池に繁殖した外来種の捕獲と、生息する生物について学ぶ環境学習会が3日、兵庫県芦屋市岩園町の仲ノ池で開かれた。親子連れら約80人が参加し、外来魚が生態系に及ぼす害などについて理解を深めた。
仲ノ池は1994年、水辺環境を知る「自然生態観察公園」として芦屋市が整備。最近は外来種のブラックバスやアカミミガメなどが繁殖し、ゲンゴロウブナなどの在来種が減少しているという。仲ノ池の漏水対策工事実施にあたり、池の水を抜くことから、市公園緑地課が駆除と学習会を企画した。
参加した子どもらは、網で捕らえられた外来種を観察。北中米に生息する世界最大級の淡水魚「アリゲーターガー」も捕獲され、約140センチの体長に驚きの声が上がった。魚類調査の専門家らが、ペットの放流などで増えた外来種が在来種を捕食することなどを説明し、注意を促した。
参加した岩園小4年の男児(10)は「無責任にペットや釣った外来種を放しちゃいけないと分かった」と話していた。
捕獲した在来種は一時保護し、工事終了後、放流するという。(黒田耕司)
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