インドの宇宙開発を担う政府機関インド宇宙研究機関(ISRO)は5日、同国初となる火星探査機を載せたロケットを打ち上げた。探査機はロケットから切り離され、順調に行けば約300日後に火星軌道に至る。
これまで火星探査計画に成功したのは、米国と欧州、旧ソビエト連邦だけ。日本と中国は失敗しており、インドが成功すればアジア初となる。
今回の打ち上げを機に、インドは日米欧や中国、ロシアがしのぎを削る宇宙開発競争に本格的に参戦する構え。長期的には火星など宇宙に眠る鉱物資源の確保を目指す。
インドは1975年に旧ソ連の支援を得て初めて自国の人工衛星を打ち上げた。近年は開発を加速しており、2008年には月探査機打ち上げに成功。政府は現在進行している第12次5カ年計画(12年4月~17年3月)のなかで約60に及ぶ宇宙開発関連の計画を進めており、今回もその一環だ。
今回の火星探査機打ち上げの具体的な計画は昨年インド政府が明らかにしていた。現在は地球と火星の距離が接近する時期。この機会を逃すと、次の接近時期は16年以降にずれ込むとされており、今秋の打ち上げへ準備を進めていた。(ムンバイ=堀田隆文)
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