タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))
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タイム・リープ―あしたはきのう (上) 0146巻の感想・レビュー(898)
前回図書館で単行本を借りるが挫折。今回文庫版上下をブックオフで見つけ購入し、一気に読了。当初中途半端なタイムトラベルものの感じがして投げ出したが、改めて読むと他のタイムトラベルものとは違う一週間内の行き来の物語と一味違う内容の上、なんか昔読んだSFジュブナイルの雰囲気があり、懐かしさもあり、ついつい読み進んでいった。上巻はどんな時にタイムリープが起こるのかまでが解明され、次はなぜタイムリープが起こるようになったかとなっていく。
再再々読くらい。時々無性に読み返したくなる本。展開を知っていてもおもしろく読める。初読みが単行本で、その後文庫の方のイラストを見て若松くんがあまりに某理科系の男な感じで衝撃を受けたのも良い思い出です。
未だにバイブルです。当時映画も見に行きましたwこの文庫だけでも勿論いいのですが、ドラマCDも合わせて聞くのがたまりません。翔香視点での時系列と若松視点での時系列で聞き(読み)直すとまた二度美味しい!のでオススメ。
高校2年生の翔香は昨日の記憶が飛んでいることに気付くが、それから無意識に時間移動するようになってしまう。唯一頼れるのは、まだ見ぬ月曜日の自分が日記に書き残した同級生の若松だけ……。何曜日から何曜日に移動して、今何曜日なのか最初は混乱しますが、読んでいるうちにどんどん引き込まれて来ます。意識と身体の時間が別々になっていると言うことで、タイムパラドックスが説明されているところも納得です。これははまります。いざ下巻へ。
再読。最初に読んだのはまだ10代の前半だった。
ライトノベルという単語がなかった頃の作品。
いま読んでも面白いし、さくさく読める。
再読。過去に戻り同じ時間を繰り返すタイムトラベル(時間旅行)ではなく、空白の過去に跳ぶが同じ時間は繰り返されないタイムリープ(時間跳躍)がテーマです。初めて読んだのは中学生の時だったのですが、あまりの面白さに大興奮したのを覚えています。何度読んでも面白いです。始まりの全くの訳のわからなさやタイムリープの理論など少し複雑なところもあるのですが、学園、SF、恋愛がちょうど良く盛り込まれており、一気に読めます。翔香に協力してくれる若松君がまたかっこよくて、二人の関係が羨ましくなります。こんな青春送りたかった!
タイトルが示唆するとおりタイムトラベル物。1995年単行本発売で1997年文庫化ということもあり、今読むとかなり時代を感じさせるが、逆に、僕がイメージする古き良きジュブナイル小説的な要素もたくさん持ち合わせていて懐かしい感じがするです。行き当たりばったり感はまったくないが、改行や連続した会話文は多く、その気になればかなりの短時間で読破可能と思われる。それを考えると今となっては、古き良きライトノベル、みたいなカンジで言い表してもいいのかもしれない。最終的な感想は下巻を読んでから。
終わりから始まる物語。昨日の記憶がないことに驚きと不安を覚える主人公。日記帳には明晰で美形ながら冷たいクラスメイトを頼るようにとの書き置きが…。緻密に構成された流れに、いつ『タイムリープ』するのか、タイムリープした時点で何をしなければならないのか。こういった時間のパラレル物では、過去を変えることによって未来を変えるが、過去と未来を行き来する中で過去を変えないように未来に何が起きるのかを予測していく、というのが面白い。前半ではまだ全貌がわからず、ループする条件だけがわかったので、後半に期待。
タイムリープについてわかりやすく書いてあり、読みやすかったです。作中で若松が挙げていたタイムトラベルものの本として、「ラベンダーの匂いを嗅ぐ奴」や「車に乗る奴」、「猫が扉を探す奴」がありましたが、「車に乗る奴」と「猫が扉を探す奴」の元ネタは何なのでしょうか?「ラベンダーの匂いを嗅ぐ奴」は以前読んだことがあるので、下巻を読み終えたら、他の元ネタも探して読んでみたいと思います。
ギミックはそう複雑じゃないし、怒涛の展開ってわけでもないけど、タイムリープものとして起こる問題点をわかりやすく教えてくれる。文体も平易で読みやすく、タイムリープものの入門書としては最適な1冊ではないかと思う。
同じ時間を繰り返すのではなく、空白の時間へ巻き戻る(んだと思うたぶん)タイムリープのお話。とにかく早く下巻が読みたい!謎だらけです。ヒーローである若松くんは口調自体は確かに冷血漢のように聞こえるけれど、ここまで付き合ってあげてるのってかなり優しいのではないかなぁと思います。しかも、絶対守るって約束してくれるとか、カッコいいではないですか。さて、早く続きを読まなくては。
普通の女子高生がある朝前日の記憶をなくしている事に気づき、秀才のクラスメイトとその謎を解決していく話。 糸をたぐり寄せて、絡まりをひとつずつほどきながら次にすすむような展開がわかりやすく、テンポよく読めて面白かった。 我関せず主義だった若松が、真剣に翔香の相談に乗り協力するのがとても頼もしく、その真剣さぶりが翔香に気があるのはないかと思うほど(でもたまに冷たい)。 下巻に当っては若松との関係性、そもそもの原因はなんだったのか、女友達の謎の行動がきになるところかなー。
まだ上巻だけしか読んでないですが、タイムトラベルに真っ向から向き合った作品。ページを繰りながらあぁ!あそこであんなリアクションだったのはそのせいか!と思ったり読み返したりと、とても楽しい作品でした。というか普通は序盤に伏線を散りばめるものが多い中、序盤も楽しめるのはいいですね。重厚な作りで間違いなく面白い!下巻も読まねば
十年ぐらい前に知り合いに勧められた(たぶん)絶版本。上下巻まとめ読み。「タイムトラベル」を利用したパズル。内容を知らずに読んだが(表紙の印象による…)「ツマラナイだろうな」という予想が大きく外れ、良かったです。物語の構造も凝ってますね。緻密に計算され、尚且つ物語の構成を理解しやすいように整頓しているのだろう。「意識のみ」が時間を跳躍するという設定が活きた作品だと思いました。物語が繋がっていく快感が素晴らしいね。美しい形でまとまっていくので、とても読みやすかったです。(「あとがきがわりに」は要らないな。)
たーい
(@_@)一日で・・・(@_@)・・・ショック・・・(@_@)。お財布に、お金をちゃんと入れてから、捜索にでかけることを、誓います(>_<)(笑)。あるといいなぁ~(^o^)丿
(@_@)一日で・・・(@_@)・・・ショック・・・(@_@)。お財布に、お金をちゃんと入れてから、捜索にでかけることを、誓います(>_<)(笑)。あるといいなぁ~(^o^)丿
ナイス!
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03/21 22:44
再読。クリス・クロスからの流れで。懐かしいなぁ。若松くんの主観と客観がリープによってごっちゃになるところが面白い。文庫だとすごい気になる所で止まるのでどっきどきする。
タイトルがタイトルなだけにランダムタイムリープが起こっているだろうということは比較的早い段階で感覚的に分かるが、この上巻においては、周囲のいたずらや記憶喪失を疑ったりと常識的な現状の認識からはじまり、和彦の説得に重点的に筆をさかれている。このパートナーとなる和彦のキャラクター設定が秀逸で、感覚的に分かったことにロジックで接近していくのが、パズラーもののミステリの解決編を読んでいるような面白みがある。タイムパラドクスへの挑戦状とも取れるセリフを言わせているあたりからもロジックに徹する姿勢が垣間見える。
一気に読めました。高校生の翔香が朝、目を覚ますと月曜のはずが火曜日。不安の中、月曜の日記をみると若松君に相談するように、と自分の文字で自分へのメッセージ。タイムトラベルもののラノベで、話もしっかりしてるし面白かったです。
刊行が1995年で、読メがなかったら知らなかったであろう作品。女子高生の翔香は、気がつくと月曜日の記憶が抜け落ち、知らずに火曜日を生活していた。記憶の喪失を不可思議に思いながら帰宅すると、日記には自分の筆跡で同じクラスの若松に相談するよう綴られていた。本作は時間を旅するタイムトラベルSF。謎めいた始まりで、冒頭から興味を惹かれる。上巻では読み進めるうちに、謎が深まり、そしてタイムリープを繰り返しながら、協力者と共に絡まった糸を解きほぐしていく準備段階。謎のピースがどう当てはまっていくか、期待して下巻へ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0) -
1月9日
タイムトラベルもののたいていのものは知っているって書いてあるけど、ここに出ているものを知らない読者の方が少ないと思う。まあ、ちょっと古いけど。
再読 下巻省略 題名どおり時をかける少女なお話 時間移動による矛盾処理がきれいで素晴らしいが 小説としては登場人物の描写がくどく 「ミステリじたて」な展開の甘さを感じる SF部分高いゆえにミステリ展開低さが際立つ 書かれた1999年が遥かな時を経た先に思われる登場人物の挙措は 児童向け作品をむりやりちゃんと時間SFに成長させたようなそれ 現在のライトノベルにおいてそのまま使用はできないが 活用を検討できるものと思う
かなり構成のしっかりしたタイムトラベルもの。これまで見た場面がだんだん残りのシーンで当てはまっていくという、もう僕にはたまらない展開! 特にタイムリープの原因を探る下巻からサスペンス味もあってよかった。そうか、パラドックスを解消するのにこんな手段があったとは……!
上下ワンセットになってるハードカバーの方を読んだ。 面白かった!!大満足。若松くんがすごく可愛い。話がしっかりしてる。傑作だと思う。
面白い。こんなにしっかりしたタイムリープもの初めて見た気がする。しっかりしたというか、凄いプレーンに出来てるなぁって感じ。上巻は完全に謎の提示で終わってるのも構成が上手いなぁ。とりあえず下巻読もう
ラジオドラマを聞いたことがあって、原作は初読み。朝、学校に行ったら『今日』が月曜日でなく火曜日であるらしいと知った翔香。一日分だけの記憶喪失かと訝しんだ翔香だったが、日記に書いた覚えのない、でも自分の筆跡で『あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい』と書いてあった……。しかし若松くんの協力を取り付けるのに苦労するする(笑)。意識だけの時間移動だと突き止めた若松くん。持つべきものは、頭がいいクラスメイト。そして若松くん、興味のないものには冷たいったら(笑)。必死に食らいつく翔香を応援しながら読んだ。
高畑京一郎作品をはじめて拝読。二冊に分割されていることもあり上巻ではまだ面白さがあまり伝わらない。ただ下巻がどうなるんだろうという期待感がありあっという間に読了。下巻に期待
タイムトラベル本の名作と聞き読んでみることに。「ラベンダーのかおりのものも、バスのも、私も読んだよ若松君。」と20年以上前に戻った気分。すぐ下巻へ
若松くんの言うことが分からないところもありましたが、全体的に読み易かったです。張った伏線をどう処理していくのか。下巻が楽しみです。
学生時代に気になって結局ずっと縁がなかった本作を先日ふらっとたちよった本屋でたまたま見つけ購入。 作者独特なさらっとした文体ですらすらと読了。 これぞ日本のタイムトラベル物というミニマリズムあふれる佳品。 新城カズマしかり佐藤正午しかり、良い意味で時間旅行ができるというのにすることが極めて単純なのだがそれがちょうどいい。 グリムウッドやハインライン的世界観もいいのですが、きちんと心にフィットするのはこういう作品なんだよなぁ。
タイム・リープ―あしたはきのう (上) 0146巻の
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