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中国 「テロ」断定への疑問に強い不満11月4日 19時22分
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中国・北京の天安門広場の近くで車が炎上した事件で、捜査当局がウイグル族による「テロ」と断定したことに、海外メディアの間で疑問を投げかける見方が広がっていることについて、中国外務省の報道官は強い不満を表明しました。
先月28日、天安門広場の近くで車が歩道に突っ込んで炎上し多数の死傷者が出た事件で、捜査当局は、ウイグル族による組織的で計画的なテロと断定し、調べを進めています。
これについて海外メディアの間では、「捜査当局から発表された情報だけではテロと判断するのは難しい」などと疑問を投げかける見方が広がっています。
中国外務省の洪磊報道官は4日の記者会見で、「一部で、今回のテロと中国の民族・宗教政策の問題を結びつけて中国を中傷するものがいるが、これはテロリストを黙認する行為だ」と述べ強い不満を表明しました。
中国では、国営テレビも3日、アメリカのCNNテレビがホームページ上で、事件の背景に、中国政府の抑圧的な民族政策があるとする専門家の意見を紹介したことについて、「テロリストのための言い訳を探すもので、中国国内のネットユーザーから反発を招いている」などと反論しています。
中国政府としては今回の事件を「テロ」と繰り返し強調し、国内外の世論を誘導したい考えですが、こうした宣伝工作が思うようにいかないいらだちもうかがえます。
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