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東京の水道水は 都民が測定へ10月29日 7時58分
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東京都は家庭の水道水の水質や味などを都民に測定してもらって、結果を公表する全国でも珍しい取り組みを始めることになりました。
東京都は、通常の浄水処理では残るカビやカルキの臭いなども取り除いた「高度浄水処理水」を各家庭に送っていて、毎年、水質の満足度について利用者にアンケート調査を行っています。
都によりますと、水道水の水質について「満足だ」と答える人の割合は年々増え、最新の調査では5割近くになりましたが、まだ2割余りの利用者は「不満だ」と答え、水質を自分で確かめたいという意見も寄せられています。
このため東京都は、都民にモニターになってもらい、簡単に扱える用具を使って水道水の残留塩素や鉄分などの濃度を6段階で測定し、味や臭いの感想を聞く取り組みを始めることになりました。
東京都は、人数の制限を設けずに今月末まで水道局のホームページなどを通じてモニターを募集し、その後、モニターが行った測定結果を公表することにしています。
こうした取り組みは、全国でも珍しいということで、東京都水道局は「水道水に対する漠然とした不安を取り除くため、ぜひ自分で測定して確かめてほしい」と話しています。
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