「第38回ホリプロタレントスカウトキャラバン2013」決選大会が4日、都内で行われ、看護専門学校2年生の佐藤美希さん(20)がグランプリに輝いた。
ホリプロは過去、多くの女優を出してきたが、今回、手薄なモデル部門に力を入れることになった。そこで史上初めて女性ファッション誌「non-no」「Seventeen」とコラボして、将来性のあるモデルを発掘することに主眼を置いた。応募総数は2万216人。地方予選から東京合宿を勝ち残ったファイナリスト12人が決選大会に臨んだ。
ウオーキングやポージングなどの審査の結果、グランプリに選ばれたのは最年長の佐藤さんだった。「本当に信じられない。うれしいです。これまで応援してくださった方に感謝したい。これからは誰からも愛されるモデルになりたいです」
佐藤さんは身長166センチで栃木県出身。3歳からクラシックバレエをたしなみ、中学時代は柔道の経験もある。得意技は「内股」と「寝技」。栃木県の地区大会で2位の成績も残したが、度重なるケガで続けることを断念したという。そんな時、もともとファッションに興味があったためモデルへの夢が膨らんでいった。
だが、ホリプロスカウトキャラバンの応募資格は20歳まで。それでも母・由紀子さん(47)の「最後のチャンスだから」という後押しもあって応募した。「周りが年下ばかりでしたので、最初は戸惑いがありました。心配かけましたが、やっと親孝行できますね」
審査委員長の佐藤哲也氏によると、選んだ決め手は「表情」だといい、「大人の表情も、少女っぽい表情もできる。年下が周りにいても埋もれることがなかった」と説明した。
今後は「non-no」の専属モデルとして活動する予定。佐藤さんは「(同じ事務所の)和田アキ子さんはお酒が強いと聞いたので、一度一緒に飲んでみたいです」と、怖いもの知らず?の一面ものぞかせた。
一宮競輪開場63周年記念(GⅢ・毛織王冠争奪戦)は29日、決勝が行われ、関東3番手にいた長塚智広が、猛然と迫ってきた浅井康太に伸び勝って優勝を手にした。