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「内山2世」高見が敢闘賞/ボクシング

小宮山に鋭いパンチを見舞う高見(左)(撮影・下田雄一)
小宮山に鋭いパンチを見舞う高見(左)(撮影・下田雄一)

<ボクシング:東日本ライト級新人王決勝4回戦>◇3日◇東京・後楽園ホール

 内山2世が敢闘賞に輝いた。高見良祐(20=18鴻巣)は3回にダウンを奪い、連打で4回40秒TKO勝ちを収めた。WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(33)と同じ埼玉・花咲徳栄出身で、3年時にインターハイで優勝。大先輩と同じ世界の頂点を目指し、キャリアの違いを見せつけて東日本を制した。

 24人の中で、高見の実力は抜けていた。相手のパンチをかわし、多彩なパンチを打ち込む。2回に得意の左フックでぐらつかせる。3回には右アッパーから連打でダウンを奪う。最終4回に強烈な左フックから連打し、きっちりTKO勝ちで決めた。「KOできたのは合格だけど、内容は50点。左のリードを突けず、ムキになって打ち合ってしまったので」。笑みは見せたが、プロ初タイトルにも自己採点は低い。ジム初の新人王でもあるが、期待も目標も高い。「全日本も通過点。とらないと意味ない。強い世界王者の先輩が目標」と言い切った。

 格闘技が好きで、小3からスポーツ空手を始めた。寸止めのルールに「割に合わない」と、中2で自宅近くの18鴻巣ジムに通い始めた。内山と同じ花咲徳栄高に進み、3年時にインターハイ優勝。アマ通算では34勝(18KO)9敗の実績を持つ。内山が練習に来た際に、1度だけマスボクシングをしたことがある。その頃からプロ目指し、先輩を目標にしている。柔道整復師の専門学校に通う。「KOはボクシングの魅力。解剖学はいい勉強になる」とも話す。全日本もKOで制すつもりだ。【河合香】

 [2013年11月4日9時23分 紙面から]

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