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第十一話 何故か歌ってしまって・・・

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でれ桂花、絶好調の模様w

第十一話 何故か歌ってしまって・・・

「ずいぶんと桂花に気に入られたみたいね?」
「あー、みたいですねぇ?」

 華琳さんから呼び出されたので、執務室に行ってみると、なぜか満面の笑みの華琳さん。
 華琳さんの予想では、桂花さんと犬猿の仲になる予定だったらしいんだけど、隔日で町の飲み屋につれて行かれる仲だもんあぁ。

 どこが気に入ったのかな?
 やっぱ、貧乳?

「ま、私も部下同士が良好なことにこしたことはないし、うれしい限りね」
「あはははは~」

 で、本題は?

 そう切り出すと、笑みのレベルがあがった華琳さん。

「そろそろ、一曲歌いたくなる頃かな、と思ったのよ」

 はぁー、さすが華琳さんだなぁ。
 この天才、解らない事がないんじゃ無かろうか?

「で、新曲はあるのかしら?」

 まったく、この人、味しめたみたいですねぇ。

「一応、桂花さんと華琳さん、あとは・・・秘密ですね」
「あら、たのしみ」

 というわけで、近日中にライブ決定。





 毎日仕事をしていると、桃香が歌い手だって事を忘れる。
 そんな立ち位置を思い出させるような、そんな企画だった。

 孫尚香、小蓮の伴奏で、桃香特製の楽器をかきならす。
 陽気な歌、元気な歌、そして切ない歌。
 そう、まるで私の心の内を歌いあげるような、そんな曲。



~「あなたの一番になりたい」/ホシノルリ


 いいえ、ちがう。
 これは、心の揺れる歌。
 私に関わる、私も含めた、そう、華琳様を誰かを思う私の気持ち。
 ああ、桃香、こんなににも私を思っていてくれたのね。
 私だけがあなたの親友だといていると思っていた事を許してね。
 あなたは親友。
 私の大親友。
 なにがあっても変わらないんだから。






 これは、クル曲ね。
 あなたの一番になりたいって、こんなに重い気持ちを叩きつけられて大丈夫なものかしら?
 ・・・というか、目をうるうるしてる桂花をみれば、まぁ、理解できるわ。

 かなり乙女な曲に身を引いたけど、続いた曲が多分私の曲なんだと確信した。

 夢とか、遠いとか、そんな言葉を絡めているけど、でも、これは私の曲。
 うん、わかってる、この曲は私の心や思い、それを歌った曲じゃない。
 思いを、夢を秘めた人々に、私の元に集まれ、夢を思いを胸に集まれ、そう言っているのが心のそこまで伝わる。




~「夢光年」/影山ヒロノブ



 そう、手にした夢も幸せも、二度と手放さないわよ、桃香。

「華琳様、次の楽曲が始まります」
「・・・曲名は書いてあるけど、予想もつかない曲ね」







 夢や愛を歌う桃香様。
 でも、猛々しい歌も上手だって聞いていたから期待していた。




~「勝利者たちの挽歌」/大山修司





 流琉は乙女な曲に「きゅんきゅん」きてたみたいだけど、僕はこの「勝利者達の挽歌」がすごく格好よくてすき。
 なんだろ、春蘭様と戦場に立っている時を思い出すなぁ・・・。

「ねぇ、季衣」
「・・・ん? なに、流琉」
「いまね、桃香様が季衣の武器の名前を歌詞に入れていたみたいなんだけど・・・」

 え、えええええ?
 僕、気づかなかった・・・

 そう思って、今度は妄想しないように聞いていたら、ほんとうに歌詞にはいってた!!

「・・・~ああ、○○だむー」

 すごい、なんでかわからないけどすごい!!

「流琉、流琉、これて、偶然かな、かな?」
「さぁ・・・・?」

 戦場の歌、猛々しい歌、それが僕の武器で、武器の名前で歌われてる!
 うれしい、うれしい、すごく嬉しい!!
 ああ、桃香さま、また歌ってください!




 最後の曲は、桃香さまと私が出奔中に共同で書いた曲。
 なんか睡眠不足ですごい感じになっちゃったけど、結構いい曲なんで、最後にした。






~「眠くなるまで」ジャック・伝ヨール




 本当は太鼓もほしかったんだけど、練習できる人がいなかったので私の伴奏と桃香様の楽器で演奏。
 歌詞の中身は本当にどうしようもない話。
 夜のたき火で、酒とか男とかの話を眠くなるまでしようって歌なんだけど、大受けに受けた。
 すごく現実的で、すごく共感できたんだって。
 さすが天河の歌姫姉妹だってほめられたけど、私は臨時なんだよねぇ。
 まぁ、愛紗さんより楽器はうまいと思うけど、あの声がでないんだよねぇ・・・。

 そんな話を打ち上げではなしたら、急に曹操さんが目を見開いた。


「・・・そうよ、そうだったわ、桃香!! なんで関羽が一緒にいないのよ!!」
「ほえ?」
「あの黒髪艶やかな美貌の山賊狩りを義姉妹にしたんでしょ、なんで一緒にこなかったのよ!?」

 ・・・えーっと、それって・・・・。

「だって、華琳さん。つれてきたら食べちゃうでしょ?」
「当然じゃない!」

 あー、性的に、ね。

「さすが華琳様。赤裸々に宣言とは恐れ入ります~」
「ぶはーーーー!!」

 程さんやら鼻血さんやらが大騒ぎ。

「桃香、連れてきたら、どうなるか解るな?」

 曹操さんの大剣がドスいれてます。

「ふふふ、春蘭ったら嫉妬?」
「そうではございません!」
「聞けば関羽は、すばらしい武らしいわよ? 手合わせしてみたくない?」

 今度は頬を赤らめて、期待を込めてますね。

「・・・桃香、今すぐ連れてこい! 華琳様の前で私が打ち倒し、そして誉めていただくのだからな!!」

 なんたる理不尽。
 雪蓮姉様を越えるわがままね。

「・・・桃香ぁ・・・・」

 桂花さんは泣き落とし。
 まぁ、競争相手は少ない方がいいって事ですか?
 んー、どうするんですか、桃香様。

「連絡付けるわけ無いでしょ、怖いし」
「ああ、孫呉で断り続けた仕官を、あっさり曹操様のところでしてますもんねぇ」
「・・・なんかさぁ、ずっと誰かに監視されてる気がするんだよねぇ」

 え? あれ、気づいてなかったんですか?

「え? なにを?」

 だって、こっちにきてからずーっと監視されていたじゃないですか。

「・・・だれに?」
「明命」
「げ!!!」

 懐から何かを取り出して投げたとたん、それに飛びつく明命。

「御猫様ーーーー!」

 みれば猫の布人形。
 桃香様お手製かな?

「も、もしかして、私が華琳さんのところにいるのってバレバレ?」
「うん。だって、明命に何度か竹簡渡してるし」

 ばっとその場で立ち上がり、走りだそうとした桃香様を、「絶」でとどめる曹操様。

「あら、私の筆頭文官さん。どこに行こうっていうのかしら?」
「・・・えーっと、そのー・・・」
「大丈夫よ、桃香」
「な、なにがかなぁ・・・・?」
「関羽を味見するまでは守ってあげるから」
「あんたは何時でも欲望丸出しですねぇ!」
「それが私の良いところよ?」

 にっこりほほえむ曹操さんは本当に嗜虐趣味の人だなーっておもいました。

 で、周泰経由で愛紗さんが来るようにし向けた功績で曹操さんから真名を許されちゃいました。

 あはははは、ごめんなさいね、桃香様。

というわけで、居場所は筒抜けでしたとさw

桃香をめぐって赤壁か?w

じょうだんですw

2/6 がんだ○>○○だむ
   景山 > 影山
 

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