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最終更新:2013年11月5日(火) 23時53分

山本議員、天皇陛下に手紙問題「議員辞職しない」

 秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡した問題で、山本太郎参議院議員が記者会見を行い、自ら議員辞職する考えがないことを明言しました。

 5日、国会で初めて質問した山本太郎参議院議員。

 「国会議員になって初めての質問です。お手柔らかにお願いします」(山本太郎参院議員)

 原発問題などについて持論を展開しました。
 「福島県だけではなく、東日本全域、できれば日本全国で、そして子どもたちだけではなく、大人までも、全ての人々の血液検査、尿検査などを政府の責任で行うべきだと思う」(山本太郎参院議員)

 国会での活動を本格的にスタートさせた山本議員。しかし、先週の園遊会で天皇陛下に手渡した手紙の余波が収まりません。5日は、新たな事実も・・・。

 「約1時間くらい前から皆さん前面に立つ方は早く来て並んで、彼(山本議員)は後から来て、最前列にバンッと陣取っちゃった」(みんなの党・佐藤正夫衆院議員)

 園遊会に参加していた「みんなの党」の佐藤議員によりますと、山本議員は天皇陛下を待っている人の列に割り込んで手紙を渡したというのです。

 参議院議院運営委員会の理事会では、5日も山本議員への処分が議論されました。夕方には、岩城・議院運営委員長が山本議員を呼んで出処進退を質しました。

 「(山本議員は)これだけの騒ぎになってしまったことは反省しつつも、『67万人の有権者と約束があり、やるべきことは多い。約束したことを一歩でも前に進める所存である』という話があった」(自民党・岩城光英参院議運委員長)

 山本議員はその直後、会見を開きました。
 「自分自身で職を辞することはない」(山本太郎参院議員)

 議員辞職しないことを改めて明言。一方で、天皇陛下に手紙を渡したことについては・・・。

 「僕が一番、猛省しなければならないことは、陛下のご宸襟(=お心)を悩ませることになってしまった」(山本太郎参院議員)

 しかし、山本議員への風当たりは強い。宮内庁からも批判の声が挙がりました。

 「議員が手紙を差し出すのは常識的に判CG$5$l$k$Y$-LdBj$G!"$"$N$h$&$J>l=j$G$O$U$5$o$7$/$J$$!W!J5\FbD#!&;3K\?.0lO:
 手紙については「事務方で預かっていて陛下には渡しておらず、今後も渡すことは考えていない」といいます。参議院の議院運営委員会では、山本議員の処分について金曜日までに結論を出す考えです。(05日21:12)

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