一般的に 機械ボーリング と 標準貫入試験 をあわせて「 ボーリング調査 」といいます。
▽下の画像にカーソルを乗せると、各画像の名前が出ます。
ボーリング調査は、地盤(地質・土質・岩盤)調査の最も基本となる調査方法です。
実際に孔を掘って地質の状態と強度概要を確認することが可能です。
- 構造物(ビル・ダム・橋 など)建設時の地盤の強度・特性の確認
- 地下水位や地下資源の探査
- 地盤沈下や地すべりなどの災害対策
ボーリング調査の歴史は意外に古く、最初は炭坑での石炭調査に用いられました。
明治時代の中期頃のことだそうです。100年以上の歴史を持った技術と言えるでしょう。
ボーリングマシンによって先端に刃を付けたパイプを回転させて掘削し、地質試料の採取、地層の判定を行います。また、掘削孔は、地中で実施する色々な試験にも利用されています。
【長所】
- 直接地層を目視でき土質の判定ができる。
- あらゆる地層に対し掘削が可能である。
- 硬質な地層の層厚確認ができる。
- 硬質な地層の下位に分布する
軟弱地盤の確認ができる。 - 各種土質試験を併用することで地層の
締まり、硬さの詳細把握ができる。
【短所】
- 調査費はやや高価となる。
- 作業時間が長くかかる。
- 3〜5m四方の作業スペースが必要となる。
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ボーリング孔を利用した原位置試験の一種であり、地盤中にサンプラーを動的に貫入することによってN値を求め、砂質土の締りや粘性土の硬さの度合を判定することができます。
また,貫入時に採取した試料は土質の観察や一部を除く物理試験の試料に用いることができます。
N値とは、
≪重量63.5±0.5kgのハンマを76±1cmの高さから自由落下させて標準貫入試験用サンプラーを30p打ち込むのに要する打撃回数≫をいいます。
試験方法は「標準貫入試験方法(JIS A 1219:2001)」により、原則として1mごとに試験を実施します。
また、先端部のサンプラーによって採取した試料は、様々な観察(土質・色調・状態・混入物など)に利用することができます。
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