図書館総合展「"武雄市図書館"を検証する」全文−激論、進化する公立図書館か、公設民営のブックカフェか?

ハフィントンポスト、恐るべし。

先日のパシフィコ横浜での図書館総合展「"武雄市図書館"を検証する」を全文掲載。

激論、進化する公立図書館か、公設民営のブックカフェか?と題して、

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糸賀慶応教授の、市長選と図書館を絡めたり、ディテールをあえて嘘ばっかりだというのが改めてよく分かります。大学の先生って楽でいいよなって思うよね。批判だけしときゃ、飯が食える。しかしながら、僕が知る大学の先生は正反対の人が多いけどね。

糸賀さん、さらに、武雄市図書館は今までの尺度ではからないほうが良い、といった趣旨で言いながら、伊万里市図書館の例をわざわざ持ち出して、既存の図書館と比較しながら、難癖つける。

僕の最大の反省点は、糸賀さんが、細かい話で嘘ばかり言うので、そちらに貴重な時間を向けてしまったこと。もう少し、大きな話をすれば良かったなって思っています。ごめんなさい。

今日、武雄市図書館に行ったら、図書館総合展で、武雄市図書館の話を聞いて来た、っていう方がいらして、いろいろお話を聞いていたら、「この図書館は実際に体感しないと分からないですよね。今までは批判的だったけど、良い図書館だと思います。」とのことでした。一方で、「席が少ない。」「駐車場が足りない。」「マナーが良くない人が多かった。」などのご指摘も。

図書館総合展でも言いましたが、修正すべき点はどんどん修正していきます。
by fromhotelhibiscus | 2013-11-02 17:40 | Trackback | Comments(11)
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Commented by 改革は必要 at 2013-11-02 22:23 x
「糸賀さんが、細かい話で嘘ばかり言うので」
↑せっかく文字起こしが参照できるわけですので、一つ一つ丁寧かつ具体的に反証してはいかがでしょうか?

もちろん、市長がこのブログで、と言うわけでは無く、所管である武雄市教委がなされて、図書館のオフィシャルサイト乃至は武雄市のサイトに掲載されてしかるべきのかと思います。

これは、件のシンポジウムの主題であった「検証」にも則っていますし、世間的に大きな意味があると思います。

是非、市長の行動力とリーダーシップで明確な事実を知らしめてください。
期待しております。
Commented by Ivarn at 2013-11-03 07:05 x
「糸賀慶応教授の、市長選と図書館を絡めたり、ディテールをあえて嘘ばっかりだというのが改めてよく分かります。」とのことですが,実際問題としてそれはどのような部分でしょうか。市長のお考えをご提示いただけないでしょうか。

たとえば,湯浅教授の弁にある「市内から59.3%、市外から31.7%、県外から9.0%ということで、約4割の方が市外県外から来られている。」というような,事実誤認でしょうか。例示させていただいた湯浅教授の発言内容は,CCCのリリースに照らし合わせると「図書貸し出し利用者の割合」であり,来館者の内訳ではありません。

武雄市図書館・歴史資料館 リニューアルオープン6ヶ月~6ヶ月間の来館者数が50万人を突破、貸出冊数は30万冊に
http://www.ccc.co.jp/fileupload/pdf/news/20131001-TakeoLibrary-6month-fnl2.pdf

■図書館の居住地別、貸し出し利用者割合(2013年9月30日時点)
居住地 市内居住者 市外居住者 県外居住者
割合 59.3% 31.7% 9.0%

また,CCCのリリースでは来館者における市内,市外居住者の割合などは公表されておりませんが,利用登録者の割合が公表されており,それを見るに市内居住者の利用登録はあまり進んでいませんが,市外居住者では明らかに市内の方よりも増加ペースが速いように見受けられます。

CCCの半年間のリリースから見た利用登録者割合の推移
https://twitter.com/Ivarn/status/396555196139986944

糸賀教授の嘘というのは何か,いくつかご例示いただけないでしょうか。
Commented by Ivarn at 2013-11-03 07:07 x
また,CCCのリリースでは来館者における市内,市外居住者の割合などは公表されておりませんが,利用登録者の割合が公表されており,それを見るに市内居住者の利用登録はあまり進んでいませんが,市外居住者では明らかに市内の方よりも増加ペースが速いように見受けられます。

CCCの半年間のリリースから見た利用登録者割合の推移
https://twitter.com/Ivarn/status/396555196139986944

糸賀教授の嘘というのは何か,いくつかご例示いただけないでしょうか。
Commented by Ivarn at 2013-11-03 07:07 x
以上を踏まえつつお伺いしたいのですが,糸賀教授の“来館者数増えたけど図書館利用は少ない”旨のご指摘に対し,我々の図書館は来館者目線との発言をなされていますが,“来館者目線”で図書館の利用が進むと思われていますでしょうか。
利用登録者の割合がそのまま来館者数の割合に相当するとは限らないのですが,その割合に比しても(先の湯浅教授の事実誤認発言にも出たように)市内居住者の方が多く図書貸し出しをされており,“図書館を利用されている”と考えられますが,これら利用者の声にこそ耳を傾ける必要があり,武雄市図書館に必要なことは“利用者目線”での改善かと思います。
Commented by Ivarn at 2013-11-03 07:08 x
しかし,湯浅教授の弁を借りれば「どういった部分が満足しているのか、やはり一番に開館時間の延長とか年中無休ということ、それから販売用の書籍が読める、スターバックスが併設されている、館内で飲み物が飲める、自動貸出機、居心地のよい空間、Tカードで本の貸出ができる。たくさんの種類の購入、映画音楽の有料レンタル、こういったものが上げられて」いるということで,これらは開館時間の延長,年中無休以外はほぼ図書館の利用とは関係のないものばかりではないですか?
先の利用者アンケートについて,わずか301人のアンケートでうち144人と半数以下しか市民の方は含まれていないようですが,まずは図書館“の”利用者に対して耳を傾ける必要があるのではないでしょうか?
Commented by Ivarn at 2013-11-03 07:08 x
スペースは「ユーザー、来館者が決める話だと思っているんですよ。配置も含めて。」とのことですが,たとえば運営委託前だと思いますが,市民の方に意見をうかがって雑誌の充実を求める声が多いとのことで,「約600タイトル」を揃えられたかと思います。しかし,それは「販売なんです。」
「新聞雑誌のコーナーがいかんせん狭」いと糸賀教授が発言されているように,図書館の蔵書としての雑誌はどのようになったのでしょう?
「雑誌って毎月とか毎週、購入しなければいけないじゃないですか。図書館て。我々からするとこれはロスなんですね。」「図書館ていうのは本のレガシーを置くべきたという立場に立っているので、歴史的評価の定まった本を中心に置きたいと思っているので、雑誌についてそういう区分をしたということです。」とするのは,はたして利用者目線に立った施策なのでしょうか。
Commented by Ivarn at 2013-11-03 07:08 x
また,ごく個人的な考えとしては図書館の“文化資料の保存”という大事な一つの機能,役割を考慮すれば,一般的な図書館がそうであるように館内での飲食の制限等“提供者目線”とならざるを得ない必要性も少なからずある,と考えるのですが,「提供者目線じゃなくて、ユーザー目線に我々は立っている。」という点に関し,いかがお考えでしょうか?
「雑誌なんですけれど、うち約600タイトルはあるんですよ。あの図書館からすれば、トゥーマッチなんですね。なんでそうしたかといえば、これ販売なんです。館内では自由に読めます。コーヒーこぼした場合は買い取らなきゃいけない。僕、この間こぼしちゃいました、この前。買い取りました。そういう人たちがまだ10人未満なんですけど…」と市長自ら発言されておいでですが,館内で蓋付き容器に入れた飲み物は自由に飲めるなどの“ユーザー目線”の施策に対し,一定の制限を加える必要性はないのでしょうか。
Commented by Ivarn at 2013-11-03 07:09 x
以上,日曜の朝早くに連続で投稿し,失礼いたしました。
市長のお考えをお伺いできれば幸いです。
Commented by 普通の日本人 at 2013-11-03 22:59 x
最近、武雄市の図書館が評価されると、「今のままがいい、休みがもっと欲しい、自分たちの仕事が増える。」など公務員の特権、司書の特権を失いたくないために批判する人が多くでてきているようです。

他人を批判するのは簡単ですが、まず、自分が人を集めることができてから言いましょうネ。
Commented by 多久市を憂う一人の市民 at 2013-11-04 08:35 x
『・・・公務員の特権、司書の特権を失いたくないために批判する人が多くでてきているようです。・・・』

公務員の中でも司書さんのお仕事は特に楽ですね。
武雄市の図書館が評価されると「いつ自分の身に降りかかってくるか・・・」と大変ご心配でしょう。
そうならない為批判に一生懸命のようですが、他人を批判する前にどうしたら自分たちの図書館に多くの人に来てもらえるかという自分たちの考えを出すべきです。
そうでなければ批判の為の批判。公務員天国で居たい為だけの批判と取られても仕方ないです。
多久の図書館に行けばわかります。仕事が終わっていこうと思っても平日の閉館は5時、数十年間改善は無し。こんなことこそ批判されるべきだと思いますが・・・・・・・。
Commented by 私も普通の日本人 at 2013-11-04 19:27 x
民主主義の社会にとって批判はとても大事なことです。市長が糸賀教授を批判するのも大事、それに対し再批判の声があがることも大事です。このコメント欄の批判に市長が答えて下さると嬉しいですね。批判に応えていくことで、図書館はもっと良くなっていくと思います。
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