はい、えー、みなさんおはようございます。えー、これだけですね、たくさんの人がいると、さすがの私も全然緊張しませんとかいうのが、実は去年の、えー、樋渡市長の、えー、あ、最初の講演の、おー、部分だったんですけれども、えー、今日は、あー、武雄市図書館検証をするという、えー、タイトルでですね、えー、今から、えー、武雄市の樋渡市長。えー、どうぞこちらのほうにお越しいただけますでしょうか?そして、えー、慶応義塾大学の糸賀雅児先生。そして、えー、カルチャーコンビニエンスクラブの、えー、高橋聡さん。えー、このお三方に、いー、登場していただきます。
えー、まああの今ですね、えー、こちらのほうに映っておりますように、あ、あのそれぞれ(席の場所を確認して着席してくださいという誘導)、はい、えー、武雄市の図書館が、あー、4月に、えー、オープンいたしました。そして、えー、昨年、ちょうど会場入り口のところにありますけども、おー、図書館総合展アニュアルブックという、えー、ものが出てます。これ、あのー、なんと、今日は、あー、ご来場いただいた皆さんだけにですね、えー、315円のところが、300円という。うん、あの、えー、廉価で販売するそうですけども、えー、ここのところに、昨年の、おー、まあ、フォーラムのですね模様が、えー、まあ、記録されているわけです。で、昨年の場合は、あのー、えーっとですね、ちょっとあの、昨年のテーマというのがありまして、えー、指定管理者制度を活用した図書館運営の目的、そして、えー、新しい利用サービスのあり方、えー、また、委託側と受託側の体制の問題、えー、あるいは自治体財源と図書館の運営コスト。それから図書館労働者の雇用形態と労働条件。ま、こういったことをテーマに、えー、話しあおうということだったんですが、えー、あまりにもやっぱり、えー、多岐に渡ってました。そして、えー、武雄市図書館自体がですね、えー、開館していなかったという中での、えー、論議という、まあ、変わったですね、いわばフォーラムだったわけですから、えー、なかなかそのあたりのところが、えー、はっきり、えー、言えなかった部分があります。
で、え、武雄市の図書館のですね、あのーちょっと少しだけ私のほうから、利用者アンケートが、えー、2013年の6月27日から7月1日の間に、えー、図書館内で、えー、あったと。これはあの武雄市の、おー、と、ホームページのところにですね、えー、載っているものですけども、えー、まあ、大いに満足、満足合わせて8割くらい。えー、また、えー、武雄市外から来られた方も、まあ86.6%というように、えー、利用者の、おー、まあ評判はなかなかいいと。それから、あー、どういった部分が、あー、満足しているか?やはり、一番に開館時間の延長とか、年中無休っていうことですね。それから販売用の書籍が読める。えー、まあスターバックスが併設されてる。館内で飲み物が。えー、自動貸出機。居心地の良い空間。Tカードで本の貸出が出来る。え、たくさんの種類の購入。えー、映画・音楽の有料レンタルと、まあこういったものが、えー、あげられていました。えー、そして、えー、文部科学省の課長が6月23日に、えー、まあ行きましてですね、えー、そこでこういう評価をしたっていうものが、えー、これ「武雄市長物語」に出てたっていうことですけれども、えー、そういうものがありました。
で、えー、こういった、あー、あの、まあ、あのデータっていいますか、色々ありますけども今日はですね、えー、やはり、えー、生で、そして、えー、実はこのお三方ですね、えー、私も含めて何の打ち合わせも無しにですね、えー、さっき控室で顔を合わせただけっていう、えー、ことで、えー、ライブ感というのを大事に、えー、やっていきたいと思ってますので、えー、ここから、あー、お話をすすめて行きたいと思います。
で、えー、先ず、うー、樋渡市長にですね。ごめんなさい、今ちょうどお茶を飲もうとしてたとこですけども、えー、樋渡市長に、えー、4月1日の開館以降のですね、ちょっと報告といいますか、えー、まあ、あー、先ずはそのどういうものでになったのかというのをお話していただきたいと思います。
えー、みなさんおはようございます。えー、武雄市長の樋渡です。
えー、4月1日のオープンをして、まあ半年間であのー、年の目標だった50万を、えー、越しました(※1)。
で、あの一番私が驚いたのは、あのー、ま、数とかって言うよりも、今まで図書館に縁遠かった層、が、次々にお越しになっていると。で、えー、2週間前かな?あー、図書館、えー、運営協議会、えー、これは、えー、図書館法で、えー、必置義務は無いんですけれども、置くことが出来る規定の、んー、図書館運営協議会を、えー、開いてその報告を私は受けたんですが、その中の運営委員の一人が、えー、自分の、あの、あれですよね、パートナー。あー、旦那さんがね、えー、今まで行ったことが無かった、図書館に。で、行ったことがなくて、で、えー、行くようになったと。だから敷居がすごく下がったっていうことと、もう一つが、あのー、子育て、あ、ごめんなさい。えっと、読み聞かせのスペースを、前より1.4倍にしたんですね。で、あのこれ批判が相当あるんですよ。あー、半開放型にしちゃったんで、えー、ですので、ですが、あー、人数的に言うと前の5倍。えー、お見えになったっていうことで、非常に今までね、えー、図書館のコアの人達に対しては、まあ、色々批判も、まあ、今日も色々批判をお受けすると思うんですがね。今まで、そのー、繰り返しになるんですけど、図書館に縁遠かった層が、あー、ユーザーとしてお越しいただいてると。
それと、僕からちょっと一応最後にしますけれども、あのー、嬉しいのはこういう評価をね、83%の人が評価とかって、それはそれで嬉しいんですが、あー、この前のアンケートで、6%の方が毎日来てると(※2)。だから、ある意味自宅の延長として図書館を捉えているっていうのが、これすごく私自身は嬉しくて、あー、そういう意味で言うと、おー、まあ、一定の私共としては、あー、CCCに指定管理者という制度を使って、運営を委託してますけれども、非常に良かったと、いうのがこの半年間の総括であります。
※1.当初、年間来館者数100万を目標としていたが、50万に下方修正した経緯がある。
※2.6%の人が毎日来ているということだが、グラフを見ると回答項目が「初めて」「月1~2」「週1~2」「毎日」「無効」となっているので、実際には「毎日」には週に3回以上の対象者が含まれているのではないかと考えられる。
https://www.city.takeo.lg.jp/info/docs/20130729tosyokananke-to01.pdf
はい、ありがとうございました。
あのー、まあ、あー、新聞等でですね、あの、報道されておりますように、その10月1日のプレスリリース。あ、9月30日でしょうかね?あのー、ところで、えー、半年間に52万人が、あー、来館したと、えー、いうことで今、あー、6%の人が毎日来ているという話もありましたけども、えー、若干その内訳だけ申し上げておきますと、えー、市内から59.3%、えー、市外から31.7%、県外から、えー、9.0%ということで、えー、約4割の方が、まあ、市外・県外から、えー、来られてる。で、1日平均2,814人、えー、これ昨年比224%増と。それから、図書の貸出冊数が累計30万、えー、31冊と。これも、おー、え、で、えー、前年比78%増と。えー、いうことで、その1日平均の、おー、まあ、貸出冊数が1,640冊ということになってるようなんですが、えー、このですね。えー、まあ、非常にたくさんの人が訪れる図書館に変貌したということが言えるかとは思うんですが、えー、このあたりでですね、糸賀先生の、おー、ほうの、おー、実際に行かれてのですね、えー、ご感想も含めてちょっとお願いしたいなと思います。
はい、じゃあそのパワーポイントの準備をしていただけますか?えー、今日この会場にも本当に大勢の方がお集まりいただきまして、えー、後ろのほうはもう立ち見も出てますんでね。えー、これだと今日終わってから我々楽屋できっと大入り袋か何か出るんだろうと思いますけれども。
えー、それで、あの私、えー、2度ほど、おー、武雄の図書館お邪魔しまして、つい2週間ほど前ですか?にも、おー、立ち寄らせていただきました。で、まあその時の、実は私共の研究室でちょっと調査をさせていただき、実際に図書館の中をまわって、まあ、利用者の方や、まあ、時にはちょっと市内で、色んなお店の方にもお話を伺いました。まあ、その時の、おー、感触を元に、少し私の方からこの武雄の図書館、どう見るかについてお話をさせていただきたいと思います。
(パワーポイントを見せつつ)えー、これあの武雄図書館と代官山の蔦屋書店なんですけどもね。この2つが上手く融合してる、という風に思います。さて、次行ってくださいどうぞ。
えー、武雄図書館をどう見るか?ちょっとこれ私からこのスクリーンが、なかなか見えないんですけどもね。えー、ちょっと立ち上がります、見えないやこれ。(PCが回ってくる)そうそう、それをまわしてもらったほうがいいや。
はい、えー、武雄図書館をどう見るかですけども、これまでの図書館の物差しで、あれははかれないと思いますし、これまでの図書館の物差しではかってもいけないんだと思います。あの、これまでの図書館の物差しを持ってくるとですね、色々とそのー、通路が狭いの、えー、子供のコーナーとお手洗いが遠いの、えー、車椅子の対応は如何なものかといったような意見だとか、まあ、あのちょっと、あのー、本屋さんが前面に出過ぎじゃないかというような印象を持たれる方もいると思いますが、私はまあこれまでの図書館とは違った、異なった価値を実現させているんだと、いうふうにまあ理解しました。で、それは特にですね、やっぱり集客力を持った本のある公共空間を生み出したということですね。本をまわりにしてこれだけの人が集まるというのは、これは私なかなか素晴らしいことだと思います。えー、老若男女、皆さんがそして楽しい、その空間を、おー、楽しんでると。それからもう一点触れておきたいことは、あの働いている従業員の方々が活き活きとですね、まあ、本当に忙しそうに活動していると、働いていると、いう光景を、なかなか、多くの普通のこれまでの公共図書館では見られなかった光景なのかもしれません。
で、今も湯浅さんから紹介がありました武雄市図書館の利用状況。これですがまあ先程あげられた数字と全く同じです。これが、あー、9月末まで、つまり上半期を終えた時点での、おー、数字でこれはちゃんともう公表されている数字です。で、私がちょっと注目したいのは、この中ではやっぱり対前年度比、この赤く赤い数字で書きましたが、来館者数は3.2倍。でも、図書館の貸出は1.6倍。164%で、ちょうど半分なんですね。あの、来館者数と図書の貸出数で見ても、来館者数が353%、前年度比ですね。それに対して178%ですから、ちょうど半分ぐらいなんです。
つまり、これはですね、お客さんはたくさん集まっているけど、図書館としては本当にこれで成功したと言えるのかどうか。これまでと同じであれば、来館者が3.2倍になって、貸出も3.2倍だと、まあ図書館はまずまず上手くいってるのかなあ?というふうには思います。ここらあたりちょっと注目してみたいと思います。
で、次にこれは、あのちょうど今月、19日と20日、土曜と日曜なんですけれども、武雄市の図書館とすぐお隣の伊万里の市民図書館の資料利用状況を比較いたしました。で、ここでは図書館資料を使ってる方、それから持ち込みの資料、自分で、あのー、高校生とか学生さんが、参考書とかノートを持ち込んで、それで勉強してたり、それを使ってる。更には、ノートパソコンを持ち込んでいる方もいるんですね。ノートパソコンもここでは持ち込み資料というふうにしてます。その中に当然、武雄の図書館では書店の資料。書店で売られているものを見たりしている方もいらっしゃいます。で、その他というのは、書架の間を色々動いたり、もちろん、えー、スタバでコーヒーを飲んだり、サンドイッチを頬張ったりしている。まあ、中にはゆっくりと居眠りされている方もいらっしゃいましたけれども、そういうのがその他になっております。で、ここで、えー、書店の資料の割合というところを見ますと、これがほぼ2割の方がですね、えー、その時図書館にいた方のほぼ2割の方は、本屋さんのスペースにいて、えー、本屋さんの資料、売り物の資料をご覧になっているわけです。当然、伊万里の方には本屋さんありませんので、そういう割合はゼロになっております。で、それに対して、この図書館資料を使っている方々の割合です。武雄の場合は、19日がこれは土曜日、20日が日曜日になります。週末で大変お客さんが多い時でしたけれども、どちらもほぼ2割の方が図書館資料を使っている。それに対して伊万里の図書館の方は、入館者はすごく少ないんですね。半分以下になるんですけれども、その中で図書館資料を使っている方の割合は、57.3%で半分を越えているわけです。
うん、つまりこれは私は武雄はだからこれでは問題だとか悪いというんではなくて、武雄を、これを図書館というふうに見ることが出来るかどうかというところなんですね。ほぼある公共空間ですけれども、これをやはり従来の目で見ると私はちょっと図書館資料を使っている人の割合がものすごく少ない。そうじゃなくてむしろ、カフェにいたり、本屋さんの資料を見ている方が多いと。
ただしですね、ちょっとお断りしておきたいのは、児童書コーナーなんですね。武雄市の図書館の児童書コーナーを見ると、これは図書館資料を使っている、まあ、子供さん、そう親もいますが、48.7%で、半分近い方が児童書コーナーでは図書館の資料を使っております。逆に児童書コーナーを除いたその他のエリアになりますと、さっきの20%程度の数字から、図書館資料を使っている方の数字は当然もっと下がるんですね。児童書コーナーを除くと15.5%に下がります。
ということから、さっき申し上げたように集客力を持った本のある公共空間を実現させたという点では、私はユニークだし、あのー、貴重な試みだったと思います。今後の日本の図書館のあり方に、やはり大きなインパクトを与えるとは思います。
ただ、率直に申し上げて、これは市立図書館というよりは、公設民営のブックカフェ、だと思います。あのー、スタバのところでゆっくりとお喋りをしながらお茶をしてる方。えー、雑誌をとってきて、その雑誌を読んでる方。そういう方が大変多い。で、ブックカフェと書きましたけれども、言い方を変えればマガジンカフェと、いうふうに言ったほうがいいかもしれません。
あの、ちょうど最近出ている、あの婦人画報という雑誌がありますけれども、私はあんまり普段は手にしませんけれども、この婦人画報という雑誌が今月号で本屋散歩、という特集を組んでます。本屋散歩。で、本屋散歩の中にこの武雄の、おー、図書館も紹介されてるんですが、そこがなかなかふるっていて、本屋さんの紹介なんですね。したがって、蔦屋書店、えー、武雄図書館店ですか?で、そこの紹介の脇に小さく、図書館もある本屋さんと、こう書いてあるんですね。あ、つまりですね、図書館も付いてる、図書館も使える本屋さん。で、しかもお茶も楽しめる、というようになっている。ま、これを、えー、地方自治体が設置した。で、そこに多くの人達が集まっている。ここがなかなか面白いところだし、今後そこにどんな価値を付け加えていくか、というところがポイントになっていくんだろうと思います。
さて、他にこの武雄の図書館を見る視点として、Tポイントをどう見るかというのがあります。
えー、自動貸出機の利用でポイントを付けるのは、私はただちに営利目的とは言えないと思いますね。これが、あの営利目的だから、あー、著作権法に触れるんではないかという意見もあるようですけれども、これは間接的に、えー、利益の増大に繋げようということで、ただちにこれをもって、えー、図書館が、あー、営利目的で貸出をしているとは言えないと思います。
ただし、加盟しているお店には有利に働くと考えられますので、行政による利益誘導は若干問題ではないかと思います。一部のお店でしか使えないんですね。したがって私はこのTポイントを、市内のどこのお店でも使えるよう、地域通貨のようなものにする。武雄市内のお店ではどこでも使えるというような地域通貨にすれば公平性は担保出来るんではないかと、いうふうに思います。
それから、まあ今も先程の数字でお示ししましたように、入館者の人数に比べて図書館資料をお使いになっている方々は残念ながらそう多くはない。もちろん、これは予め意図したことだと、いうふうに言われるかもしれませんけれども、まあ、一般的な図書館に比べて、その割合は多くない。で、図書館の資料を書棚の近くで読めるスペースは、もう少し欲しいなあというふうに思いました。つまり、スタバの席はあるんですけれども、図書館の資料を、おー、ちょっとした専門書、分厚い辞典、そういうものを近くで読めるスペースが全く無いとは言いませんけれども、もう少しあったほうが図書館の利用は増えるんではないかと。
それから、新聞雑誌コーナーは如何せんやはり少し小さいと思います。一方で雑誌を売っているだけに、あまり図書館の雑誌スペースを大きくしない、というのも如何なものかと。
それからやはり地域資料ですね。武雄に関する地域資料はもう少し充実させる必要があるだろうと思います。
それから、そういう地域資料コーナーが歴史の本と一緒になってまして、ちょっとわかりにくいところがあります。
えー、それから2階の政治・法律書とビジネス・経済関係の本は置かれてるスペースが、ほとんど、あのー、学生の勉強部屋、学習室のようになってしまってるんですね、結果的にね。特にあのキャットウォークですか?あそこに、あのー、ビジネスとか経済書が色々と置いてあります。あれ、あのキャットウォークっていうのは初めて知ったんですが、あれ日本で言うといわゆる犬走りのようなもんですね。あれ、英語でキャットウォークで、猫歩きってことになるんでしょうが、こうせり出したところがあります。あそこ、ずーっと閲覧席になっておりまして、そこはもうパソコンの持ち込み、それから、まあやっぱり学生さんが色々と自分のものを持ち込んで勉強していて、その近くに行って例えばビジネス関係の本、経済関係の本を手にとろうとすると、時々後ろから振り向かれて、その高校生か何かに睨まれちゃうと。なんでこんなところに本を探しに来たんだというような雰囲気がないわけではない。あそこはもう少し図書館の資料が使いやすいような空間の演出が必要じゃないかというふうに思います。
それから、まあ例の独自の排架。まあ、去年もこのフォーラムで、えー、樋渡市長、そして高橋さんも言われてました武雄独自分類ですね。これはこれで面白いんですけれども、やっぱりその排架は大変わかりにくいという印象があります。で、一つだけちょっと、あの、まあ、今更あの排架なりあの分類を変えるつもりはないとは思いますけれども、あの、去年の私フォーラム聞いてて、ちょっと残念に思ったのは、全国どこの図書館でもね、排架と分類を同じ順番でやっているところはまずありませんよ。分類番号順どおりに排架をしなければいけないわけではなくて、それぞれ独自に、あのNDCで分類したあと、本のまとまりは、暮らしに関するものとか、あるいは趣味に関するものというふうに並べております。えー、本との出会い・発見を考えた分類だと言えますが、その本が元の場所にまたきちんと置かれているとは限らないわけなんで、再会だとか再発見、それから返却作業ですね。あのー、図書館の本は本屋さんの本と違いまして、一旦貸し出されたものは必ず戻ってまいります。その返却作業のことを考えると、やはりもう少し体系的な排架にしたほうが良かったんではないかと。もちろん、これを利用者目線に立つから、あくまでそのNDCを崩したんだと言われるかもしれませんけれども、私は長期的に見た場合に、あの排架は必ずしも見つけやすいとは言えないと思います。それから、出会いとか発見は当然NDCで分類し、それぞれお客さんが興味を持つように排架した場合でも、当然起きています。
例えば武雄市の図書館で、少しあの気がかりだったのは、例えば数学の分類ですね。これが自然科学の数学と、人文の数学に2つに分かれてるんですね。数学の棚がだから2箇所にあります。まあ、これはちょっと細かい、あのー、指摘かもしれませんけれども、そういうふうな体系的な分類になってないところが気になります。
これは今度は武雄の図書館ではありません。他の図書館に行ってみますと、NDCで分類しながらも、こうやって手芸・裁縫、えー、料理といったようにテーマを馴染みやすいような、あー、展示、あの言葉に表現を変えまして、書架のサインシステムに工夫をしております。必ずしもこういうところでは、NDCの番号順どおりには並んでおりません。
同じ図書館でやはり畜産・林業、更には農業・園芸。この中にガーデニングだとか、えー、家庭菜園。まあ、去年も高橋さんちょっとこのへん言われましたけども、ちゃんとそれはわかるようなサインで、そういう関係のものを、ペットだとか飼育・園芸・肥料。そういったものを一つのまとまりに排架をするということは、よく行われております。
これは伊万里の図書館ですけれども、暮らしの本コーナーのご案内ということで、料理や生活・おしゃれ・住まい。こういったものを一箇所にまとめるということは、よく見られる図書館の様子です。まあ、ここが伊万里の図書館で、料理の本なんかはこうやってまとめて、えー、表紙を見せて展示しております。
これはまた別の図書館ですけれども、暮らしという見出しの元に、家庭医学の本を排架している例です。えー、もう少し近づいて見ますと、ここにはいわゆる闘病記なんですけれども、ちょっと遠い方はわかりにくかもしれませんが、この分類番号見ますと、社会福祉もあれば、えー、それから家庭の医学もちろんあります。文学に分類されているものもあります。色々な分野に分かれているものをこうやって、えー、闘病記だとか、えー、同じ病を患った人の家族を励ますような資料、本を集めているということは、これはほうぼうの図書館で最近は始めていることだと思います。
えー、これは九州のまた別の図書館ですが、ここでは仕事に役立つ本というようなコーナーを設けて、資格・就職、えー、労働・経済・マネープラン、えー、これが3番の書棚で2番を見ますと、やはり仕事に役立つ本として、えー、経営管理・仕事の技術・ビジネスマナーといったものを、色々な分野から集めてきているわけです。更にここではなんと、仕事美人になる本、なんていうコーナーも設けてまして、それはもうそれぞれが工夫をして、えー、やっているということになります。
で、まあ最後に、えー、武雄市図書館の今後ですけれども、ここに書きましたけれども、来年春の市長選挙での現市長再選が前提でになると思います。
それで確認をしたいわけなんですが、で、スタバと蔦屋書店を前面に出して、その売上を図書館スタッフの人件費にまわすという経営構造が、まあ、私は長続きするのかどうかが若干気がかりです。
で、管理業務仕様書にある管理基準9項目があるんですけれども、これを拝見しました。だけれども、曖昧な項目が多くて図書館サービスの根幹部分が欠けているように見えました。具体的にどういうことを達成していれば、これでその指定管理としての仕事が出来ているのかっていうところが、他の指定管理の場合の、えーと、要求水準書だとか仕様書に比べると、少し曖昧ではないかというふうに感じます。
で、CCCのブランド力を向上させ全国展開出来るのか?あ、だからやはり同じような図書館がもう少し全国各地に広がっていかないと、なかなか大変なんではないかと。ただまあ、あの武雄の場合には、あのー、しばらく、うー、これ初期投資をCCCもしてますので、そういう意味で、あのー、しばらく続くんだろうと思いますが、本当にこれは全国展開出来るためには、これをもってCCCがやっぱりブランド力を向上させる。従来やはりレンタルのツタヤっていうイメージが強かったんですけども、こういう文化だとか教育、場合によってはそれこそ、えー、福祉・子育てといったように、あのー、かつて福武書店といってたところがベネッセコーポレーションに変わったように、そういうふうに大きく変わっていけるような可能性があるんであれば、これはこういう図書館が増えていって、本のある公共空間が増していくという可能性はあるんだろうと思います。
したがって、今の時点で私が言えることは、本のある公共空間に実際に人が集まる。つまり、本を中心にして人が集められるということを実証した。この点は高く評価したいと思います。一方、官では調達出来ない民のノウハウを活かしてると思いますね。これはなかなか全てああいったノウハウを官で調達することは難しいと思います。で、本来の指定管理とは多分こういう民が持っているノウハウを充分活かすところに魅力があったんだろうと思います。えー、ただ、行政サービスとしての今後の継続性、あるいはさっき申し上げたTポイントに見られるような公平性、そして、公立性が今後の焦点になるんではないかというふうに思います。以上です。
あの、えー、ちょっと、あの、喋ってくれるのかと思ったら、あの、糸賀講義になってしまいましたけれども、あのー、非常に問題が多岐に渡っててですね、あの、一つ一つ、あの、やっていかなきゃいけないなというふうに思いました。
で、あのー、先ずはですね、あのー、なんかもう横で、あのブツブツ怒ってるんで、あの、樋渡市長に、えー、先ず、反論していただかないといけないかなと思います。
いやー、先生ひどいと
それ以前に
ちょっと待って
これって、あの先生の個人的意見なのか、図書館界総意で仰ってるんのどっちなんですか?
個人的。
個人的ね。これ確認しないと。
いや、先生ひどいっすよ。選挙と関係無いじゃないですか。だからこそ、そういう政治の意志を、あー、基本的に削ぐためにね、指定管理者っていうのがあって、議会に議決をして、5年間ていうの決めてるじゃないですか。だから、それをそう選挙をね面白おかしく持ち込んでいくっていうのは、僕はこのシンポジウムの意図に相当反してると思いますね。
それと、あのー、基本的に、あのー、いいご意見を、あの、いただいたんですけど、ディテールが、あの、結構嘘ばっかりで。
あのー、先ずですね、えっと、ビジネス書のところなんですけれども、あのー、基本的に、あのー、2階の奥のところ仰られてると思うんですけど、あそこパチカ、パソコン禁止なんですよ(※3)。で、パソコン禁止でパソコンやってる、あー、人たまにみえますけれど、それは、あー、ここでパソコンは出来ませんていうことちゃんと言います。で、居眠りした人は起こします。それは前の、あの、うちの図書館とは大違いです。
で、それと、おー、で、パソコンが出来る所は、あの、2階のあれキャットウォークのとこに、ちゃんと置いてます。電源付きで。えー、ですので、そこはちょっと誤解だと思います(※4)。
えー、それと、地域資料なんですけども、前のポーションと同じなんですよ。で、場所は先生ご覧になってると思うんですけれども、前とほとんど同じなんですよ(※5)。ですので、前と比べて、あー、地域資料が半分とかね、だったら、それは、あのー、批判を受ける、んー、ことはあると思うんですけれども、これは結構比較、前と比較をして欲しいと。で、これでべき論として、それは相応しいかどうかっていうのは、また別の議論だと思います。だから、その批判にもあたらないと思います。
えー、それと、おー、あれですよね。よくねこれ批判があって来館者数が、まあ、何倍でしたっけ?3倍でしたっけ?3.5倍。それで、えー、貸出が2倍、1.7倍ですよね。で、これ元々、あのー、え、あー、図書館に縁遠かった人っていうのは、借りるのも、ちょっとやっぱハードルが高いんですよ。これは皆さん達とはやっぱちょっと違うんですよ。おー、ですので、我々とすれば、先ずお越しいただいて、あー、じゃあ今度借りてみようかなって、だからステップを、ワン・ツー・スリーっていうふうな、ステップで僕は考えたほうがいいと思っていて、いきなり人が、来た人がね、借りるっていうのは、そりゃなかなかちょっとハードルが高いっていうのがあるんで、これは、あのー、CCCとも話してますけれども、あー、だんだん伸びていくっていうふうに、あのー、思っています(※6)。
それと、最初に僕が言えば良かったんですけれども、あのー、元々なんでCCCにお願いしようと思ったかなんですけれども、私が市長に就任さしていただいたのが7年前で、えー、1年って365日じゃないですか。それ、そのうちの94日も休んでたんですよ。図書館て。で、夕方の5時半には閉まってたんですよ。夕方の5時半には。あー、なんで、これ閉店図書館じゃないかって、いうことを言って、で、そっから2キロ先の、ツタヤさんがあります。武雄市の中にもツタヤさんがあって、そこは365日で、朝の10時から夜中の1時まで、えー、やっていて、だから、あー、サービスっていうのは、これが基本じゃないかって。で、しかも、月曜日ほとんど休んでたんですね。武雄市の図書館というのは。そうすると、あー、床屋さんとか美容師さんはだって行けないんですよ。
んー、なんで、皆が行けるような図書館にしたいよねっていう(※7)、あーの、ま、根本にあって、それから、あー、そこが先ず第一根本にあって、まあ、ユニバーサルサービスに近づけたい思いで、えー、CCCさんのノウハウを、おー、と、我々の持っている、んー、運営力というのを、こう合体させたっていうのあるんですよね。だから、それがちょっと前提なんですよ。だから、あの図書館で、あのー、あのスペースで椅子を置くとかってのは、ちょっとやっぱ、もう、ちょっとやっぱしんどいんですよね。これだけ言うと来館者の方々が来るというのは、ちょっと夢にも思ってなかったんで(※8)、あー、ですので、それはあの、もう少し、あのー、なんて言うんですかね、先生のご意見を取り入れてね、あのー、もう少し椅子をちょっと増やさないといけないなというのは、思ってるには思ってるんで、そこのあたりちょっとアドバイスを賜れればありがたいと思っています。はい。
※3.糸賀教授がパソコン利用を指摘したのはキャットウォークの部分。樋渡啓祐は糸賀教授の発言をちゃんと聞いていなかったのか、学習室の件と混同している。
※4.この樋渡啓祐の勘違い発言に対して、糸賀教授は首をひねっていた。
※5.糸賀教授は以前のことについては言及していない。
※6.リニューアルオープン後の1ヶ月の数字では、貸出冊数は前年度比の2.2倍だったので確実に落ちてきている。
http://www.ccc.co.jp/company/news/2013/20130501_003598.html
https://sites.google.com/site/takeoproblem/library/98-tong-jidetano-kao-cha
※7.樋渡啓祐は『万人に受けようと思ったら、ものすごいつまんない図書館しか出来ないんですよ。この図書館が嫌だったら他所の図書館に行きゃあいいんですよ。ほんとに』とTVで言っています。
http://www.nantoka.com/~kei/diary/?20130611S1#20130504_TNC_NewsCUBE
※8.※1にも書いたが、当初の年間来館者数の目標は100万人だった。
はい、ありがとうございました。
まあ、あの武雄の場合は昨年のですね、フォーラムの中で一つには、あの、利用していない人達にやっぱり来てもらう。えー、わずか20%の人しか使わない、また、そのさあ使おうというような時間帯にですね、夕方以降、まあ、閉まってる。えー、そういうものを先ず改善したいとともに、えー、もう一つのですね、街興し的な側面というのを多分、えー、前回のフォーラムで強調されてたと思います。例えば、えー、旭山動物園とかですね、あるいは、あの21世紀金、金沢21世紀美術館ですかね。えー、のようなものを武雄に作るんだ、という話もあったかと思います。
あのー、そういったですね、地域の活性化と、それからその図書館がどう連動するかという視点では、樋渡さんの、あのー、この開館してから半年少し経った今、えー、どういうふうにお考えですか?
え?あ。ん。あー、えーっとですね(※9)、地域の活性化でいうと、ちょっと具体的な数字は、まだ、あの、持ちあわせてないんですけれども、明らかに、あー、宿泊者数であるとか、んっ(咳払い)、ごめんなさい。タクシーの乗降客数とか、飲食店とかっていうのは、明らかに売上を伸ばしています。伸ばしているところは3割もう伸ばしているという結果が出ていて(※10)、で、実際もうここの図書館の近くに移り住んで来たいっていう、えー、人もいて、もう、あの、その近くにマンションも、おー、出来ます。ですので、そういう意味で言うと、この図書館があって、この近くにやっぱ住みたいと、で、遠くからお越しの方々も、こんな図書館が近くにあったらいいよねっていう、まあ、よく、あー、伺いますので、そういう意味では、あー、まだ、えー、ま、なんだ半年なんで、街づくりのエンジンとまではいってませんけれども、徐々に、そのー、なんちゅうんですかね?街づくりのエンジン化してるっていうのは、すごく、えー、受けます。
それと、もう一つ意図してなかったのが、あのー、我々は街の中に図書館を作ったつもりなんですけれども、図書館の中に街が、こう出来たっていう方々がよくいらっしゃるんです。それは、あー、例えば、そこがコミュニティスペースになっていて、情報の共有と本当のそのヒューマニスティックな情報の発信の場になってる。だから、あー、久しぶりとか、あー、そういう会話っていうのは結構やっぱり聞かれるんですよね。ですので、そういう意味でいうと、おー、だんだんそういう街づくりのエンジンになりつつあるのかなと思います。はい。
※9.全く聞いていなかったようです。
※10.具体的な数字は、まだ持ちあわせていないということだが、「明らかに」売上を伸ばしていて、3割という具体的な数字が出てくるのが不思議。
はい、ありがとうございます。
あのー、糸賀先生。その、先程のですね結構、あの、細かな、あのー、グラフも示されて、えー、いわゆるそこの資料読んでるか、あるいは書店の資料読んでるか、あるいはそれ以外の、まあ、自分の持ち込み資料読んでるか、あるいはその他、まあ、えー、多分、えー、雑談してたり居眠りしてたりっていうようなことが分類の中に入るんでしょうけども、えー、そういう部分と、その今、樋渡市長が言われた、えー、コミュニティスペースとしての側面。つまり、そこに人が来なきゃ、まあ、図書館も始まらないし街も始まらないと思うんですけど、そういう観点からは糸賀先生にはどんなふうに映ったんでしょうか?
はい。そこの点すごく重要だと思うんですね。
で、あの先程のプレセンテーション、さっき高橋さんから、あのー、あのー、確認がありましたけども、あれは完全に私の個人的な意見ですから、当然私が図書館界を代表する立場にもありませんし、図書館関係者が皆そう思ってるわけでもありませんので、完全に個人的な意見です。
それで、今の点ですけれども、私はやっぱりあれだけの人が集まり、しかもですね、市民だけではなくて市外、更には県外からも人が集まっている。あのエネルギーをどういうふうに、やっぱり私は地域の活性化に繋げていくのか?あのー、いわゆるこれも、これからの市民協働の役割ですよね。例えば、お年寄りが増えてくる。子供達の安全をどう見守るのか。そういった時にやっぱり市民の力っていうものが無いと、行政だけでは出来ないわけですよ。これは、いわゆるソーシャルキャピタルがどう形成されるのかです。私そのソーシャルキャピタルの形成の場として、あの武雄の図書館は有効に機能するだろうと思います。その点は本当に私は評価したいと思いますね。そういう意味で従来の図書館ですと、これは教育委員会の中でも社会教育の役割だったり、首長部局・市長部局の市民参画・市民協働課、あるいは、街づくり課といったセクションが担当していく部分だと思います。武雄の場合に、どこが担うのか私よくわかりませんけども、そういうところとの連携が上手くいくんであれば、これは面白いと思います。
あのー、CCCは基本的には、あの、民間企業、民間の会社ですから、あのー、収益が出ないとなかなか続けられないという側面があるんだろうと思います。で、そこをどういうふうに官と、おー、このチームと言いますかタッグを組むことで、えー、実現させていくのか。やっぱり、図書館だけではなくて、あの市民のエネルギーをやはり子育てだとか、福祉の問題だとか、環境の問題ですね。そういうふうなところに繋げていくための組織化。で、それが従来ですとやはり人を集めて、講座を開き、そこに集まった人が、その後は自主的に動いていくという、そういう道筋をどう付けられるかということも、今後の図書館の、武雄図書館の課題だと思います。
この点はですね、もう少し後で、あのー、振り返っていきたいと思うんですが、あのー、話は発展させていきたいと思うんですけれども、その前に、あのー、まあ、もう一方の当事者である、えー、カルチャーコンビニエンスクラブの高橋さんの方から、えー、まあ、この半年間のですね、えー、まあ、自分達が思ったように、この武雄の図書館が、あー、まあ、展開出来たのか、あるいは、えー、こういったところが、まあ、あのー、もう少しやりたい部分なんだというような、えー、この、おー、総括といいますか、この、えー、まだ一年はなってないわけですけども、おー、特にまあ糸賀先生への反論などもしあればですね、合わせてお願いしたいなと思います。
まあ、反論は無いですね。
で、やっと半年くらい経ってですね、あのー、まあ、初めてやりましたんで、最初はもう死ぬかと思いましたね。でも、やっと落ち着いてきたっていうのが、今の足元状況でして、まあ、これから、より市民価値高めていけたらなあと思ってまして、さっきの、あのー、糸賀さんの話でいくと、僕はもう既にですね、そのー、武雄市図書館と他の図書館を比較したりっていうことが、意味無いんではないかなあというふうに、ちょっと思っていて、あのー、僕らはですねえ、えっと、武雄市と組んで、武雄市の市民にとってどんな図書館がいいのかしか考えてないんですよ。
で、一方で、ちょっとさっきのお話聞いてると、あるべき図書館像に対して、武雄市はどうだみたいな、議論にちょっとなってるんじゃないかなあと思って、やっぱりね、こう、図書館ていうものに対して図書館をどう見ていくかっていうよりかは、やっぱり、市民価値にとって大事な図書館は何だっていうことに対して図書館、もっと言うと、あるべき像に対して自分のとこはどうじゃなくて、自分達の地域の市民価値に対してどういう図書館像であるべきかっていうことを考えるのが、今、図書館に必要ではないのかなあっていうふうに6ヶ月経って思ってます。
で、そういうとこでいくと、あの、色んなご批判あるかもしれないんですが、武雄市は先ず第一に、地域市民であったり地域社会にとって、図書館ていうのはどういう意義があるんだっていうとこが、正直立ち上げ前から立ち上げた後もあまりぶれてないです。ですんで、色んな図書館と比較されるんですけど、なんとなくちょっとした、あのー、違和感というかズレがあって、それはその地域にとって一番いい図書館であったらいいじゃないですかっていうのが僕の、あの、捉え方で、で、武雄市の図書館は、武雄の市民が、あのー、利用者アンケートとるとですね、あの、非常にいい結果が出て、本当に良かったなあと思ってるんですけど(※11)、武雄市の、えー、利用者に関しては、満足いただいてるんで、そういう意味でいくと、その市民価値に合わした図書館ていうのはなり得てるので、えーと、いいとか悪いとかっていうよりも、まあ、我々が、その、佐賀県のちっちゃなね、5万人の街でやったことを軸にして、自分達の図書館が市民価値にとってどうだっていうふうなことを、まあ見ていくキッカケになればいいんじゃないかなあっていうのが、6ヶ月経ってちょっと思ってることです。
※11.アンケートに関しては様々な問題点が指摘されています。
https://sites.google.com/site/takeoproblem/library/anketo
はい、ありがとうございます。
あのー、図書館界っていいますか、そういうものが、えー、どういうふうに、まあ映ってるかは別として、えー、そういったとこ水準、あー、基準みたいなものから言えば、武雄は、あのー、違う方向に行こうとしてるのかもしれない。でー、まあ、そういうですね、あのー、まあ、この図書館総合展フォーラムにたくさんの人がこうやってお集まりいただくことも、えー、そういう側面があるんじゃないかと思います。で、今までのそういう、まあ言わば、えー、若干閉鎖的と言いますか、その業界内のタームが、えー、なんか武雄ではちょっと通じないものが出てきてるんじゃないかと。で、えー、まあ別に図書館界ぶっ潰すために何か作ったわけじゃないと思うんですけど。へ・・(割り込みで聞き取れず)。
あ、先生、全然違います。あの、図書館界が閉鎖的とも思ってないし、あの、ただ、公立図書館にとっては、やっぱりその地域の人っていうのを第一に考えて軸を持つということが、一番重要じゃないかなというふうに、僕らは思ってるいうだけであって、あの、別にそんな、ぶっ潰そうとか、そんな全然思ってない。
あ、ちょっとね。補足すると、あのー、僕らは、あのー、今までのね、別にこれ批判するわけじゃないんですけど、色んな図書館って全国で3,300あるんでしたっけ?で、私が知る限りですよ、おー、どちらかっていうと提供者目線なんですよ(※12)。で、実際、あの司書の方々が、お越しになった時も、これって上手くまわるんですかとか、あー、そういう質問が私にも多いんですね。で、我々はそれよりも先程高橋さんが市民価値っていうふうに申し上げましたけれども、市民にとって、ユーザーにとって、来館者にとって、この図書館っていうのは、満足するかどうか、っていうのが、あー、ポイントなんですね。ですので、我々は、ちょっと高橋さんの別の側面から言うと、そういう意味で、提供者目線で、えー、よその図書館を比較するとか、あ、ここは劣ってるよねとか、ここはいいよねっていうんでは全然なってないんですよ(※13)。ですが、例えば伊万里図書館とか、すごい、あの、素晴らしいシステムがあるんで、こういうのはいいところは柔軟に取り入れたいねと、えー、いう議論をしています。
あくまでも、あー、くどいようですけど、提供者目線じゃなくて我々はユーザー目線に立ってると。あー、それは何故かっていうと、その方々が例えば市民であれば、その方々が納税者だから、納税者の観点で立って、これは自分達の税金で、えー、建ってるわけじゃないですか。あー、ですので、その人達が満足するかどうか。だから、今のところ83%の方々が、満足する(※14)。これ、市民だけじゃないんですけれども、あるいは、スタッフの皆さん達にとって、70%弱の、えー、来館者の方々が、そのスタッフサービスについて満足をすると、えー、いうことなんで、それについては我々としても一定の評価をさしていただいて、且つ、色んな、糸賀先生からもありましたけれども、色んな足りない部分については、どんどんと修正していこうと、いうのが基本的なスタンスです。
※12.※7にも記載しましたが「くどいようですけど」再掲。樋渡啓祐は『万人に受けようと思ったら、ものすごいつまんない図書館しか出来ないんですよ。この図書館が嫌だったら他所の図書館に行きゃあいいんですよ。ほんとに』とTVで言っています。提供者目線の最たる例ではないでしょうか。
http://www.nantoka.com/~kei/diary/?20130611S1#20130504_TNC_NewsCUBE
※13.常に他の図書館とは違うと誇っているような発言が多いのは勘違いだろうか。
※14.※11にも記載しましたが「くどいようですけど」再掲。アンケートに関しては様々な問題点が指摘されています。
https://sites.google.com/site/takeoproblem/library/anketo
はい、ありがとうございます。えー、糸賀先生どうぞ。
あのー、さっき言われるようにね、従来の図書館と比較する必要も無いし、私も確かに比較すること自体ナンセンスだとは思うんですよね。
だとしたら、何故図書館ていうネーミングを使い、図書館ていうことを強調するんですかねえ?
例えばね、私ね、あれだったら行ってみて、あれ、武雄ナレッジパークとかね、あの、知のワンダーランド武雄ドームとかね、あれちょっとドームみたいな感じですもんね。そういうふうに図書館ていう言葉を使わなくても良かったような気もするんですよ。で、もちろんその中に図書館のスペースはあるんですよ。だけど、あれを図書館と言い、で、まして今日も図書館総合展ですよ。ここで取り上げるからには、じゃあ、どうしても従来の図書館とどこが違っていたのかを私強調したつもりです。で、そのことが、武雄の今度の新しい魅力なんですよ。
だけれども、図書館ていうふうに言われちゃうと多分ね、残念ながら多くの図書館関係者は私と同じで、え?これ図書館なの?やっぱり図書館じゃなくて、やっぱりブックカフェじゃない?で、やっぱりね、スタバが地元の人は嬉しいんですね。特にね。あの人口5万の街にスタバが出来た。武雄にスタバがやってきた。これはやっぱりね、すごい魅力なんだというふうに思います。違いますかね?
これは、もう、あのー、概念の話になっちゃうんですけど、先生にとっては、図書館じゃないかもしれんけど、僕らにとっては図書館なんですよ(※15)。ただそれだけの話なんです。
※15.『実際には本のレンタル屋だ。要するに「図書館なんてものはない」』というのが、カルチャーコンビニエンスクラブ代表の増田宗昭氏の言葉です。
http://globis.jp/2543
ただそのへんはさっき、タームが違っちゃうわけなんですよ。
でも今後はね、私はやっぱり新しい図書館のあり方に、この徐々にシフトしていくと思いますから、最初はちょっと異様に映るかもしれないけども、何年か経った時には、ああいう図書館も当たり前になったのね、っていうふうになるのかもしれません。その可能性はもちろん私は否定はしません。
あと、やっぱり、でも知のナレッジパークはちょっとあんまり。はい(※16)。
※16.瑣末な部分ですが糸賀教授の発言は、武雄ナレッジパークと知のワンダーランドですね。
あのー、先生、ちょっと冷静に議論したほうがいいと思うんですよ。
あのー、図書館法ご覧になってると思うんですけれども、図書館法っていうのは、第二条のところで、『この法律において「図書館」とは、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーシヨン等に資することを目的とする施設』なんですよ(※17)。ですので、これしか定義してないんですよ図書館ていうのは。
だから、我々が思っている図書館っていうのが、それによって人によっても全然違って、この図書館法ってのはすごく幅広い、これ基本法なんで、幅広いんで、だから我々も高橋さんと同じように、私も図書館の一つだと思っています。あのー、市民にとってあるべき、我々にとってあるべき図書館じゃなくて、市民にとってあるべき図書館たらんと、いうふうに思っていて、で、もう一つ言うと、あの、皆ねスターバックスをありがたがってるわけじゃないですよ、別に(※18)。だって、1,000店舗あるわけじゃないですか。
※17.釈迦に説法。というか誰に図書館法を説明しているのか理解しているのだろうか。また、実際には『この法律において「図書館」とは、図書、記録その他必要な資料を収集し』が正しく、図書が抜けている。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO118.html
※18.利用者の反応など。
http://togetter.com/li/482504
最初オートバックスと間違えられたりはしました。
そう。最初、皆オートバックスと勘違いしてたんですよ。ね、それで、いや、高橋さんちょっとちゃちゃ入れないでください。
で、あのねー、そうじゃなくて、あれは体感価値なんですよ。体感価格。要するに、あの、うちのスターバックスはちょっと数言うとまた色々、高橋さんから怒られちゃうんで言いませんけれども、やっぱ売れてるのは、あれね、あそこだったら、あー、雑誌読み放題、本読み放題で、少なくとも私が知る限り、あそこだったら2,000円出してもいいって、2,000円から3,000円出してもいいっていうのが、私が聞いた素直な価値なんですよ。で、これ体感価格ですよね。それが、850円高いですよ武雄市民からすれば。でも、なんで買ってるかっていうと、あー、平均滞在時間が1時間半から2時間いらしてね、が、あそこだったらこれだけ払ってもいいよって。だからなんですよ。別にねスタバがありがたいとかね、まあ、全然ないですから、はい。
でも、若い方にするとやっぱりスタバが来たのが嬉しいらしくて、それまでスタバつったら車で1時間くらいかけて、県庁所在地のある佐賀か、県境越えた隣の長崎県佐世保に行かないと無かったのにね、うちの街に出来たのはすごい嬉しいっていう方もいらっしゃいました。それで、あの図書館・・
だからそれを、(※19)
※19.完全に怒り声。冷静に議論をと自分で言ったばかりですね。
ごめんなさい。図書館の目的の話なんですけれども、さっき図書館法を読んでいただいて、それは私もよくわかってるんですが、そうするとね、またさっきの話に戻っちゃうんですが、やっぱりあの施設を見た時に、この前も確認させていただきましたけれども、あの施設のかなりの部分が目的外使用ですよねえ。
つまり、あのスターバックスがある部分があり、本屋さんが本を売ってる、雑誌を売ってる。あそこ目的外使用なんですよ。
そうするとね、もちろん目的外使用は、法律上は何の問題もないし、ちゃんと手続き踏んでるんで、いいんですけれども、あんなに目的外使用のスペースがあるのって、やっぱり私は、私の観点からするとこれはちょっと図書館とは言えないなあと。
まして、利用者の方が使ってるものが、図書館資料使ってる方が多いんであれば、ああ、これは皆図書館に来たんだなあと言えますが、多分、来館者・入場者の方々の大半は、スタバと雑誌を読みに来てるんですよ。
だから、これを図書館だと考えるのは、もちろん構いませんけれども、やっぱりこれは、図書館とはちょっと名付けにくいなあと。ただ、繰り返し言いますが、今後はそういうふうなものが、確かに増えていくのかもしれません。やっぱり、その目的外使用のスペースがかなりの部分を占めてるんで、若干私は、あのー、最初、あのー、行った時に違和感を感じました。
それは、あのー、いわゆる、あ、えーと、どうしたのかな、拍手が起こってますね。えー、ま、なんか、こう、あの政治的な、あー、雰囲気がしますけれども(※20)。
あのー、糸賀先生のですね、今、ちょっと、あのー、お話を、ちょっと、私コーディネートしてて、見えにくかったんですけれども(※21)、だから、えー、行く行く、まあ、色んな図書館がですね、武雄のような方向性、つまり、えー、地域住民へのサービスを、えー、一番基本に置いて、えー、作りかえていくみたいなものになって、行くだろうという、言いながら、今のお話だと、いや、あれは目的外使用のもので、えー、人がただ来てるだけだ。まあ、図書館資料なんて使われていないと言いたいようにも聞こえてくるんですが、それどっちなんですか?あのー、そっちの方向、まあ、武雄の今やろうとしている方向が・・・
※20.このコメントはモデレータとして如何なものだろうか。
※21.このテキスト起こしを見せて、同じコメントが言えるか試してみたい。
あ、ただ。
・・・いいと言っているのか、悪いと言ってるのか(※22)。
※22.そもそものフォーラムのテーマは「“武雄市図書館”を検証する 」なので、糸賀教授の発言は最も意図に即していると言える。モデレータとして失格。
http://2013.libraryfair.jp/node/1653
あ、基本的には賛同ですよ。いいと思いますよ。でもって、ああいう本と馴染む、つまり、スターバックスは読書っていう行為とすごく馴染むわけですよね。で、これは本屋さんにもたくさん出来てますし。
それは、例えば映画とか音楽とかとも関係があるんですか?(※23)
※23.スターバックスと映画や音楽は馴染むかもしれないが、本と映画は馴染まないだろう。どういう方向性にコーディネートしたいのか意味がよく理解出来ない。
ああ、そう言われると馴染むかもしれません。上手くコラボ出来るかもしれません。ただ、その時にもう少し図書館の利用者を大事にしてもいいんじゃないかと。図書館・・・
その図書館というのは、旧来のタイプの図書館像・・・
あ、じゃあ追加するわ。図書館スペースを使い、図書館資料を使う方を、もう少し大事にしてあげてもいいんじゃないかと。
例えば閲覧席が足りない。さっきも言ったように、開架の書架の間をブラウジングしようとすると、あ、その学習席で勉強しているような学生から、ちょっとね、何こいつこの辺ウロウロしてるんだみたいに見られるのは、ちょっと図書館資料の利用者には気の毒だなあと。
それからあとやっぱり、新聞・雑誌のコーナーが、如何せん狭くて、あそこは、すごく大勢の方が使ってるんですよね。ああいうスペースは全国の図書館見ても、もう少し広げてあげたほうがいいんではないでしょうかということです。
あのー、例えば一般的な図書館の雑誌のタイトル数が、あの規模だったら何タイトルっていうので言えば、まあ、武雄は非常に多いかと思うんですけど、ただし販売も含めてとかですね。
で、そのことを否定的に捉えるのか、それとも、いや、それは非常に裾野のね、広がった話として捉えるのか、そこは糸賀先生の中で、なんかちょっと私からみると、肯定してるのか否定してるのかがちょっとわかりにくい。
あ、もちろん、部分的には肯定するし、否定っていうよりは、もう少し改善の余地があるんじゃないのかなあということです。
はい、それはちょっと、あのー。
うん。確かに改善の余地はありますねえ。あの、それはもう仰るとおりです。それは、あのー、来館者の方、皆さんからもそれは言われてますので、それは、その通りなんですね。
で、えーっと、目的外使用の件についてちょっと数字で言いますとね、元々図書館ていうのは約1,000坪。おー、あったんです。それで、えー、前の図書館の、おー、よりは、187%、まあ、前の図書館を100とすると、その稼働面積ですよね。要するに一般の方々に対しての、おー、面積。我々稼働面積っていう言い方するんですけど、それが187%まで広げてんですよ(※24)。じゃあ、何を縮小したかっていうと、あれ、事務室100坪くらいあったもんね。あれを縮小したりとか館長室を無くしたりして、あのー、あまりにも広大な事務室で、で、CCCの高橋さんがお越しになった時に、あの事務室に一番驚いたって(※25)、いうこと言ってたよね。うん、なんで、それで、えー、先ず面積を、稼働面積を増やした。で、そしてどうなってるかっていうと、560坪が、560坪が、えー、図書館ゾーンです。で、250坪。250坪が目的外使用の部分です。そして、えー、560+250だと1,000にならないじゃないですか。1,000坪全部あるんで。これは、共有の、あー、スペースなんですね(※26)。
ですので、そういうことからすると、これが多いとか少ないかっていう議論ていうのは、当然数字的にはあると思います。あると思いますが、これはあくまでも、我々からすると、ユーザー、来館者がもう決める話だと実は思ってるんですよ(※27、※28)。えー、実はその配置も含めて。ですので、今のところ、これでいいよねっていうのが、ほぼ大半なんで(※29)、えー、我々はこれを評価していただいてると。
ただし、ディテールの部分は、確かにそう仰った通り、で、雑誌なんですけれど、うち600タイトルあるんでしたっけ?雑誌は。約600タイトルあるんですよ。で、あのー、図書館からすれば、Too Muchなんですね。600タイトルっていうのは。で、これなんでそうしたかって、これ販売です。しかし、あー、館内では自由に読めます。あの、コーヒーこぼした場合は、あー、買い取らなきゃいけない。僕、こぼしちゃいました、この前。ええ、買い取りました。で、そういう人達がまだ10人未満なんですけど、そのうちの10人の1人が僕なんですが、それはともかくとして、えー、だから、自由に読める600タイトルね。買わなきゃいけないけれども、その館内でだったら、自由にやっぱ読めるっていう環境を、我々は優先したっていうのは何故かっていうと、雑誌って、毎週とか毎月購入しなきゃいけないじゃないですか、図書館って。これ非常に我々からするとロスなんですね。それよりも、おー、レガシー。あー、図書館っていうのは、本、僕は本のレガシーが置くべきだっていう立場に立ってるんで、そういう意味で、あー、歴史的な評価の定まった本を中心に置きたいと、いうことなんで、雑誌についてはそういう、んー、区分わけをしたところであります。※24.数字を出してきていますが、この部分も数々の問題と嘘が指摘されています。
http://goldenhige.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/ccc-7ced.html
※25.その影響なのか、レファレンスカウンターとブックトラックは、こんな状況になっていました。
https://twitter.com/toshikawahara/status/327621781580050432
http://togetter.com/li/493409
※26.この共有スペースの取り扱いに関しても、スタバ利用者が優遇されている状況のため、問題提起されています。
https://sites.google.com/site/takeoproblem/library/16-sutabakkusu
※27.来館された方々のレポートはこちらです。
https://sites.google.com/site/takeoproblem/library/06-xin-tu-shu-guanno-gou-cheng
※28.また再掲しますが、樋渡啓祐は『万人に受けようと思ったら、ものすごいつまんない図書館しか出来ないんですよ。この図書館が嫌だったら他所の図書館に行きゃあいいんですよ。ほんとに』とTVで言っています。
http://www.nantoka.com/~kei/diary/?20130611S1#20130504_TNC_NewsCUBE
※29.また、再掲しますが、アンケートに関しては様々な問題点が指摘されています。
https://sites.google.com/site/takeoproblem/library/anketo
それは、あのー、出版業界との関係っていうのも、若干考えられてるってことですかね。あのー、高橋さんのほうにちょっとお聞きしたいんですけれど。
あのー、難しい質問ですね。それ。あのー、考えてないわけじゃないですけれど、やっぱり、あのー、僕らは、図書館やなくて、ずーっと民業で本屋さんやってきたんですが、やはりその著作者の方であったり、出版界っていうのが、どんどんどんどん疲弊していってるというのは、もう肌で感じていて、えっとー、武雄でそういう意味でいくと、本と図書館の融合っていうことをすることによって、著作者の方に、何か新しい、あのー、未来を拓けてるんじゃないかなっていうようなことになればいいなあ、みたいなふうには思ってます。
もう実際に、えーっとー、林真理子さんの本なんて、だったり、他のベストセラーの本も置いているんですけれど、あの、通常の図書館だと予約が100件とかなってるんですけれど、僕らは、あのー、予約もとってますけれど、販売数でやっぱり50冊、60冊も販売しているので、あの、そういう意味でいくと、図書、本好きの方が来るっていう環境の中で、著作者の方の収入になる、本の販売をしているっていうのは、あの、全体最適にとっては、いいこと、な、一つの手法かな、というふうに思っています。
あの出版業界で言えばですね、日本書籍出版協会が、あの、武雄の図書館の問題について、あの、まあ声明出したりとか(※30、※31)、されてるわけですけど、これについてはどのように。
※30.社団法人日本書籍出版協会の「武雄市図書館に対する質問書」。声明ではない。
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnx0YWtlb3Byb2JsZW18Z3g6MTk0OWUwZDRhZDcxNmNhMg
※31.社団法人日本書籍出版協会の「武雄市図書館に対する質問書」に対する回答。
http://hiwa1118.exblog.jp/18009278/
回答になっているとは感じられません。
あのー、その後ちょっと、コミュニケーション取らしていただいてないので、えっとー、ちょっとわからないんですけど(※32)、あの、オープンしてですね、それ販売数っていうものと、の、こうなんかどういうことになってるのかっていうのを、ちゃんとお伝え出来ればですね、あの、ある意味これまでの形よりかも、著作者の方にとっては、えー、どういうふうに表現したらいいですか、お得って言ったら変ですけれど、あのー、あるべき姿に多少は戻すキッカケになるような、ことになっているというふうにご理解いただけるなあ、というふうに思っています。
※32.武雄市からは※31で示したように、回答とは思えない回答がされているが、CCCから何らかのリアクションがあったという話は知りません。
それは、あの、まさに、そのー、糸賀先生、あのー、まあ、あの、前回、昨年のフォーラムでも私が、ちょっと糸賀先生に振った話題でもあるわけですが、つまり、当時糸賀先生は、えー、まあ、2004年のクローズアップ現代で、あ、その、売られてる本は、8億冊、貸し出されている本が5億冊、っていうのを、そのー、えー、テレビ番組の中でこう一所懸命強調されてたわけですけれども、それが、あの今日(こんにち)ですね、えー、売られている・貸し出されてる、7億冊・7億冊で若干、貸し出されてるほうが上回ってしまうという、えー、状況になってる。
で、出版業界の方、この今日のフォーラムのここの中にも、えー、いらっしゃると思うんですけども、やはり図書館に対して、そこの部分がやっぱり、かなり大きなですね、あのー、うーん、感情を持っておられると思います。
で、糸賀先生、今日(こんにち)も、あの、この今の時点で武雄を見てですね、雑誌が600タイトルある。それは、えー、Sell(売り物)である。そういうことについて、えー、ちょっと、ご意見を賜りたいんですけども。
あのー、図書館として、やっぱり出版界に配慮する。つまり本の売れ行きを、図書館が阻害することなくね、むしろ読書人口を増やして、えー、本を買ってもらう人も増やす。本を借りる人を増やすだけではなくて、買ってもらう人も増やすと、いうのは必要だと思います。
で、その中でやっぱり武雄を見てて、雑誌は今言われた600ですけれども、実際に図書館のほうに置いてあるのは、あの、開架で雑誌架に並んでるのは確か、30タイトルくらいだと思うんですよね。だから、そこをやはり私はもっと増やして欲しいし、あの、いわゆるバックナンバー。雑誌のバックナンバーが、あー、ほとんど、こうあの開架に並んでないっていうのは、使いにくいというふうに感じます。
だから、あの武雄はやっぱりあれだけの集客力があって、それを読書人口や地域の中に色々と地域のために働く人、あの活動する人を増やす。それと同時にやっぱり、読書人口を増やして、たくさん書店でも買ってもらうし、図書館の本も借りてもらう。
特に子供さんは、なかなかそうは、やはり買えませんからね。子供さんのコーナー、さっき数字で示しましたように、図書館資料を使ってる子供さんや親御さんのほうが、あそこは多いんですよ。そういう人が将来、読書して本を買ってもらうような人に育てていくという。そういう道筋が私はちょっとわかりにくいということなんです。現状ではです、現状ではですよ。
だから、あれを見てるとですね、例えば新着図書コーナーって、まあ、これも従来の図書館だって言われちゃえば従来の図書館なんですが、新着図書コーナーっていうのは一番目立つところにあるんですが、武雄の場合ちょっとわかりにくい。むしろ、ベスト、あの、売れ行きのランキングですよね。ベストセラーかなんかのランキングがずーっと出ている。これは、むしろ、あの、買ってもらいたいんじゃないかと。借りてもらうよりも、買ってもらいたいんじゃないか、というふうに深読みしてしまうんで、そこの道筋がわかりにくいと。
それ、あー。
あの、先生、ちょっとそれ違いますよ(※34)。
あの、ベストセラーに置いてるのは、あの、奥の所に置いてるじゃないですか。一番前の所は、例えば今だったら九州の物産。あ、例えば九州観光とか、そういう今までの図書館に見られなかったようなものを置いてると(※35)、それと、今度ホリエモンさん達も来ますけれども、そういう講演者、演者の方々の本を、その間は置くとかっていうふうにして、かなり変えてるんですよ(※36)。
で、それベストセラーってあの奥の所じゃないですか。あ、んー、だから、あの、その、一番手前にね。んー、置いたとこに、例えばそれがあるんだったら問題なんだけれども、うん。もう少しディテールをちゃんと言われたほうがいいと思いますね。はい。
※34.これは単なる口癖で、まともな説明は滅多にありませんし、何が違うのか説明されることもほとんどありません。
http://twilog.org/hiwa1118/search?word=%E9%81%95%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99&ao=a
※35.結局、貸出のものではないものが展示されているわけで、「違いますよ」の反論にはなっていないようである。
※36.首長パンチが平積みされているようなイメージなのでしょうか。
https://twitter.com/Koji_Shimooki/status/325890399023546368
http://togetter.com/li/490979
あの、本の置いてあるところの手前ですよね。本のこう置いてあるのの、最初はあの文庫本か何かの売れてるものがずーっと並んでますと。で、新着図書コーナーは、ちょっとわかりにくいところにあるのが残念だということです。
はい、あのー、色々こう議論が、あー、進展していってますけども、このですね、今ここの会場、もうびっしり、立ち見もたくさん、あれ、い、あの、おられますけども、武雄図書館に行ったことのある人。どんなもんでしょう。えー、バードウォッチング的に言うと、えー、3~40人くらいかな。この中で、そんなもんでしょうかね。えー、そんなに必ずしも皆さん行かれたわけじゃないですよね。あの、ありがとうございました。あのー、えー、ま、近い将来ですね。例えば1年以内くらいに武雄図書館に行ってみたいなと思ってる人。あ、まあ、そこそこ、これも、いらっしゃるわけですね。ありがとうございます。
あのー、えー、基本的にやっぱり、えー、代官山の蔦屋書店もうそうなんですけども、駅前のツタヤ書店のことを、ツタヤと思ってる人もいれば、やっぱり代官山蔦屋に行って、その、おー、あの雰囲気っていうのを、こう掴まれて、ああいう図書館が出来るのかっていうことをわかっている人と、なんだ駅前のツタヤが図書館になるのかみたいな人も、確かにいるわけなんで(※38)、ちょっと今あえて聞いてみました。
で、えー、じゃ、先程のですね、あのー、もう一度戻しますと利用者の、えー、声っていうのが非常に、えー、まあ、あの評判がいい。というのが私ちょっとスライドで最初示しました。で、例えばですね、えー、様々な日本の、おー、図書館で、えー、そういった利用者アンケートとかとられてるわけですけども、えー、例えばですよ。えー、大阪府立図書館。えー、市場化テストを行うっていう時に、えー、図書館雑誌の昨年の、えー、号でもですね。あのー、投稿欄の北から南からというようなところに、えー、この市場化テストは、えー、失敗だったということを、こう投稿された方がいます。で、これに対して、えー、図書館流通センターの方に、えー、どう、そのー、実際に、えー、受託してですね、えー、どうなのか、っていうのを私お聞きして、えー、それをですね、私の、おー、まあ、授業。ええ。え、図書館制度経営論の授業にですね、えー、お配り、えー、あの、学生に配って意見を書いて、両方の意見を読んで、えー、書いてもらうっていうようなことをやりました(※39)。
で、ここにですね、あのー、えー、私も本当にここ来て、えー、この会、参加者名簿っていうのを、えー、極秘の、と言いますか、えー、もらったんですけども、えー、大阪府立図書館の、えー、関係者といいますか、図書館流通センターのNさんとかいます?(※40)ここには書いてある。いない。えー、じゃあ、Oさんいます?Oさん。Oさん手上げて。あれ、いない。あ、来てない。えー、あ、いない。残念だな。えー、ちょっとそういった方の意見を伺おうと思ったんですけども、えー、本当いらっしゃらないんですか?えー、どっかで隠れてない?うっふっふっふ(※41)。時々そういう人いるんですけども、あのー、要は、あー、利用者アンケートをとった非常に、あ、評判がいいんだけども、あのー、大阪府立の場合は、えー、府立中央図書館のほうの、おー、なんていうんですか、そのコアなですね。えー、まさにそのー、えー、レファレンス、んー、サービスを受けるようなコアなお客さんよりも、一般の来館者数は増えてるだけだっていうような、そのー、批判の、えー、流れがあったもんですから、ちょっとお聞きしたかったんですけれども、これもちょっといらっしゃらないですね。
#35えー、そうしますとですね、もう一つ、あのー、まあ、えーっと、日本経済新聞社の松岡さんいらっしゃいますここに?松岡さんいません?ああ、いらっしゃる。すいません、松岡さんちょっとそこのマイクのとこに出ていただいて、大変恐縮ですが、この前、図書館新時代(※42)って、あの、5回連載されてたじゃないですか、すいませんね、あのー、何の打ち合わせも無しに勝手にあててますが、で、えー、あの新時代の中で、図書館ていうのは色んなバリエーションがあるんだという、まあ、あの、えー、3名くらいの連名で、あそこにすいません、あのー、マイクがありましてですね、申し訳ございません。えー、書かれててですね、あのー、実際にあれを取材されたり、えー、して、えー、そのー、図書館について、図書館の新しい動向っていいますか、それについてちょっと、あのー、松岡さんの目から、えー、見た、先程ちょっと糸賀さんの仰ってる、まあ、古い図書館と新しい図書館て変ですけれども、そういうことでいえば、どういうふうに、あのー、映っているのかちょっとお話いただけますでしょうか?
※38.これは公平なモデレータの発言とは到底思えません。露骨な印象操作ですね。
※39.何が言いたいのか全く理解出来ません。
※40.にわかには信じられないことが起こった瞬間です。参加者名簿がこのように利用されることが許されるのでしょうか。
http://ameblo.jp/senryo-sojo/entry-11663601959.html
http://togetter.com/li/584770
※41.最悪ですね。
※42.参考:「メモ:日経文化面連載 「図書館新時代」1~5」
http://togetter.com/li/572862
えーっと。武雄図書館だけじゃなくて全体的にって意味ですか?
ええ。あのー、取材されて、図書館は大分変わってるっていう特集だったと思うんですね。
あのー、まあ武雄ばかりが今、あの、非常に注目されているんですけれど、実際には色んなところで色んな動きがあってですね、やっぱり図書館の、その価値っていいますか、図書館を求めるその意見ってやっぱり相当変わってきてるなと。それは多分、地域によっても違うでしょうし、抱えてる条件によっても違うと。だから、それはちょうど、まあ今その、そういう模索の時代じゃないかなということで、我々は書いたつもりです。
ですから、あれはあくまでも、その色んな連載の1回目という意味で書いてます。そういうことです。
すいません。ありがとうございます。あのー、具体例をあげて色々話していただくと、多分、あの、たくさん面白いお話も出てくるかと思うんですけれども。えー、すいませんね、本当に、あのー、勝手に急にあてまして。
えー、元のですね、あのー、どういうふうに言うんでしょう。結局、えー、図書館のために図書館があるんじゃなくて、えー、住民のために図書館があるというスタンスに立つとすれば、多分、地方自治、まあ地方分権のこういった時代にですね、えー、図書館というものをどういうふうに見てるか、っていう、えー、首長さんや、あるいは、えー、市会議員とかですね、様々な、えー、地方議員の方々の動きもあると思います。
で、今日会場にですね、えっとー、えー、神奈川県の大和市の大和市長が来られてるんですか?えーっと。あ、そこ。あー、そうですか。えーっと、恐れいります。ちょっと、あのー、あ、そこにマイクあるんですよ。
恐れいります。あのー、ちょっと、あのー、いきなりあてての世界なので申し訳ないですけれども、えー、図書館にかける何かこう、えー、首長さんとしてのですね、思いのようなものがあれば、ちょっとお話いただければなあと思います。
そうですね。今日はあの、話聞いていて、糸賀先生の気持ちもよくわかりますし、えー、樋渡市長の気持ちもよくわかります。両方とも決して間違っていると思いませんし、えー、これからの新しい時代の図書館という点では、非常にいいお話を聞かさせていただきました。
私共の、これから私も午後やりますけれども(※43)、私共も、えー、これから、あ、まあ大きな図書館を作るんですけれども、やはり、その一番の大きな理由は高齢化社会です。やはり、非常にこの高齢者の方々が図書館を利用する方、非常に増えてます。ですので、以前だったら昔の仲間と会った時に図書館の「と」の字も出なかったのが、今や図書館の話が非常に多くなってきてます。こういった視点から私共は、この高齢者の方。まあ、高齢者だけじゃないんですけれども、やはり健康というところに力点を置いた図書館。まあ、コンセプトとしては、まあ平たく言えば健康図書館と言いますか。そういうような理念でもって、図書館を作っていきたいと思っています。まあ、今日の話、本当にありがとうございました。
※43.フォーラム:図書館がまちを変える~まちづくり活動の拠点としての多機能図書館のあり方を考える
http://2013.libraryfair.jp/node/1654
どうもありがとうございました。もう、いきなり指名いたしましてですね、わざわざ、あのー、あちらまで、えー、来ていただきまして。
えー、続いてっていって、あの、だんだん、あのー、勝手にあててますが、えー、多賀城市(※44)の市会議員の方々っていうのはどちらにいらっしゃいます?あ、このあたりに。
えー、なんか、あの、この名簿によると、なんかもう、議員団で来てるんじゃないかという感じなんですけども、ちょっと、あの、ご発言いただければと思うんですけども、つまり、あのー、どなたでも、えー。よろしいですか?はい。えー、多賀城市がこれから、えー、作ろうとしている図書館。えー、私もちょっとこれ見て、あのー、あ、来られてるんだなあと思ったんですけれども、どういうこう、想いをそこに託そうとしているのかを、ちょっとお話いただければなあと。よろしくお願いします。
えー。多賀城市議会の根本と申します(※45)。えー、樋渡市長さんご無沙汰しておりました。この間はありがとうございました。
えー、私、あのー、議会のほうからも、武雄図書館を視察させていただきました。まあ、大変、あのー、感銘を受けたわけでございまして。実はあのー、多賀城市は、えー、ただいま、あの、駅前開発を行っておりまして、えー、そこの中に、二棟の開発ビルを建設する予定となっております。で、そこの一棟、A棟のほうにですね、えー、今あの、CCCさんと連携協定を結んで図書館を持ってくると、いうふうになっております。で、多賀城市の場合、えー、中心市街地の活性化というのが非常に大きな課題になっておりまして、えー、武雄市図書館さんは、えー、1日2,800人が来る。で、本市では、今だいたい300人前後の図書館の利用者ということもございまして、えー、是非とも、武雄市さんのいいところを学んで、そして駅前に集客力を上げていきたいと。そしてまたあの、うちの市長さんは、えー、東北一の、文化交流拠点を設けたいと、このようになっておりまして、えー、その駅前から市役所文化センターまでの遊歩道を作って、えー、文化の拠点にしたいと。こういう考えでございます。従いまして、駅前に人が集まらないと、この計画は失敗をすると、いうことでございますから、図書館を駅前に持って行きながら、あのー、多賀城らしい図書館を建設をして、そしてまた集客力も、おー、出来るような図書館をしていきたいと、いうことで、武雄市図書館さんを、おー、参考にさせていただきたいと、こう思っております。以上でございます。
はい、どうもありがとうございます。さすがにあのー、あてる人あてる人、皆そつなくお話されてる。しかも、あの、ちょっとこう、響いてきますけども。あのー、ちょっと今のコメント受けて樋渡市長なにか、あのー、えー、ございますでしょうか?
あのー、私ね、聞きながら思ったんですけど、図書館ていうのは、やっぱ多様性の象徴であるべきだと思うんです(※46)。あー、要するに本ていうのは多様性のある意味象徴じゃないですか。自分にとって合うけど合わないとか、この、合わないのも、この人だったら合うとかっていうのの、多様性と寛容(※47)。ですので、そういう意味で言うと、あー、色んな図書館があっていいと思うんです(※48)。色んな図書館が。直営でやってもいいし、私共のように指定管理者でやってもいいし。
で、さっき、あー、大和市長が仰ったような、あー、ね、こうテーマを決める図書館ていうのもあってもいいし、あのー、さっき多賀城の市議会議員さんが仰ったような、駅前、ね、そのー、街づくりのエンジンにするっていうのもあるだろうし、それぞれが、あのー、今まで、僕からすればですよ、図書館ていうと、イメージを付けやすかったんですね、一律の。一律に見えちゃったんで、色んな図書館があって、僕らはそれの一つの大きな、あのー、まあ、小さいかもしれないけれども、考え方をシャッフルする。あるいは、見方を変えるっていう意味で、僕らは問題提起をしたっていうふうに思ってるんです。
ほ(※49)、僕らがね、僕らの図書館のこうあるべきが、あー、他の図書館も、私達の図書館のように、するべきだ、とかっていうのは全然無いんですよ。だからあくまでも、僕らの立脚点は武雄市民なんで、えー、あるいは利用者の方なんで、そういう人達にとって、えー、市民満足度っていうか、市民価値が上がればいいと、えー、いうふうに思っています。
そして、さっき日経の方が仰ったように、記者さんが仰ったように、確かに模索の時代だと思います。えー、我々がある意味ではパンドラの匣を、あー、結果的に開けたっていうことは、あのー、良しにつけ悪しきにつけ思ってますので、これをきっかけに図書館ていうのが、図書館のための図書館じゃなくて、高橋さんが言ったように、大きな、あー、街づくりの意味でね、街の中での図書館ていうのを、あ、考える。んー、大きな、今日のシンポジウムそのものがね、キッカケになればいいなあっていうふうに思ってます。
※46.この発言だけではないが、今回のフォーラムではやたらと「べき」という言葉を多用している。
http://twilog.org/hiwa1118/search?word=%E3%81%B9%E3%81%8D%E8%AB%96&ao=a
http://twilog.org/hiwa1118/search?word=%E3%81%B9%E3%81%8D&ao=a
※47.何度も提示しますが、多様性と寛容と発言している樋渡啓祐は『万人に受けようと思ったら、ものすごいつまんない図書館しか出来ないんですよ。この図書館が嫌だったら他所の図書館に行きゃあいいんですよ。ほんとに』とTVで言っています。
※48.上記、『他所の図書館に行きゃあいいんですよ』という発言と合わせて考えると、冒頭で自らが否定した「提供者目線」の発言に他ならない。
※49.この「ほ」は、テキストの起こしミスではありません。今更ですが、こういう不思議な表記が本テキスト内にいくつか存在していますが、きっちり拾っているだけです。
はい、ありがとうございます。あのー、まあ、あー、昨年のフォーラムでも、んー、図書館づくりは、まあ、ニアイコール街づくりでしたっけ。図書館イコール、ニアイコール街づくりって仰ったと思うんですけども糸賀さん何かそこで。
はい。あのー。今日は武雄の図書館が取り上げられてますけれどもね。実は、あの武雄っていうこの市の名前を、ひっくり返すとですね、北海道の人口5,200人の小さな町になります。これ、雄武町っていうんです。雄武町って町が実際にありまして、人口5,200人。ちょうど武雄の1/10のサイズ。
で、ここが今、実は図書館を作ろうとしてまして、私そこの雄武町の図書館アドバイザーやってるんですよ。で、そこでの図書館の作り方は今仰るように、全然武雄と違うんです(※50)。
あのー、町長はほとんど前面に出てこない。それでもって教育委員会の中で、住民の方も入って、ああいうところの住民つってもね、本当に町内会の会長さんだけじゃなくて、郵便局長さん、信用金庫の理事長さん、えー、消防署の、あ、郵便局の局長さんとかね。そういう方達ね、いわゆる町の有志なんですよ。こういう方達が出てきて、ワークショップをやって、どんな図書館がいいかを皆で意見出し合って、時間をかけて作り上げていっています。だから、そういうやり方もあるんです。それは本当に多様だと思います。
それとね、図書館は今までは、こういう面ですごく狭い範囲にあったっていうふうに、高橋さんも仰るんだけど、実は日本の図書館は、もう90年代から2000年にかけて、指定管理者制度が導入された時から、もうこれは完全に多様化です。もう、色々な図書館のあり方はあるし、どこに力点を置くかもそれぞれの地域、町によって違うんです。ですから、武雄の場合に、今回の武雄市図書館がいわば最適解なんですね。地域にとっての最適解。で、それぞれの最適解を求めるために、それぞれ大和市さんは大和市さんで色々とおやりになってます。
今、紹介した雄武町は雄武町で、雄武町の手法で町民も入って、街づくりの一環としての図書館づくりをやってきています。そういう意味では日本全体が、この武雄によって問題提起されて、それぞれが答案を書かなくちゃいけない。自分達の街はどうあるべきか。その中で図書館をどう位置づけるのか。人が集まる集客性のある公共施設はどのように配置していくのか。そういう答案。問題を投げかけられて、それぞれの自治体が今、その答案づくりに取り組んでると、いうことになると思います。
※50.これからの雄武町図書館のあり方について(提言)
http://www1.town.oumu.hokkaido.jp/tosyo8/teigensyo.pdf
あのー、そうすると、糸賀先生は指定管理者制度については、まあ、あのー、この方向でOKだと、いうことですかね?
あの、いや、というのは、あの、日本図書館協会が、あー、指定管理者、えー、制度自体は、図書館には基本的に馴染まないという見解を、え、出してるわけですよね(※51)。で、あのー、で、図書館界って別に、あのー、えー、一枚岩じゃないと思うんですが、糸賀先生としてはそこはどうなんですか?
※51.武雄市の新・図書館構想について
http://www.jla.or.jp/demand/tabid/78/Default.aspx?itemid=1487
あ。ま、あのー、むしろ指定管理者制度はいい刺激を公務員に与えたと私は思っています。このままでいったら、うちの街だって指定管理で持っていかれる。だったら、自分達も町民や市民のニーズに合う。合った図書館サービスを考えていかなければいけない。俗に言う、お尻に火がついた。それまで、ぬるま湯につかってた公務員図書館を目覚めさせたという効果はあります。
あとは問題はさっき、私最初に言ったように、民のノウハウを如何に官の中に組み込んでいけるか。お互いの持ち味、メリットを活かしたいい図書館にしていくにはどうしたらいいかっていうのは、考え方によって違うんだと思います。
はい、ありがとうございます(※52)。あのー、なかなか、あのー、まあ、我が国を代表する図書館学者の情報学者の糸賀先生から、えー、そういうご発言いただくのもなかなか面白いなと思ってるんですけども。
えー、さっき、あの、糸賀先生が色々武雄の、おー、まあ、ちょっとここは良くないんじゃないかっていう点をあげておられた時に、拍手なんかがちょっと出てましたけど、多分その拍手したあたりは(※53)、誤解されてるんだと思うんですね(※54)。指定管理者制度に、何かこう反対をしている。あのー、良くないんじゃない、ほらーっていう、ところを見ておられるんじゃないかなという気が、しないでもないです(※55)。
で、えー、ですね。えーっと、この、えーっと、会場で、えー、大分色々意見もお聞きしたんですけれども、日本ペンクラブの、えー、山田健太さん。来られてますか?あ。すいません。ちょっとですね。ペンクラブは、あのー、ペンクラブはっていうまあ、あのー、組織としてではなく、えー、まあ、山田健太さんの、えー、個人の考えで充分結構ですので、そのー、まあ、指定管理者制度の後、そのー、著作権者の立場からはですね、あのー、図書館、公立図書館の今までのあり方が変わることに対して、危惧もあると思うんですね。で、えー、まあ、書協(※56)なんかも言っているような、こう部分と重なるかもしれませんけども、ちょっとお考えを、ちょっと、おー、いただければなと思います。
※52.このフォーラムの中で、湯浅氏が初めて糸賀教授に「ありがとう」の言葉を発した記念すべき瞬間です。
※53.前後の発言から考察すると、ここで発言されている「拍手したあたり」というのは、話の流れを示しているのではなく、拍手をした人達をさしていると思われます。来場者に対してひどい言い方もあるものだ。
※54.会場から拍手が出た時の話題は、図書館の利用目的の話であり、糸賀教授が目的外利用についての指摘をされた時に起こっている。公共図書館における目的外利用の件に関しては、別にそれが指定管理者であるか否かは無関係。
※55.そもそも、糸賀氏の話を聞いていればわかるが、発言として指定管理者制度に対して全面的に賛成しているわけではない。
※56.日本書籍出版協会。こちらは書協から武雄市に送られた質問書。
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnx0YWtlb3Byb2JsZW18Z3g6MTk0OWUwZDRhZDcxNmNhMg
いや、あのー。ペンとしてはというか、あの、現状では期待。先ずは、あのー、新しい図書館ですね。どういう形で、まあ、あのー、広がっていくのかと、いうことを期待しているっていうのが、えー、まあ、率直な気持ちであります。
で、もちろん、あのー、糸賀先生もですね、えー、指摘されたような、えー、公平性。あるいはその公共性の問題で、えー、若干まだ議論しなきゃいけないな、ということはありますけども、正にそれはこの半年間を見て、更にこの1年間の状況を見てですね、あのー、議論すすめていきたいというふうに思ってます。
で、それはそれとして、まあせっかくなんで、あのー、実は市長には聞きたいこといっぱいあるんですけども、あの、あえて今日は、圧倒的に発言数が少ない高橋さんに、えー、少し発言してもらいたいなと思ってお聞きしますけれども。
えー、この半年間、まああの、武雄っていうより、枠をちょっと外してですね、随分色んな経験をされたと思うんですけども。えー、CCCとして、あるいは高橋さん個人として、じゃあいったい、どういうような、えー、新しい、日本における図書館っていうのがですね、アイディアがあるのかっていう。もう武雄じゃなくて、もうその、あるいは公営っていう、その枠を外した場合、高橋さんならでは、あるいはCCCならではですね。どういう図書館ってものがあり得るのかっていうのとですね、多分、この半年か、あるいは準備期間を含めて1年間ですね、想いがあると思うんですね。で、ただ、今は何となくその武雄っていうところでですね、まあ、悪く言えば少し枠がある。その枠を外した時にどんなものがあるのかをお聞かせいただければと思います。
※57.山田健太:専修大学研究者情報データベース
http://reach.acc.senshu-u.ac.jp/Nornir/search.do?type=v01&uid=1207320
はい、高橋さん、よろしくお願いします。
あのー。そういう意味で言うとですねえ。僕の中に、あのー、こんなふうな図書館がいいっていうのは、実は一切無いんですよね。
ええ、えっとー、詳しくは言えないんですけど、色んな市町村の方から、ご相談を受けるんですけれど、その度ごと、その都度ごとに、その地域にとって何がいいかを、もう一球入魂で考えているので、ある一つの型・像(かたじぞう、と発言しているように聞こえる)というのは実は無いです。ですんで、そういう意味でいくと、えー、ある街で図書館やる時は、その街の人の話を聞いたり、そこの街がどうすすんでいくかみたいなことをお聞きしながら、そこに合ったものを僕らは、えー、具現化していくっていうのが、やるべき姿かなあというふうに思っているので、えっとー、申し訳ないです。あのー。ご質問に対しては無いっていうのがですね、お答えになります(※58)。
※58.再掲ですが『実際には本のレンタル屋だ。要するに「図書館なんてものはない」』というのが、カルチャーコンビニエンスクラブ代表の増田宗昭氏の言葉ですので、「無い」という答えは正解なのかもしれません。
http://globis.jp/2543
なんかこう、パッケージソフトみたいなのがあるわけじゃなくて、もう正にその、えー、お客さんとの関係で作って、一から作っていくものであるという意味ですか?(※59)
※59.樋渡市長がさんざん言っている「ロールモデル」という言葉を、どういう意味合いで使っているのかすり合わせは出来ているのだろうか。
そうです。そういう意味で言うと、あのー、僕らは、そのー、武雄でやったことが、こう、なんていうんですかねー。えー、金太郎飴みたいに色んなとこに出せるなんて全然思ってないし、まあ今たまたま多賀城(たかじょう、と発音していたが、正確には、たがじょう)でお話いただいてですね、企画っていうところやらしていただいてるんですけども、あのー、やっぱ武雄なんか全然、あ、すいません、あんま関係無いんですよ。僕らの中で。やっぱり多賀城(※60)がどうかっていうことを、軸に置いて考えているので、まあ、あのー、無いと、いうことです。あるのは、やっぱその地域にとっての図書館ってのが、そこの地域にとってどうあるべきかっていうことだけですね。
で、ちょっといいですか?せっかくなんで。僕ね、やっぱりね、あのー、えーと、糸賀さんの話聞いてると、あのー、僕の立場の話をしますね。えっとー、あのー、先生、あのー、多様性ある図書館を認めつつも、やっぱり、えっと、武雄市図書館の、その、新着本の場所がわかりにくいとかですね、椅子の数がっていうふうになると(※61)、あの、僕らみたいな事業者がですね、そういう新しい価値を作ろうとした時に、やっぱり、責任ある方にこの場で言われてしまうとですね、二の足を踏むし、えーっと、消極的になるっていうのが、あのー、あのー、やっぱり正直言うと、僕ーはもう、かなりストレス耐性高いんで、こういう場出てきてますけれど、あのー、普通にですね、えっとー、やっぱり、こう、ね、有名な大学教授からですよ、新着本の場所がわかりにくいって言われたら、次やる人はビビりますよ(※62)。で、それと多様性を認めるっていうのは、ちょっと、なんか違うでしょ(※63)。
僕としてはですね、この場で、やっぱもうちょっとおっきい話したほうがいいんじゃないのかなってのが(※64)、あのー、今後の図書館っていうものに対して、まあ、なんか意味があるんじゃないかなと思いますね。
※60.多賀城市の件について再掲。
https://sites.google.com/site/takeoproblem/15-ta-zi-zhi-ti/24-duo-he-cheng-shi
※61.※22で、モデレータ湯浅氏の発言に対しても注釈したが、今回のテーマは「“武雄市図書館”を検証する」である。なので、糸賀教授の様々な指摘は「検証」として当然の発言である。
http://2013.libraryfair.jp/node/1653
※62.検証されたくないということであれば、こんなフォーラムに出てこなければ良いだけだろう。もう一度書くがフォーラムのテーマは「“武雄市図書館”を検証する」であって、事業者(CCC)をヨイショをして気持よく事業をすすめていってもらうというテーマではない。
※63.糸賀教授は指定管理者制度によって「既に多様化してきている」という事象については語っているが、多様性ある図書館を手離しで認めるという発言はしていない。
※64.再度言うが、このフォーラムのテーマは「おっきい話をする」ではなく、「“武雄市図書館”を検証する」である。
あのー、糸賀先生の意図として、そのまあ、全国のですね、色々な図書館見て、先程、あのー、棚、といいますか、まあ、書架のですね、えー、構成なんかも色々見せ、えー、見て、えー、こられたわけですけれども、あの、こういうとこもあるよ、ああいうところもあるよっていうだけじゃなくて、じゃあ図書館の、その、まあ、いわゆる地方政府っていいますか、そういう時代において、図書館のやっぱりあるべき論ですよね。
その、どういう、あー、ものかっていうのを、もう一度ちょっと、あの、そこのところに話を持っていきたいと思うんですけど、糸賀先生もかなり、あのー、新しい、その公共性というかですね、そういうことを考えておられると思うんですね。
で、ちょっとそこを、あの、一本、こうなんか筋を、言っていただければなあと思うんですけど如何でしょうか?
あのー、筋の通った意見が言い難い時代ですよ。つまりね、やっぱり5年。もう5年前に考えてたことが、今や本当に通用しないし、あの頃は私はこれで正しいと思ってたことが、今やそれが必ずしも正しくなくなっちゃったんですよね。うん。だから、一本筋の通ったことってすごく言いにくいです。まして、あの武雄の図書館を前にした時に、これ従来の図書館理論通用しませんから。ね、これ新しい議論でいくんですよ。
それでね、あのー、私が本当にストレートにものの言い方をしたかもしれません。で、まして今日はこうね言ってみれば、武雄組は2人で、私1人ですからね。2対1では少々不利なんで(※65)、少々過激なことを言ったのかもしれませんけどね。だから、あのー、私はこれからの図書館は武雄の問題提起をキッカケに、それそれが模索をしていくだろうと。
ただしね、これ行政サービスの一環なんですよ。なんていっても、原資は税金です。で、しかも、行政サービスとしてやられてるんです。それだけに私は、民の魅力を活かしながら、如何にして、官が本来やるべき公平性・公共性、そして、その市民と一体となった公共性。そういうものを実現していかないと。
それでね、またちょっと細かい話になるかもしれませんよ。私ちょっとTポイントのことでさっき、地域通貨のように考えればいいんじゃないですか?というふうに言いました。だから、特定、あのこれ今お店増やしてるんですよね。武雄でもね。なんか聞きましたよ。なんか居酒屋さんでもTポイントが使えるとか、フラワーショップ、花屋さんでも使えるとか、あの、ペットショップでも使えるとかっていうふうに、どんどんどんどん増えていってる。だったらいっそのこと私は、その地域通貨にしちゃったほうがいいんじゃないか。その時でもTポイントで大丈夫なんですよ。TポイントのTは武雄のTに変わるんですよね(※66)。それでいけると思うんですよ。しかも、その後では、次でもいけるんですよ。次が宮城県多賀城ですからね。全部Tポイントでいけるんじゃないかというふうに思います。
でね、まあ冗談はともかく、そういうこれ、行政がやるサービスなんで、従来はですよ、これは、従来の公共経済学の理論でいうと、官は市場が失敗する領域。市場の失敗領域でやるべきだと。そうしないと、民業を圧迫するというふうに言われていたんです。ところがね、武雄の場合には市場が成立しているものを、官の行政サービスの中に上手く取り入れたわけですよ。
(鐘の音)なんか宝くじでも当たったのかどうか知りませんが、今ベルが鳴りましたけれどもね。つまりね、やっぱり従来の考え方ではなく、そこに市場が充分成り立ってるレンタルの領域や、販売の領域、カフェの領域も取り込んでいった。ここがやっぱり面白いところで、これからの図書館のあり方にとっても、ポイントになるだろうと思います。
それだけに私が心配するのは、この前に武雄を見てても、あの映像と音楽のあのレンタル部門ですね。あそこはあれで本当採算とれるのかどうか。あそこはなんかやっぱり、見なおしたほうがいいんじゃないかというふうには感じました(※67)。一方で実は武雄にはですね、ツタヤ武雄店があるんですよ。そこにも行ってみました。大きな売り場面積で。そこは、レンタルDVDもレンタル、えーと、CDもレンタルコミックもありましたよね。そこには結構お客さん入ってるんです。そうなった時に、やっぱり私はあのスペースは、もう少し上手く、例えば、子供の本を読むスペースをもう少し広げてあげるとかね、いうふうにやっていって、何とか続けていってもらいたいと思います。あの映像のレンタルの部分が、あれで本当に私は採算性が充分とれるのかどうかが気がかりでした。大きなお世話かもしれませんが。
※65.実際には武雄組は湯浅氏を含めて3人。それに対して異を唱える方は少ないのではないかと思います。
https://twitter.com/SeijiMatsuda1/status/395706397523857408
※66.『ちなみに“T”はTSUTAYAの“T”ではなくて、武雄の“T”ですから』と、樋渡啓祐自身も言ってますので問題ないですね。
http://www.nippon.com/ja/people/e00047/
※67.その場所は元々は、地元の蘭学にまつわる郷土資料などが展示されていた、蘭学館という場所でした。
http://togetter.com/li/421957
ありがとうございます。あのー、糸賀先生あのー、えー、なんかまたちょっと、ちらっと矮小化されてる印象(?聞き取れず)もあるけども(※68)、あのー、例えばですね、あのー、正に、えー、例えば、地域資料と図書館の関係でいってもですね、先程ちょっとあのー、まあ、あの、どこにあるかとかそういった話はされましたけども、えー、本来その、えー、地域の資料というのは、えー、郷土史や、まあ、歴史的なそういったものだけじゃなくて、正に今の行政とかですね、そういったものから、あー、まあ、が発信してるものも、図書館という一つのポータルサイトを通してですね、えー、住民が、そういう情報を、非常にまあ、得やすい環境に、あ、え、すると。
で、えー、中にはその当然、えー、ホームページにありますとかですね、様々な、あの、助成センターだったり、商工会議所だったり、色々な、あー、その機関が持っている情報をその図書館というところから、えー、探していけるようなものを作る。で、そういった、もう地方政治の時代における、その、えー、図書館という地域のポータルサイト。そういうものがあると思うんですね。
で、その観点からちょっと、糸賀さんに、そのところをですね、あのー、まあ、今、武雄の話はどちらかというと、空間演出上の話がちょっとメインになっているけども(※69)、決して武雄ってのは何かそれだけで済まそうとしてるわけじゃないと思うんですね。つまり、あのー、えー、「図書館が街を創る」って本(※70)まで出てましたけど、あの中に樋渡さんが、えー、武雄市図書館発の書籍を、作ってもいいんじゃないかとか、こういう、えー、つまり、これまでも図書館の中でですね、地域資料を、あのー、編成することによって、新たな情報を発信するという機能もあったと思うんですね。で、それを、おー、まあ、あのー、糸賀さんの議論ではどういうふうになるのか、ちょっと。
※68.「原資が税金」や「官は市場が失敗する領域をやるべき」というような重要な発言もあり、流れとして総括的な発言だと感じるし、最後の部分にも関係してくることだと思うが、これを矮小化などと評するモデレータの驚くべき矮小さが見える。
※69.糸賀教授が空間演出に関する話をしたのは、主張したい本論に入る前の事前説明のようなものであり、その本論に対して反論出来ない樋渡市長や高橋氏が、回答出来る空間演出の部分の話のみを取り上げて反論したために、そういう印象になっているだけである。モデレータが機能していない。
※70.CCCの子会社である、ネコ・パブリッシングから出版された本。
http://www.neko.co.jp/?page_id=35
http://www.amazon.co.jp/dp/4777053407
それは確かに大事な図書館の役割だと思いますよ。地域資料ってのは当然あの、本屋さんではなかなか売られていないわけだし、正にさっき私が言った市場が失敗する領域なんですよ。
ま、だけれどもね、私武雄の場合には、あと優先順位の問題で、そこにあまり優先順位を置かなかったっていうだけなんだと思います。もっと他に優先するべきことがあった。もっと大事にしたいことがあったからなんではないんでしょうかね。やっぱり、人が集まる。そして、あのー、まあ、スタバの位置だとか(※71)、あのマガジンストリート?ああいうものの作りなんていうのを考えると、そういうことを、今の段階はですよ、今の段階では優先されたんだというふうに思います。
で、一方今、あのー、えーとー、湯浅先生が言われるようなことは、また別の図書館は、うちは地域資料大事にする。例えば、あの同じ指定管理のあの武蔵野プレイス(※72)さんありますよね。去年もちょっと紹介されましたが。武蔵野プレイスなんかは、そういうものをかなり重要視して、そこに力点を置いた図書館づくりをしているわけですよね。それは正に多様性なんだろうと思います。
※71.それについては相当に優先順位が高かったのではないかと思われる。
http://matome.naver.jp/odai/2136883964206746401
※72.指定管理者制度を利用しているが、武雄のように問題になっていませんね。
http://www.musashino.or.jp/place.html
はい、ありがとうございました。樋渡さん、ここで何か、あのー、今の部分に関してありますか?地域資料今後どういうふうに。
あのー、糸賀先生の、ことに対して言うことは1個もありません(※73)。
あー、あの、要するに我々は再三言っていますように、来館者の皆さん達の、ハート、意見を大事にしたい(※74)。で、もちろん、その図書館法に定められている、例えば資料の収集とか保存っていうのは、それはきちんとやっていきます。で、やっぱ、あのー、これは糸賀先生言うとおりで、優先順位っていうのは、やっぱあるんですよね。で、それは私達の優先順位っていうのは、繰り返しになりますけど、来館者様の意見を最大限尊重すると、えー、いうので優先順位を付けていきたいと、いうふうに思っています。
※73.フォーラムの後に、ブログで糸賀教授に対して「嘘ばかり」などということを書いているが、そう思うのであればフォーラムで言うことが無いわけがないだろうと思う。つまりは、反論出来ないため後からブログを利用して、印象操作と評判形成をしようとしているわけである。ここまで注釈を含めてお読みいただければ、糸賀教授が嘘を言っていないことがご理解いただけるかと思います。
http://hiwa1118.exblog.jp/19910982/
※74.再三提示しますが、樋渡啓祐は『万人に受けようと思ったら、ものすごいつまんない図書館しか出来ないんですよ。この図書館が嫌だったら他所の図書館に行きゃあいいんですよ。ほんとに』とTVで言っていますので、来館しない市民は無視して、来館者だけを向いているということなわけです。
http://www.nantoka.com/~kei/diary/?20130611S1#20130504_TNC_NewsCUBE
えー、高橋さんも、その、まあ、今後、武雄だけじゃなく、多賀城というふうになっていく時に、何かそのあたりで、あのー、まあ、一から作るので、えー、今メニューがあるわけじゃないとは仰ってましたが、何かその地域資料っていうようなことで何か思ってることとかありますか?
あのー、やはり、そこでしか手に入らないものなので、あの、当然そこにある図書館が集めていくべきものだというふうに思いますね。
ただ、一方でですね。あのー、どこででも手に入るものもアーカイブしようぜっていう、あのー、お叱りを受ける時もあるんで、あのー、やっぱり、あのー、5万人の街と、僕がちょっと違和感感じたのは、150万人の都市にある同じ図書館。予算も違うのに、同じようなアーカイブ力を求められるんですよ。で、えっと、そうじゃなくて、えー、やっぱり地域資料は絶対地域が集めないといけないじゃないですか。それ以外の資料に関しては、僕は、あのー、この先の時代色んなこと考えても、えー、やっぱおっきい図書館がフォロー出来ることに関していうと、ちっちゃい図書館は、あの、そのサイズで見るっていうことも、重要なんじゃないかなあ、みたいなふうに。まあ、ちょっとある人に言われたわけですよ。
あの、大体月曜日って図書館関係の方視察に来られるんですけれど、何もかもアーカイブしてないのか?みたいな話になるんですけれど、それはやっぱりねえ、5万人クラスで、えーと、限られた指定管理予算の中でやるのだと、やっぱり、あの、市長の仰る通り優先順位ってのが出てくるかなと思います。
はい、ありがとうございます。あのー、今ちょっと名簿ちらちら見てたらですね(※75)。あのー、マスダ◯◯◯◯さん、来られてますか?えーっと。います?あ。これ。ですよね?あ、違いました。(ぶつぶつ言っていて聞き取れず)あ、大変失礼しました。「T」って書いてあるので何だろうと思って(※76)。マスダさんて、すいません。あ、あ、あのー、ご所属は?(※77)ご所属。あ、『某企業名』なんですね。すいません。あのー、ちょっと勘違いしました。大変申し訳ございません。
えー、まー、あのー、おー、それぞれの方々に色々勝手にですね、えー、あてて展開してまいりましたが、えー、ここで、えー、そろそろ時間となってまいりました(※78)。えー、パネリストの方々に、えー、最後に一言ずつですね、えー、まとめの言葉をお願いしまして、で、えー、まあ、この会を締めていきたいと思います。それでは糸賀先生よろしくお願いいたします。
※75.モデレータが登壇者の話を聞いていないでどうする。だから、トンチンカンな状態になっているんじゃないか。
※76.マスダという苗字。そして、所属にTと書いてあったので、CCCの増田社長だと勘違いした上でのトンデモ劇だと思われる。そもそも、来場者名簿をこのような使われ方をすることについて、参加者には確認されていなかったはずである。※40に提示したサイトを再掲しておく。
http://ameblo.jp/senryo-sojo/entry-11663601959.html
http://togetter.com/li/584770
※77.なんなんだいったいこれは(`Д´)
※78.モデレータが参加者名簿を利用して指名するという暴挙が無ければ、充分に質問タイムを取れる時間はつくれただろうと思う。参加者から質問を受けないために、意図的にやったことなのではないかと訝しく思う。
あのー、私は先程、まあちょっと長めのプレゼンさせていただきましたが最後に一点、やっぱり継続性・公平性、そして公立性。それを、きちんと担保出来る、指定管理者であれば全然問題は無いというふうに思います。あのー、これからいくつかのところがCCCにお願いをする。まあ、多賀城はじめですね。
だけど、多分私が聞くところではCCCさんも、あの、声をかければ何でもやるというわけでは、どうも無い。というふうに聞いております。やっぱり、ある程度集客力があるような立地。建物の構造。申し訳ないですけど、多賀城の今の図書館では、私無理なんだと思います。これは駅前に、あの、多賀城の図書館も行ったことありますけどね。あの、駅前に新しく作るということで、えー、CCCとしてもある程度採算がとれるんじゃないかというふうにお考えになるんだろうと思います。どこでも何でもかんでも、それから、あのフロアが例えば1階にないとダメだとか、上のほうに図書館があるところでは、同じ指定管理でも難しいというふうなことも聞いております。
そういう意味でやっぱり、さっきも言いましたように、これ基本的に行政サービスですから、公平性、そして継続性、そして、えー公立性。そういうものを充分考慮したうえでの、指定管理者による図書館運営というものを今後期待したいと思います。以上。
はい、高橋さん、よろしくお願いいたします。
それは僕らが公立性とか公平性が無いってことですか(※79)。
※79.怒りながら言っているのは手に取れるようにわかったが、ある意味で冷静だと感じたのは、「継続性」については自ら言わなかったことだろう。企業だからね(笑
(糸賀先生はジェスチャーで否定)
うん。まあ。はい。
えっとー、総括っていうのでいくと、あのー、特別無いんですけれど、あのー、先ずは、えーと、やっぱり僕ら、まだ6ヶ月で、正直言うと、あのー、何にも知らないところから始まって、やっときて。えーと、今日もご指摘いただいたとこって、かなり、あの勉強さしてもらったので、えー、すぐに戻ってなるべく出来る限り出来るところから改善していきたいなあというのが、今日全体で一番思ったことです。
あと、あのー、先生言ったことで、ちょっと僕、誤解だけ修正したいのは、えっと、CCCはどことでも組むのかっていうとこでいくと、えーと、集客力では選んでないです(※80)。あのー、それは誤解を招くんで、集客力じゃないです。
僕らは、あくまで、その市民価値をどう上げるんだっていうことについて、えーっと、目線が合う方々とは組みたいと思っているんですけれども(※81)、ま、単純に武雄モデル持ってきたら街が賑わうんでしょ、とか、えーっと、あるべき図書館像を、えーっと、あるべき図書館像でやってくださいっていうか、先ず市民価値はどうするんだっていうことが議論出来る方々とは、やっててやっぱり、あのー、いいもん出来るなと思ってるんで、そういう切り口で、あの、やってるんで、それは違いますというお話です。
で、えっとー、まあ、この先の展望としては、あの武雄市、武雄のことだけ言うと、あのー、もっと進化していくと思います。ですんで、一度来られたっていう方もですね、あの是非3ヶ月後、6ヶ月後来ていただくと、細かい点で僕ら、あのー、常に修正をして、えっと、より良いものになっていくっていうことを、あのー、必ずやろうぜってスタッフ全員で言っているんで、あの最近うちの司書のメンバーもですね、睫毛エクステを、あの始めたりとかしてですね、あの、ちょっとあの、皆キレイになろうとしてたりとかってのもあるんですけど。
まあ、そんなことは置いておいて、あのハード面・ソフト面も含めて、えっと、必ず常に進化しようと思ってますんで、是非ですね、えっとー、四半期ごととか、1年に2度ほどですね、温泉入って、武雄の図書館来ていただけるといいなというふうに思ってます。
※80.実際には指定管理費用が充分に支払われれば、それだけで良いだろうから、この高橋氏の発言はそうなのかもしれない。
※81.営利企業がそれだけの理由で組めるわけがない。
はい、ありがとうございます。樋渡市長お願いします。
えー、まあ。今日、糸賀先生って多分これを盛り上げようと思って、善意から仰ったと思うんで、それは非常に感謝、あー、しています(※83)。
で、はい。で、あのー、我々は修正していきます。どんどん。あー、いただいた意見でこれはっていうことについては、もう、どんどん修正していって、現在の最適解を求める。で、これは糸賀先生が言ったように、じゃあこれが正しいかと、いうことについては、また時代遅れになるんですよね。今はやいんで。それは、さっきも言ったように、えー現在、あー、ちょっと先の未来の最適解に、どんどんどんどんアップデートしていくっていうことを考えていきたいと思うんです。それと、どうしてもアップデート出来ないことあるんですよ。思った以上に混んだね(※84)。いっぱい来ちゃったね。うん。なんで、これはさすがに、あのー、やっぱり、こう、子供さんとか走ったりとか、あるいは、あー、読み聞かせのスペース。確かに5倍は増えたんだけれども(※85)、もう少し、あー、例えば、なんちゅうんですかね。閉じたところとかが欲しいとか、あるいは学習室がもう少しあったほうがいいよねっていうことで、えー、今も議会と相談を始めてますけれども、おー、キッズライブラリーを、あー、図書館の近くに是非作りたいっていうふうに思っているんです。
で、これも、また、また図書館の会(※86)にね、一石を投じることになるとは思うんですけれども、要は、あのー、あとはやっぱ子供の、これ、皆さんからいただいてますけれども、子供がもう少しね、あー、のびのび出来る図書館が、あのー、あったらいいよね。で、あと妊婦さんがやっぱ多いんですよね。えー、うちの図書館。多いんで、そういう人達の意見を聞くと、おー、もう少し、あー、空いてたほうがいいよねって、いうことも仰るんで、そういう弱い立場の、身体的にもね(※87)。えー、弱い立場の方々に、もう一回耳を澄ませて(※88)、あー、ここでアップデート出来ないものについては別館という形で、えー、また再度、市民価値を上げるためにオファーをしていきたいなあというふうに思っています。
ですので、えー、どんどんね、あー、またご意見をいただければありがたいと思いますし、私はこういう性格なんで、いいものはすぐ取り入れます。で、あー、足を引っ張るだけの人達も結構いらっしゃるんで、そういう人達にはちゃんと反論します。以上です。
※83.感謝の言葉としてブログで糸賀教授を嘘つき呼ばわりしているわけですかね。
http://hiwa1118.exblog.jp/19910982/
※84.冒頭の※1でも指摘したが、当初年間来館者数100万人の目標を掲げて、それを50万人に下方修正した経緯があるわけだが、半年間で50万人ということは、当初目標の数値に近い。つまり、ここで「思った以上に混んだ」という発言が出ること自体がおかしい。
※85.こういう発言の仕方をすると、あたかも読み聞かせスペースの広さそのものが、5倍になったように勘違いする人もいるかもしれないが、樋渡啓祐自らが本フォーラム冒頭で発言したように、広さは1.4倍である。こういう数字データで誤認させるような発言が彼の場合、非常に多い。
https://sites.google.com/site/takeoproblem/library/98-tong-jidetano-kao-cha
※86.この「図書館の会」が、何を指しているのかは不明。武雄市の市民団体の『武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会』のことだろうか。
http://takeolib.sblo.jp/
※87.本当だろうか。参考:#takeolibrary 武雄市図書館の弱者への配慮についての考察
http://togetter.com/li/507200
※88.本当だろうか。参考:杉田正幸氏と樋渡啓祐氏の会話 #たけお問題 #takeolibrary
http://togetter.com/li/559529
はい、どうもありがとうございました。
あのー、えー、木暮祐一さんのモバイルウォッチってとこ読んでたらですね、えー、『あたかも公設の図書館が商業施設化することに異を唱える声もあったのだが、どうもこれらの議論はみな武雄市以外のところで論じられているようだ』(※89)とかありまして、えー、武雄市の図書館はやっぱり、武雄市の、えー、住民のものだろうと(※90)、まあ、そして、えー、市外・県外からも来られるっていうことですけれども、えー、そういうところがやっぱり図書館の基本型じゃないかなというふうに私は思います。
で、今日の議論でですね、あのー、結構やり取りもありましたが、えー、こういう、あのー、図書館がですね、えー、その地域のやっぱり顔になっていくっていいますか、まあ、図書館を中心としたような街づくりっていうことでやっぱり可能性があるんだと、いうことを再度確認出来たんじゃないかと。これが共有出来たことだと思います。
で、あのー、まあ出版業界や、あるいは、その図書館の会といいますか、その中で、えー、様々な意見があるかと思いますけども、やっぱりこういうふうにですね、えー、率直に、えー、まあ、あの戦わせることによって議論が、えー、深まっていくんじゃないかなというふうに私は思います。
えー、最後にですね。あのー、図書館総合展の運営委員長の佐藤潔さん。ちょっとあのー、あそこにみえてるので、あのー、閉会の挨拶をお願いしたいなと思います。えー、これだけのですね、フォーラムをやっぱり作ってくださった、あのー、まあ、縁の下の力持ちでございますので。
で、今日はあのー、本当に、日経新聞の、まあ、松岡さん。あるいは、日本ペンクラブの山田さん。あのー、この多賀城市議団の方々。そして、えー、大木、えー、大和市長ですね。えー、もうあの勝手にですね、えー、今あてまして、ご発言いただきまして、本当にありがとうございました。えー、それでは佐藤潔さん、ちょっと閉会のご挨拶をお願いします。
※89.第34回 公設図書館の新たな理想形になるか? 武雄市図書館
http://www.rbbtoday.com/article/2013/07/13/109971.html
※90.しつこく最後の提示ですが、樋渡啓祐は『万人に受けようと思ったら、ものすごいつまんない図書館しか出来ないんですよ。この図書館が嫌だったら他所の図書館に行きゃあいいんですよ。ほんとに』とTVで言っています。
http://www.nantoka.com/~kei/diary/?20130611S1#20130504_TNC_NewsCUBE
では簡単に。えー、あの昨年に引き続いての、今回フォーラムでございました。えー、昨年も大変盛り上がりましたけども、まあ半年経過してですね、正に検証して、そしてこれからどうしていくのかっていうあたりを、もっともっとこれから注目したいと思っております。
えー、本当に皆さん朝早くから、そしてあのー、もう10月の頭にはこれ締め切らさせていただいて、えー、当日なんとか入りたいっていう方も大変大勢いらっしゃったんですけどね。えー、大変ご迷惑をかけたことをお詫びしまして、もっと広い会場でやれば良かったなあと思っております。
えー、講師の糸賀先生、そして高橋さん、それから市長。樋渡市長ありがとうございました。それから2年引き続いてやっていただきました、立命館大学の湯浅先生。皆さんもう一度盛大な拍手をお願いいたします。
どうもありがとうございました。これにて閉会いたします。
どうもありがとうございました。なんかねえ、こんなふうに頭下げてると謝罪会見みたいで。