その他

カネボウの人員削減は考えず=花王社長

2013年 11月 5日 18:15 JST
 
  • Mixiチェック

[東京 5日 ロイター] -花王(4452.T: 株価, ニュース, レポート)の沢田道隆社長は5日の会見で、100%子会社のカネボウ化粧品(東京都中央区)について、人員削減は考えていないと述べた。花王グループとして企業理念を共有することで、意識や企業風土を改善していく方針。

そのうえで、花王の持つブランド「ソフィーナ」も併せ、花王グループとしての化粧品事業のあり方、方向性について見直しを行い、再構築していくことも明らかにした。

カネボウ問題の業績への影響については、中間決算時点で、売上高100億円減、営業利益60億円減を織り込んでいた。沢田社長は、最需要期である10―12月期を残しているため明確には言えないとしながらも「非常に厳しい状況だが、それに近い線で着地できるように進めたい」と述べた。

一方、賠償については「1日も早い症状の回復を最優先としている。こちらから賠償の話をしていることはない」とし、回復を優先させる姿勢を強調した。賠償については、13年12月期業績予想には織り込んでいない。

カネボウ化粧品の白斑問題を受け、花王は先月30日、13年12月期の連結当期利益予想を670億円から640億円へ下方修正した。自主回収に伴う特別損失29億円を追加計上したため。中間決算時に特別損失56億円を計上しており、併せて85億円となった。

 
写真

「日本化脱却」望めるか

イエレン次期FRB議長に与えられた課題は、金融緩和効果をいかに高められるかだと、第一生命経済研の熊野氏は指摘。
  記事の全文 | 特集ページ 

注目の商品

写真
みずほ処分は軽度の公算

提携ローンを通じた暴力団構成員への融資問題で、みずほ銀行が28日に業務改善計画や追加の報告を提出し、焦点は金融庁による追加の行政処分の判断に移った。  記事の全文 | 関連記事 

外国為替フォーラム