隆の山にぶつかる藤原主将=5日午前11時15分、鳴戸部屋で(岸本隆撮影)
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「熱血ヤンキー先生」として知られる兵庫・飾磨工高柔道部の三輪光監督(49)の教え子で、来年春場所に鳴戸部屋へ入門する同校3年の藤原大介主将(17)が5日、福岡市東区の同部屋に一日入門した。
まわし姿で四股、てっぽう、すり足、最後は隆の山に胸を借りてぶつかり稽古。「思った以上にきつかったです。足がプルプルしてます。めっちゃ緊張しました」と必死の藤原主将。だが、そこは定時制の柔道全国王者。鳴戸親方(元幕内隆の鶴)は「ぶつかりを見たらわかる。将来が楽しみ」と太鼓判を押した。
三輪先生は「貴重な経験をさせていただきました。あいつの目を見ていたら、柔道の試合前のような目をしてた。何でも学ぼうという目。どこまでいけるか分かりませんが、力の限り前を向いて頑張ってほしい」とエール。幕内の高安は「飲み込みが早い」と入門を楽しみにしていた。 (岸本隆)
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