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      覚醒剤ネット販売で初公判

      インターネットの掲示板を通じて全国に覚醒剤などを密売していたとして警察に検挙されたグループの指示役とされる被告の初公判が開かれ、被告はみずからの起訴内容を認めました。
      住所不定・無職の太田竜次被告(22)は、おととし6月から11月にかけて香川県の女性など11人に覚醒剤など末端価格にしてあわせて20万円あまりを密売したなどとして、覚せい剤取締法違反などの罪に問われています。
      5日、横浜地方裁判所で開かれた初公判で、太田被告は「間違いありません」と起訴された内容を認めました。
      検察は事件のいきさつについて、「被告は、東京・新宿区のマンションの部屋を拠点に覚醒剤などを仕入れ、共犯者10人に密売させて売り上げの一部を受け取っていた」と述べました。
      これに対し弁護士は、「被告は起訴された内容を認めており、先入観をもたずに刑の重さを判断して欲しい」と述べました。
      この事件を巡っては、被告が指示役をしていたとされるグループが、インターネットの掲示板に「氷」や「野菜」といった覚醒剤や大麻を表すことばを書き込んで客を募り、のべ4500人以上に1億900万円以上を売り上げていたとして、警察に検挙されました。

      11月05日 16時14分