(cache) Chosun Online | 朝鮮日報

「日本は慰安婦問題に触れてはならない」

アーミテージ元米国務副長官が苦言

「日本は慰安婦問題に触れてはならない」

 リチャード・アーミテージ元米国務副長官が10月31日、東京都内で自民党幹部と会談し「(日本政府は)旧日本軍の慰安婦問題に触れないでほしい」と述べていたことが分かった。毎日新聞が1日に報じた。慰安婦の強制動員を認め謝罪した1993年の「河野談話」を見直そうという動きを懸念し、すべきではないと考えていることを意味するものだ。

 また、安倍晋三首相の靖国神社参拝について「これまで積み上げたものを全て壊すインパクトがある」と反対の意向を示した。アーミテージ元副長官は先月30日に日本経済新聞が主催した討論会に出席するため日本を訪れた。

 アーミテージ元副長官は、米国による東アジア政策の方向性を示した「アーミテージ報告書」の作成者で、現在も米国の外交政策に影響力を持っている。毎日新聞は「日中、日韓関係の悪化を憂慮する米政府内の雰囲気を間接的に伝えたもの」としている。

 この日の会談に同席した米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)の幹部は「米政界のロビー活動は韓国が上手だ。日本が(慰安婦問題で)強硬姿勢を続ければ米議会が背を向ける」と指摘したという。その上で「『河野談話の見直し論が高まれば、日米関係にも悪影響を与えかねない』と警告した」と同紙は報じた。

李漢洙(イ・ハンス)記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • 「日本は慰安婦問題に触れてはならない」

right

関連ニュース