北部豪雨で全壊の神社再建へ10月31日 12時28分
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去年の九州北部豪雨で全壊した八女市星野村の神社で、社殿の再建工事が始まるのを前に、31日地鎮祭が行われ、氏子たちが工事の安全を祈りました。
約350年前の江戸時代に建てられた、八女市星野村の長尾神社は、去年7月の九州北部豪雨で裏山が崩れ、神殿と拝殿が倒壊しました。31日は、社殿の再建工事が始まるのを前に、氏子ら約20人が参加して地鎮祭が行われ、杭打ちなどをして工事の安全を祈りました。社殿の再建のために、氏子たちは全国から寄付を募って500万円ほどが集まりましたが、元あった2つの社殿を建て直すには資金が足りなかったため、新しい社殿は神殿と拝殿を合わせた建物とし、床面積は、元の3分の2の約18平方メートルになるということです。
神社の総代を務める高木良之さんは「私たちの守り神なので、神社の復興が星野村のみんなの気持ちを盛り上げることにもつながると思います」と話していました。
新しい社殿は12月ごろ完成する予定です。