園遊会手紙問題:山本議員「自ら職は辞さない」 参院議運
毎日新聞 2013年11月05日 20時35分(最終更新 11月05日 23時40分)
山本太郎参院議員(無所属)が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した問題で、参院議院運営委員会の岩城光英委員長は5日、山本氏から改めて意見を聞いた。山本氏は「大きな騒ぎになり、陛下に心労をおかけしたことは猛省する」と陳謝した一方で、自らの進退については「自分自身で職を辞することはない」と述べた。
山本氏は聴取後の記者会見で「(参院選で投票してくれた)67万人近くの方々と約束したことがあり、今職を辞するわけにはいかない」と語った。
これに先立ち、参院議運委は理事会を開き、山本氏の処分を含め対応を協議。結論は出ず、6日に改めて理事会で協議する。
一方、同理事会ではアントニオ猪木参院議員(日本維新の会)が参院の許可を得ずに北朝鮮に渡航した問題についても協議。7日の帰国後に事情を聴くことを確認した。与党内からは「猪木氏の行動は辞職勧告ものだ」(自民党幹部)と厳しい対応を求める声が上がっている。【影山哲也】