中国株(4日):上海総合指数、小幅高-非製造業統計を好感
11月4日(ブルームバーグ):中国株式市場で、上海総合指数は小幅高。中国国家統計局と中国物流購買連合会が3日発表した10月の非製造業購買担当者指数(PMI )が前月から上昇したことを受け、多くの銘柄が上げた。不動産株は安い。
通信機器メーカーのZTE(中興通訊、000063 CH)とレアアース(希土類)永久磁石材料の開発を手掛ける北京中科三環高技術(000970CH)が上昇。ベビーフードメーカーの浙江貝因美科工貿(002570 CH)は2週間ぶり大幅高。大株主の株式買い戻しが好感された。
中国の上場不動産開発会社で最大手の万科企業(000002 CH)は2%安。ソフトウエアメーカーの北京東方国信科技(300166 CH)は10%下げた。同社は私募形式の証券発行計画について、当局の認可を獲得した。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数は、前週末比0.07ポイント高の2149.64で終了。構成銘柄中、値上がりと値下がりの比率は約5対3。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は0.2%安の2380.45。
華西証券の毛勝アナリストは「週末の統計が良かった」と述べながらも、中国共産党が9-12日に開催する第18期中央委員会第3回総会(3中総会)前はそれほど相場が動かないとの見方を示した。
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更新日時: 2013/11/04 17:40 JSTニュース一覧
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