時事通信 11月5日(火)13時19分配信
衆院本会議は5日午後、悪質な自動車運転により死傷事故を起こした場合、適用する罰則を強化する法案を全会一致で可決した。法案は、飲酒や薬物使用などの影響による死亡事故を懲役15年以下、負傷事故を懲役12年以下とする罰則の創設が柱。参院での審議を経て今国会で成立する見通し。
法案は、刑法から危険運転致死傷罪(懲役20年以下)の規定を移し、その一類型として新たな罰則を設けた。飲酒や薬物使用、特定の病気の影響により「正常な運転に支障が生じる恐れがある状態」で死傷事故を起こした場合に適用する。特定の病気にはてんかんや再発性の失神などが想定されているが、具体的には政令で定める。
最終更新:11月5日(火)16時24分
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