毎日新聞 10月31日(木)21時38分配信
歴史学の6団体の代表が31日、特定秘密保護法案に反対する緊急声明を出した。特定秘密文書が将来公開されるか不明確で「歴史学研究が妨げられる恐れがある」と主張。10月28日には、憲法と刑事法学者も反対声明を発表している。
このうち同時代史学会代表の吉田裕(ゆたか)一橋大大学院教授は「防衛、外交文書の歴史的検証ができなくなる」と懸念。近年、学者が政治家や官僚のOBから回顧談を聞き取る「オーラル・ヒストリー」が盛んだが、「防衛官僚出身者らが応じてくれなくなるかもしれない」と話した。
声明を出したのは、同会のほか、歴史学研究会などの代表者。前国立歴史民俗博物館館長の宮地正人氏らも加わった。【青島顕】
最終更新:10月31日(木)23時33分
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