翌14日にコミッショナーからFA宣言選手として公示され、15日から契約交渉が解禁となる。
(紙面から)