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中国 H7N9型鳥インフルを法定伝染病に11月4日 19時54分
中国政府は、ことし3月以降130人以上が感染した、H7N9型の鳥インフルエンザを、感染確認後24時間以内に報告することを義務づける法定伝染病に指定し、感染の拡大に警戒を強めています。
H7N9型の鳥インフルエンザウイルスの人への感染は、ことし3月に、初めて中国の上海で確認され、その後、隣接する浙江省や江蘇省でも確認が相次ぎ、首都・北京を含む中国各地に拡大しました。
ことし8月に、南部の広東省で女性1人の感染が確認されたあとは、およそ2か月間、新たな感染例の報告はありませんでしたが、浙江省で、先月15日に、男性1人の感染が確認され、先月23日にも別の男性1人の感染が確認されました。
これまでに感染が確認された人は、中国で137人、台湾で1人の合わせて138人で、このうち45人が死亡しています。
こうした状況を受けて、中国の衛生当局は4日、H7N9型の鳥インフルエンザを、今月から法定伝染病に指定したとウェブサイトで発表しました。
中国の法定伝染病は、感染力の強さなどによって甲類、乙類、丙類の3つに分類されており、H7N9型の鳥インフルエンザは上から2番目の乙類として、感染確認後24時間以内に報告することが義務づけられています。
衛生当局は、「冬から春にかけては、呼吸器系の伝染病が発生しやすく、中国では生きた鳥を市場で売る習慣を短期間になくすのは難しい」として、感染の拡大に警戒を強めています。
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