読売テレビ:「たかじん」で「誤解生む表現あった」と謝罪
毎日新聞 2013年11月03日 19時54分
読売テレビ(大阪市)が10月20日に放送した番組「たかじんのそこまで言って委員会」で、出演者が在日コリアンに対する差別を助長する発言をしたとして抗議を受けていた問題で、同社は3日に放送した同番組で「不正確で誤解を生む表現があった」と謝罪した。
番組では「在日特権を許さない市民の会(在特会)」によるヘイトスピーチ(憎悪表現)の問題が取り上げられた。パネリストで出演した作家の竹田恒泰氏が「在特会が活動したおかげで在日の特権の問題が明らかになった」と発言し、「例えば、通名というのがあって、日本人の名前に変えることによって、犯罪歴や金融関係の経歴を全部消すことができ、また新たな犯罪ができる」と話した。
在日外国人の人権保障に取り組む大阪市のNPO法人「コリアNGOセンター」が「明らかに事実に反する」として10月22日に抗議。3日放送の番組冒頭で、司会を務めるフリーアナウンサーの山本浩之氏が謝罪した。