NSC議事録:菅官房長官「作成や公表しっかり検討」
毎日新聞 2013年11月01日 11時13分
菅義偉官房長官は1日午前の国家安全保障特別委員会で、政府の外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC)の議事録の作成や公表について「審議内容は機微な情報も含む。会議の性質を十分勘案し、国の安全保障を損なわない形でしっかりと検討していきたい」と述べるにとどめた。民主党の近藤昭一氏への答弁。
菅氏は現行の安全保障会議についても「審議内容が機微にわたり、閣僚の活発な意見交換を確保する必要がある」として議事録を作成していないことを明らかにした。
日本版NSCで扱う情報には特定秘密保護法案が規定する「特定秘密」が含まれるが、議事録については野党などから審議内容の将来的な検証のため作成の必要性が指摘されている。【朝日弘行】